【宮古島税務署長賞】みんなの会費、それが税金 宮古島市立鏡原中学校 伊波 幸芽生

 税金について調べてみると、市役所のサービス、社会保障、教育費など様々な税金の活用が出てきます。では、税金の徴収や活用について、そもそも誰がどうやって決めたのか、掘り下げていくうちに、国税庁ホームページの中で税の学習コーナーというページにたどり着きました。税の仕組みは飛鳥時代から始まり、現在ある税の仕組みができた大正・昭和時代を経て、今の令和の時代も経済の変化などに合わせて、この制度が考えられていることを知りました。国民に広く公平に活用されるために、皆が納める会費、それが税金です。

今まさに僕はそれを実感しています。僕には、知的障害を伴う自閉スペクトラム症の弟がいます。弟は、自分の気持ちを言葉にすることが難しかったり、自分の持つこだわりが強かったりという特性を持っているため、社会や行政からのいろいろな支援をうけて日々の生活を送っています。具体的に説明すると、弟は年に3回ほど小さい頃から沖縄本島にある発達外来のある病院に通院し、脳波の検査や担当医師との面談で今後の生活についての相談をしていて、病院に通院しています。このときにかかる診察費用については両親が支払うことはなく、税金が活用されているんだということを知りました。

また、僕たちが住んでいる宮古島から沖縄本島には飛行機で行くため、旅費の負担が大きいのですが、宮古島市では病院受診の際の渡航費も税金から補助をしてくれます。そのおかげで、僕たち家族はとても助かっています。それから、弟は療養手帳を持っているため、バスなどの公共機関の利用料金が割引になったり、いろいろなサービスや支援を受けることができる環境が整備されていて、これらもすべて、税金でサポートしてもらっています。弟のように障がいを持っている人や、僕たち自身が今後の人生をより楽しく、自分らしく生きていける社会になっていってほしいと願っています。

そのために、みんが納める税金を活用してほしいです。税金を納める全員がもっと良い税金の使い道がないか、海外での良い活用事例を含めた話し合いが、より多く活発におこなわれることは良いことだと考えています。僕自身もこれから税金がどのようなことに活用されているかを調べ、関心を持って行きたいと思います。今後の未来では、僕の父や母、そして国民のみんなが一生懸命に働いて納めた税金が、公平に活用される社会になってほしいと思います。