「ふるさと納税って健気で可愛い。」これをSNSで見た時、私の頭の中はハテナでいっぱいだった。税に対して可愛いとは何だろうか。ひょんなところから始まったふるさと納税に対する興味。そこからふるさと納税の奥の深さを知った。
先の投稿の話はこんな事だった。「他の税金は義務で納めなくちゃいけなくて、絶対的な王様みたいなイメージ。だけどふるさと納税は、『僕のところにお金くれるの?!なら僕のところの美味いものあげるよ!』みたいなイメージで健気で可愛い。」というようなものだった。税を擬人法で考えるのも面白いが、ものを貰う事を付加価値として考えているのも面白いと思った。他の税金、例えば、消費税なんかは社会保障として医療や介護、年金、子育てなどにかかる費用を負担してくれ、私達に利益を与えてくれている。だから、ものを貰うというのも、社会保障として様々な事を負担してもらっているのも、何ら差が無いようにも感じる。何故そこに付加価値をつけるのだろうか。私は、「お金の使い道の明確さ」がふるさと納税の最大の魅力なのではないかと考える。
消費税など他の納める税も、「色んな分野に使われて生活を支えてくれている」というのは分かっているが、それがどこに使われているのかまでは分からない。けれどふるさと納税はそこが違う。何県の何市に使われるかが明確に分かっている。そしてお礼品を自分で選ぶことで利益の形を自分で選択している。だからなのではないだろうか。人は心理的に未知を恐れ、避けるところがある。税を恐れて怖がっているという事を言いたい訳ではない。ただ、自分の納めた税がどこにどう使われているかが分からない不透明さに、どこか避けようとする気持ちがどこかにあるのではないのかとも思う。その点、ふるさと納税は至ってシンプルでクリアなものである。その明確さが、利益を自ら選ぶ形が、ふるさと納税をすすめていくのではないのだろうかと思う。
確かに、ふるさと納税は健気で可愛いかもしれない。けれど、人の心理的なものを働かせ、多くのお金を動かす。健気で可愛いふるさと納税というよりは、お金の使ってもらい方や自分の魅力のみせ方を知っている、あざといふるさと納税ちゃん、と感じるのは私だけだろうか。
沖縄県教育長賞前田 みぞれ(高校生) 沖縄国税事務所長賞佐久川 果歩(高校生) 宮古島税務署長賞伊波 きよら(高校生)
宮古島税務署長賞上地 翔琉(高校生) 沖縄税理士会会長賞砂川 満智佳(高校生) 沖縄県納税貯蓄組合連合会長賞松川 久麗杏(中学生)
宮古島税務署長賞下地 亮真(中学生) 沖縄県納税貯蓄組合連合会優秀賞垣花 ゆう(中学生) 沖縄県納税貯蓄組合連合会優秀賞根間 萌英(中学生)
沖縄県納税貯蓄組合連合会優秀賞伊計 結菜(中学生) 宮古青色申告納税貯蓄組合長賞平良 亜桜(中学生) 宮古青色申告納税貯蓄組合長賞仲村渠 玲愛(中学生)
宮古青色申告納税貯蓄組合長賞仲宗根 莉聖(中学生) 沖縄県宮古事務所長賞齋藤 翼(中学生) 租税教育推進協議会代表幹事賞池間 妃織(中学生)