第5章 – お金に愛される
~直感に従えば、お金ともうまく付き合える~
第3節 お金の価値を決める心
~使い方の意味を見つける~
価値を決めるのはあなた自身
お金を使うのは、もちろん私たち自身。そして同時に、使ったお金の価値を決めるのも私たち自身なんです。つまり、周りから「無駄遣い」と思われても、自分が「価値ある使い方ができた」と感じられれば、それで十分なんです。
時には、無駄遣いをしてしまったと落ち込むこともあるでしょう。でも、これまでお話ししてきたように、あらゆる出来事は私たちの受け止め方次第で、プラスにもマイナスにもなるんです。
失敗を教訓に変える
例えば、よく考えずに家電製品を買ったら、その仕様が自分の家では使えないタイプだったとします。使えないものを買ってしまったのだから、お金を無駄にしたように感じるかもしれません。でも、ここで「次にこんなことがあったら絶対注意しよう」とか、「もっと大きな買い物をするときの失敗を防いでくれたんだ」って考えることもできます。このように失敗を教訓に変えられれば、使ったお金の価値はぐっと上がるんです。
思い込みが変える価値
私の知り合いのお話をさせてください。その方は古本屋さんが大好きで、立ち寄ると必ず2冊や3冊買うそうです。特に好きな作家の作品やお気に入りの本があると、つい買わずにはいられない。でも好きな作品だから、当然すでに持っているのを買ってしまうことも多いんです。
これも一見、無駄遣いに見えますよね。実際、その方もかつては「また買ってしまった…」と後悔し、家族からも「同じ本を何冊も持って、お金も場所も無駄にしている」と言われていたそうです。
でも、あるときからこんな風に考えるようになったんです。「好きな作品だからこそ、もっといろんな人に知ってもらいたい。この作品を知らない人に差し上げるために、ここにストックしているんだ」って。このように、他の人には無駄遣いに思えても、自分にとっては「いつか誰かに贈る」という素敵な目的を持った価値ある使い方に変わったんです。
心が変える、お金の意味
いくら気をつけていても、余計なものや間違ったものを買ってしまうことは、誰にでもあるものです。大切なお金だからこそ落ち込みも大きくなってしまいますが、ここで決してマイナスの感情にとらわれないようにしましょう。
実は、お金の使い方も、逆境や困難と同じように、とらえ方次第でプラスの出来事に変えることができるんです。プラスの経験として魂に刻まれれば、必ずいつか、それが役立つときが訪れます。
そう、大切なのは「この経験から何を学べるか」という心の持ち方なんです。たとえ一見無駄に思える買い物でも、それを通じて自分が成長できたり、誰かの役に立てたりするなら、それは決して無駄な出費ではなかったということ。
お金は、私たちの人生をより豊かにするための大切なツール。だからこそ、使い方に失敗したと感じたときも、その経験をこれからの糧にできる。そんな風に考えてみると、お金との付き合い方も、少し楽になるのではないでしょうか。
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