11/1 宮古島「税」のカレンダーの運用が始まりました!

【沖縄県宮古事務所長賞】消費税 宮古島市立久松中学校 齋藤 翼

 税金という言葉を聞いたとき、僕が最初に思いついたのは「消費税十%への引き上げ」です。なぜなら、たくさんの人々が反対していて、どうしてそんなに嫌がるのだろうと疑問に思ったからです。

 そこで消費税についてインターネットで調べてみました。国税庁によると、消費税とは「商品・製品の販売やサービスの提供などの取引に対して広く公平に課税される税」とあります。また、二千十九年年に行われた日本財団による第十七回十八歳意識調査では、消費税の増税について、「八%が妥当」という意見が二十五・一%、「八%から下げるべき」という意見が二十二%、「十%が妥当」という意見が二十一・八%となっていました。「八%が妥当」や「八%から下げるべき」という意見の人々は「十%は高い」「家計が苦しくなる」という声の他に、「税が何に使われているのか明確ではないから」「上げたところで景気が良くならない」等の税収の使い道を疑問視する声や経済的な利益を実感できないという声があり、「十%が妥当」という意見の人々は、「税率を上げた分教育や医療等の社会保障を充実させるべき」という声や「財政難だから仕方ない」という声があがりました。

 ある大学の先生によると、「日本ほど増税に厳しい国はなく、消費税が上がるという話題が出るたび国民の大きな反発が起きる。しかし、各国の税負担率を調べると日本国民の税負担率は欧米各国に比べて軽い。それにもかかわらず、日本人が税を嫌う理由は、高齢者や生活困窮者等への福祉が手厚い分、ほかの多数の国民は、自分たちは恩恵を受けていないという不公平感を持っているから。」なのだといいます。

 ここまで消費税について調べてみて、いままで気にしてこなかったことがよく見えてきました。これから学習する公民で知識をより深め、友達との話し合い活動でさまざまな意見に触れて、今回学んだことを将来に生かしていきたいです。