「救急車に道を譲らない人が相次ぐ」というタイトルのニュースを目にしたことがある。実際、私が住む宮古島でも、周りの人が気づいて止まっているにもかかわらず道を譲らない車を見かけることがある。そこで、普段から車を運転している母に、なぜそういう人がいるのか尋ねてみた。母は「車の中だと救急車のサイレン音が聞こえにくい」と答えた。確かに、母のように気づくのが遅れて譲れない人もいるかもしれない。しかし、気づいていながらもわざと道を譲らない人も一定数いるだろう。
この状況を踏まえ、私は税金を活用して「救急車専用道路」を設置すべきだと考える。税金は私たちが使う教科書や医療設備の充実、道路や橋の修繕など、人々の暮らしを支える大切な役割を担っている。その中に「命を守るため」という新たな使い道を加えることは、十分に意義があると考える。
救急車は、自分で病院に向かうことができない人や、一刻を争う人を搬送する。特に宮古島などの離島では、治療できる病院も限られており、迅速な搬送が命を救う鍵となる。しかし、道を譲らない車がいることで、救えたはずの命が失われてしまうこともある。例えば脳梗塞の場合、発症からおよそ四時間半以内に適切な治療を行う必要がある。搬送が数分遅れるだけでも、その後の生活や回復の可能性に大きな差が生じる。そのようなことを防ぐためにも、「救急車専用道路」の設置や緊急車両が通りやすくなる環境を整えることは、とても重要だと思う。もちろん専用道路の設置には、費用やスペースなど、多くの課題が挙げられるだろう。しかし、「一つでも多くの命を救える可能性」は、それらの課題を超える価値があると考える。また、命を守ることを最優先すべきだとも思う。救急車に道を譲らない人は、自分の行動で誰かの命に影響を及ぼすことを自覚してほしい。救急車などの緊急車両が接近した際に道を譲るという意識を広め、高めるための啓発活動にも税金をあてるべきだと考える。
私は将来、医者になり、一人でも多くの命を救うことを志している。しかし、医者が患者を治すだけでは、危険にさらされた多くの命は救えない。道路を整備する人、税金を納める人、誰かを思いやり道を譲る人―それらすべてがつながることで救える命がある。だからこそ、税金を新たな使い道に活用し、まずは宮古島から、そして社会全体が助け合いの心を持ち、命の大切さを広めていくべきだと思う。そうすることで、救急車が迅速かつ安全に現場に向かうことができ、より多くの命が助かることにつながるだろう。また、そのような未来を実現するために、これからも自分にできることを考え、実行していきたい。
