11/1 宮古島「税」のカレンダーの運用が始まりました!

【宮古地区租税教育推進協議会代表幹事賞】税の大切さ 宮古島市立久松中学校 池間 妃織

 税金は、私たちが生活していく上で最も大切なものの一つだといえます。しかし、税金が何に使われているのか、詳しくは知りませんでした。そこで、私はインターネットで、税金の使われ方について調べてみることにしました。

 調べていくと、税金は、公共施設や公共サービスなどの、国民の多くが使用するものにあてられていることが分かりました。例えば、病気やけがで病院にいったときの医療費や、お年寄りのための介護や年金、子育てしやすい環境づくりなどが挙げられます。もし税金がなければ、お金を持っていないと学校に行けないし、やりたいことを自由にできないかもしれない、ということが考えられます。

 税について調べていって、一番印象に残ったのが、「子供の医療費の自己負担額は税金によって軽減されている」ということでした。税金は決して大人だけに関係するものではなく、私たち学生にとっても重要なものだということを知りました。もし税金がなかったら、病気やけがの発見が遅れることが多くなっていたかもしれない、と思いました。

 私がバレー部に入部したのは小学二年生のときでした。毎日練習に参加し、どんどん上達していくのが嬉しかったです。しかし、私は左手の小指をけがしてしまいました。病院では、骨折と診断されました。その時の私は、自分のことで頭がいっぱいで、お金のことは考えていませんでした。けれど、今思うのは、医療費を税金や保険金で負担してくれて良かったということです。

 もし日本に税という制度がなかったら、けがをしても自分で何とかしようとして悪化することが多くなりそうです。そのためにも、税金は大切だと思います。

 税金の作文を書くことを通して、税金の仕組みは学生の私にとっても、重要なものだと知ることができました。しかし同時に、現在の日本は税収が足りておらず、このままだと近いうちに税の制度が上手くいかなくなるかもしれないことも知りました。私が税を納める立場になるのはもう少し先ですが、その時に私には何ができるのか、これからも税について学んでいきたいです。