11/1 宮古島「税」のカレンダーの運用が始まりました!

【沖縄県納税貯蓄組合連合会優秀賞】「税金」と私たちの暮らし 宮古島市立北中学校 伊計 結菜

 みなさんは「税金」と聞くと、マイナスなイメージを持ちがちではないですか。私は、正直「税金」と聞くと、マイナスなイメージしか持ちません。なぜなら、消費税のせいでモノの値段が上がったり、頑張って働いても給料からお金を引かれたりと、また、その給料が高ければ高いほどそこから引かれるお金も高くなるなんて、本当に税金って必要なのか、一体このお金ってどこに使われているんだろうと思い、調べてみることにしました。

 調べてみると、「税金」は、病気やけがで病院へ行ったときの医療費や学校の道具をはじめ、公共施設などあらゆるものに使われていることが分かりました。それは、私たち国民の生活がよりよく、豊かで楽になるように使われていることにも気が付きました。ですが、ではなぜ「税金」がマイナスなイメージを持つことに繋がるのでしょう。それは、実際に自分の手元からお金が減るからだと考えます。しかし、逆にプラスに考えると、自分たちが頑張って働いたお金から納税され、それが社会に貢献されているということになります。どのみち、納税しなければいけないのなら、マイナスに考えるよりこのようにプラスに考えた方が自分も社会に貢献できて快く納税できることに繋がると思います。

 また、買い物などで本当に必要なものか見極め、無駄な消費を防ぎ、節税することで食品ロスも減り、SDGsの「つくる責任つかう責任」という目標を達成することにも関連すると考えます。現在、日本全体での食品ロスは五百五十二万トンとまだまだ多いですがどんどん減りつつあります。しかも、主に減っているのは家庭系食品ロスです。このようにみんなで協力しないと食品ロスは解決できません。

 また、食品ロスを解決しなければならない一つの理由に税金が関わります。なぜなら、この廃棄物を処理するためには、自分たちが納めた税金が使われ、それは年間二兆円にも及ぶといいます。食品ロスを解決することで税金が他のことにも使えると同時にSDGsの解決にも繋がります。

 このように「税金」について調べたことでたった一人の納税だと何もできないけれど、たくさんの国民が納税することで社会貢献へ生かされているということや「税金」の大切さが分かりました。これから「税金」のことをもっとみんなに知ってもらい、将来の生活が「税金」のおかげで豊かになってほしいと思います。