11/1 宮古島「税」のカレンダーの運用が始まりました!

【宮古青色申告納税貯蓄組合長賞】税金が支える私達のくらし 宮古島市立平良中学校 平良 亜桜

 私が税金と聞いて最初に思い浮かぶのは、消費税です。買い物に行った時、食品や日用品、衣類など色々なものに税金がかかっていて、この消費税は何のためにあるのだろうといつも考えていました。そこで私は税金の使い道についてインターネットで調べてみました。

 調べてみると、年金や医療などの社会保障、福祉や、社会資本整備、国債費などに使われていると分かりました。私が一番身近だと思ったのは、こども医療費助成制度です。眼科、皮膚科などどこの病院へ行っても医療費の自己負担が軽減されているのは消費税のおかげだと知り、税金の重要さに気づかされました。

 こども医療費助成制度についてもっと詳しく知りたいと思い、各都道府県の実施状況を調べたところ、地域によってとても差があると感じました。例えば、埼玉県では、対象年齢は就学前で所得制限や一部自己負担もあります。それに対して沖縄県のある地域では、対象年齢は十八歳年度末で、所得制限も一部自己負担もありません。地域によって格差があることは問題にもなっていて、私は、どの地域でもこの制度を受けることができるようになればいいなと感じました。そうすれば、生活が少しでも楽になったり、安心して医療を受けられるのではないでしょうか。

 私たち中学生では、今の日本の状況を大きく変える事はできません。でも、税に対する意識は、自分だけじゃなく周りの人達も変えられます。私の周りには、まだ税金の良さを知らない人達もいます。その人達に私が今回知った事を伝えていきます。

 私達の暮らしは税金によって支えられています。税金には限りがあるけど、私たち学生でも消費税を払うことで、みんなの役に立っていることはたしかです。一人一人が税金に対して理解を更に深めて行動すれば、現在の生活がもっと豊かでより良いものになっていくと思います。