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誕生日に投票できるの?~選挙権と年齢の不思議な関係~

誕生日に投票できるの?~選挙権と年齢の不思議な関係~

美海

ねぇお父さん、私の18歳の誕生日が投票日で、友達が翌日なんだけど、私達は投票できないのかな?

お父さん

実は、そういう場合も投票できるんだよ

太平

え?美海はわかるけど友達は誕生日前だよね?

お母さん

選挙には特別なルールがあるのよ

目次

選挙権と年齢の考え方

選挙では、投票日の翌日が18歳の誕生日の人まで投票できます。これは、年齢計算に関する特別な法律の解釈によるものです。例えば、7月2日が誕生日の人は、7月1日の投票日から投票する権利があるのです。

お母さん

実は、日本の法律上で、年をとるのは誕生日の前日なの。だから「投票日」の次の日が誕生日の人も、投票日には18歳!

美海

じゃあ、私も友達も投票できるんだ!でも、部活の大会があって投票日に行けないかも…

お父さん

そこで注意が必要なんだ。期日前投票と不在者投票では、ルールが違うんだよ

【例】投票日が7月1日の場合
誕生日が6月30日の人

→投票できる

誕生日が7月1日の人

→投票できる

誕生日が7月2日の人

→投票できる(法律上、満18歳になるのは7月1日のため)

誕生日が7月3日の人

→投票できない

期日前投票と不在者投票の違い

期日前投票の場合

  • 投票する当日に18歳以上であることが必要
  • 美咲の友達の場合は、まだ18歳になっていないので利用できない

期日前投票は、投票所で直接投票用紙を投票箱に入れる「確定投票」です。そのため、投票時点での年齢が基準となり、投票する当日に18歳以上でないと利用できません。これは、一度投票箱に入れた票は取り消すことができないためです。

不在者投票の場合

  • 選挙当日に18歳以上になっていれば利用可能
  • 投票用紙を封筒に入れて提出
  • 選挙当日まで投票は確定しない

不在者投票は、投票用紙を専用の封筒に入れて提出する方式です。この投票は選挙当日に開票され、その時点で18歳以上になっていれば有効となります。つまり、投票時は17歳でも、選挙当日までに18歳になる人は利用することができます。

太平

なんでそんな違いがあるの?

お父さん

期日前投票は、その場で投票が確定するからなんだ。それに対して、不在者投票は、投票日に受理されて初めて有効になるんだよ

このように、選挙権は単純に誕生日だけで決まるわけではありません。投票方法によって異なるルールが適用されるため、自分の状況に合わせて適切な投票方法を選ぶ必要があります。

美海

じゃあ投票に行けないときは、私の場合はちょうど誕生日だから期日前投票できるし、友達の場合は誕生日が翌日だから不在者投票を使えばいいんだね!

選挙権年齢の引き下げは2016年に実施され、より多くの若者が政治に参加できるようになりました。誕生日と投票日が近い場合は、このような特別なルールを知っておくことで、確実に投票の機会を得ることができます。大切な一票を投じるため、事前に自分の状況を確認し、適切な投票方法を選択することが重要です。

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