お葬式の服装|女性が気をつけるべき6つのマナーと注意ポイント

葬儀の服装やマナー
お葬式の服装で女性が気を付けること

知っておきたい女性のお葬式の服装マナー

お葬式に参列するときの服装は喪服ですが、服装以外にもさまざまなマナーがあるのはご存知でしょうか。今回は、女性の服装の基本的なマナーに加え、バッグやアクセサリーなどの小物類、季節ごとに気をつけるべきポイントなどをご紹介します。いざというときに慌てないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

喪服の違いとマナーについて

喪服の違いとマナー

「喪服」とひと言でいっても、「正喪服 」「準喪服 」「略喪服 」の3種類あります。故人との関係やご遺族からの要望によって、着る喪服の種類が変わることがあります。それぞれについて詳しくご紹介しましょう。

正喪服

正喪服とは、喪主やご遺族・親族などが葬儀や告別式で着用する喪服を指します。フォーマルドレスとも呼ばれることがあります。

  • 黒無地のワンピース
  • ジャケットとワンピースのセット(アンサンブル)

近年は見られることが少なくなりましたが、和装の場合は「染め抜き五つ紋」と呼ばれる黒無地を着ます。家紋は婚家の家紋にする場合が多く、帯は袋帯などが一般的です。

準喪服

準喪服も正喪服とほぼ同じ黒のフォーマルドレスです。喪主以外の親族、友人などが着用するケースが多いようです。準喪服の場合は、フリルやリボンなど控えめな装飾があっても問題ありませんが、ただし、華美なデザインなどにならないように気を付けます。

略喪服

略喪服はいわゆる「平服」と呼ばれる服装です。ダークカラーのアンサンブルなどが一般的になりますが、近年はご遺族でない限りはパンツスーツなどでも問題ないとされています。

喪服がないとき

たとえば、帰省中に急遽お葬式に参列することになったなど、何らかの事情で喪服が用意できないときもあります。そのような時は、頼んでいる葬儀社に相談するのがおすすめです。葬儀社の中には、喪服のレンタルサービスなどを行っている場合があるので、必要なサイズ等を伝えて手配してもらいましょう。

喪服に困ったら

近年は喪服の制限が緩い傾向にあります。しかし、古くからのしきたりの残る地域などでは、立場に合った正しい喪服を着用しないとマナー違反となる場合もあります。判断に悩んだら、葬儀社や周囲に相談しどのような服装が適しているのか確認してみましょう。

お葬式の服装に合わせる小物のマナー

お葬式の服装に合わせる小物のマナー

続いては、お葬式の服装に合わせる小物のマナーについてご紹介します。喪服だけではなく、靴やストッキング、バッグについても詳しく解説します。小物のマナーも確認してお葬式に参列しましょう。

靴のマナー

お葬式に履く靴は、黒いパンプスが基本で、パンプスは、 3cmから5cm程度の高さのものを選びます。靴の素材は本革や合皮か布が良いとされています。具体的に避けた方が良いとされる靴の種類は以下に記載していますので参考にしてください。

マナー違反となる靴の種類

  • スエード素材など、動物を連想させる素材の靴
  • 黒以外のカラー(ネイビーや茶など)
  • 金属などの飾りが付いている靴
  • つま先が開いているオープントゥタイプの靴
  • ヒールの高い靴
  • ピンヒールなどヒールの先が細い靴

ストッキングのマナー

お葬式に合わせるストッキングは、20デニール程度で肌が透ける程度の薄さのものを着用するのがマナーです。

バッグのマナー

女性は黒のハンドバッグを持ちます。飾りは控えめなものを選び、艶のある素材なども避けた方が良いでしょう。

また、お子様連れなどで荷物が多い場合は、サブバッグが必要になることもあります。黒いエコバッグやトートバッグがあれば、そちらを利用します。手持ちにない場合は、派手な色やキャラクターが付いたものは控え、目立たないものを持参するようにしましょう。

ネックレスなどアクセサリーのマナー

ネックレスやイヤリングは、白か黒の真珠を選びましょう。2連、3連になっているタイプは避け、50cm程度の長さのものを着用します。

喪服に合わせる髪型のマナー

ロングヘアの場合は、お焼香のときに邪魔にならないように1つで結ぶかシニヨンのような形でまとめます。ヘアアクセやゴム、ヘアピンは黒色で統一しましょう。香りの強い整髪料やツヤが出るタイプのワックスなどは避けます。

カラーヘアの場合、自然な茶色ならそのままでも問題ありません。ただし、金髪や茶以外のカラーが入っている場合は、可能なら黒色に染めておきましょう。いずれにしても、 フケや汚れなどに気を付け清潔感のあるヘアスタイルを心掛けましょう。

季節ごとの喪服や小物の注意ポイント

続いては、季節ごとの喪服の注意ポイントについてご紹介します。暑い時や寒い時、どのように対応すれば良いのか解説します。

【夏】お葬式に参列するとき

セレモニーホールなどはエアコンなどで温度管理がされている場合が多いので、通常通り喪服を着用します。ジャケットを脱いだとしても、式の最中は必ず羽織るようにしましょう。暑い時期でも素足はマナー違反になるため、黒色のストッキングは必ず着用しましょう。

また、夏は吸湿性の良いタオルタイプのハンカチを使用する方も少なくありません。ただし、タオルタイプのハンカチはカジュアルな印象を与えてしまうため、お葬式の最中に使用するのはふさわしくないでしょう。式に参列しているときに使用するのは、白色の綿素材などのハンカチがおすすめです。

【冬】お葬式に参列するとき

寒い時期は、喪服の上にコートなどを着用しても問題ありませんが、式の最中は必ず脱いで参列します。冷え防止のために、ストッキングではなく厚手のタイツを着用しても問題ありませんが、柄などが入っていないものを選びましょう。

子どもがお葬式に参列する時の服装

お葬式における大人のマナーはご紹介しましたが、お子様と一緒に参列する場合はどのような服装にすれば良いのでしょうか。以下にポイントをまとめたので、参考にしてみてください。

小学生以下

  • 基本は紺色や黒などダークカラーでまとめる
  • すぐにサイズアウトしてしまうので、あえて喪服を用意しなくても手持ちの服装でも問題ない
  • ただし、派手な色の服やキャラクターの付いているデザインなどは避ける

中高生

  • 制服が喪服の代わり
  • 着崩したりしない(スカート丈を短くする、ブラウスのボタンを外す、リボンなどの位置を下にずらすなど)
  • 靴や鞄の汚れに気を付ける

大学生

  • リクルートスーツを持っている場合は着用可能
  • 黒のワンピースやセーターなど。デニム素材のものは着用しない。
  • 就職したら会社関係などのお葬式に参列することもあるため、きっかけがあれば購入しておくのもおすすめ

まとめ

今回はお葬式に参列するときの喪服や小物のマナーについてご紹介しました。近年は、喪服に対する制限などが少なくなりましたが、地域などによって差はあるようです。基本のマナーをしっかりとおさえ、その上でどのような服装で参列するのか判断するのがおすすめです。また、喪服も大切ですが、合わせる小物にも注意が必要です。失礼のないように服装を整え、お悔やみの気持ちがご遺族に伝わる服装でお葬式に参列しましょう。