私は高校生になるまで「税」というものへのありがたみを実感出来ていなかった。普段買い物をする中では消費税に対して「なんであるんだろう」となるし、テレビやSNSで増税政策や所得税、独身税についてネガティブな意見が出ているのを見ると、また「なんであるんだろう」と思う。もちろん、社会や総合的な学習の時間で税と福祉の関係について学んだり、テレビでニュースを見たり還元されていることはしっかり学んできた。具体例を出されても自分の生活と結びつけることが出来ておらず、税金というものにありがたいこと、助けてくれているものという感覚は小さかった。
しかし、中学三年生の通院時に保険証と別のピンク色のカードの存在が気になるようになった。母親に、なぜこのカードが必要なのかを聞いてみると「これがないとお金かかっちゃうからね」と教えてくれた。家に帰り調べてみると医療費助成制度の「こども医療費助成金受給資格者証」というもので、中学生以下なら無料で通院や治療を受けられるというものだった。中学生以下ということは高校生になれば使うことが出来なくなるということだ。私は小さい頃、持病により頻繁に通院していたため、もし医療費助成制度がなかったらどのくらい払うことになっていたのか少し怖くも感じた。調べたことで、知らないうちに税金によって助けられていたと知ることが出来た。
また、税の作文について、親にアドバイスをもらったときに、高校の授業料として月一万円の支援金をもらっていると聞いた。私が知らないだけで、税金の恩恵を受けていたことに驚き、もっとはやく知るべきだったと後悔をした。ネガティブな考えが消えたわけではないが、調べたことで前よりも税金について考える機会が増えた。普段から普通に思っていたことの大半が税金だと知ることも出来た。
私は税の還元についてちゃんと実感できるのは社会に出てからだと思う。だが、今感じている小さなありがたみは持ったまま、将来社会に出る時には今よりももっと「税」へのありがたみを感じられるようになりたい。
