【沖縄県納税貯蓄組合連合会優秀賞】思いやり予算と日本の未来 宮古島市立下地中学校 根間 萌瑛

 今年の夏休み、私は地域で行われた災害ボランティアに参加しました。そこで初めて自衛隊の方々と接する機会があり、自衛隊が災害時にどのような活動をしているのか、そして私たちにもできる災害時のボランティアについて学ぶことができました。学校の社会科の授業で自衛隊について学んだことはありましたが、実際に活動されている方々を見るのは初めてで、その存在をより身近に感じることができました。

 自衛隊の主な仕事は、自国の防衛、災害派遣、そして国際協力など多岐にわたります。これらの活動には、私たち国民が納める税金が使われているということを改めて認識しました。二千二十五年度の日本の防衛費は、およそ八・七兆円で、年々増加傾向にあるそうです。これほど多額な税金が防衛費に使われていると聞くと、正直なところ「なぜこんなに?」と思う気持ちがありました。しかし、日本が国民の命と安全を守るために軍事費を増やしていること、そして、他国を攻撃するためではなく、あくまで自国を守るための対策に税金が使われていることを知り、その必要性には納得できました。しかし、自衛隊のように自国を守るために使われる税金には納得できる一方で、アメリカに支払っている「思いやり予算」が年間二〇〇〇億円にも及ぶことには疑問を感じます。「思いやり予算」とは、日本に駐留するアメリカ軍の経費の一部を、国民が納める税金で負担するための予算です。今も世界では残念ながら多くの場所で戦争が続いています。もし戦争がなくなって「思いやり予算」に充てられている税金が減れば、その分を教育や医療、福祉など、もっと有意義なことに使うことができるのではないかと強く思います。いつか、世界中のどこにも戦争がなくなり、「思いやり予算」がなくなる日が来ることを信じて、私たちも平和な未来のためにできることを探していきたいです。

 今回のボランティア活動を通して、税金がどのように使われているのか、そして、自衛隊の役割について深く考えるいい機会となりました。税金は私たちの社会を支え、安全な生活を守るために不可欠なものです。税金がどのように使われているのかに関心を持ち、意見を表明することで、より良い社会づくりに繋げていくことができます。税金を通じて、私たちは互いに支え合い、より豊かで安全な社会を築いています。この繋がりこそが、税金の本当の価値だと私は考えます。税金について学び、考え続けることで私たちは社会の一員としてより責任ある行動ができるようになるでしょう。