第6章 – 人を知り、見極める
~仕事、恋愛、友人…人間関係の悩みも、直感が答えをくれる~
第3節 自分の目で見る勇気
~評判に惑わされない心~
すべての出会いに意味がある
どんな相手であろうと、すべての出会いには、何か意味があります。とはいえ、せめて自分でコントロールできる範囲内では、一緒にいて気持ちのいい人たちと付き合いたいものですよね。
人もいろいろなら、人との相性もいろいろ。潜在意識がクリアになるように心を平らかにして、直感で人を見るようにすると、本当に自分と相性のいい人を見極めていくことができます。その前提となるのが、周囲の評判には惑わされないようにすること。
評判と直感の間で
例えばこんな場面を想像してみてください。あなたと知り合って間もない人がいて、その人と一緒にいると居心地がいいし、安心感もある。きっといい関係を築けそう。そう思っていた矢先に、その人の悪い評判を耳にしたとしたら、あなたはどう考えるでしょう?
人は、意外と人の話に惑わされやすいものです。でも、そんなときこそ、周囲の評判に流されず、自分の目で人を見ることができたら、魂と魂でつながりあえる友人とも、出会いやすくなるんです。「そう?私には、そんな人には見えないけどな」って言える勇気を持ちたいものですね。
何より、こういう姿勢でいると、その評判を立てられた人があなたに感謝し、信頼を寄せるようになります。つまり自分の目で人を見ていると、それだけ強固な人間関係を築くチャンスも増えるということなんです。
直感が導いた信頼関係
私自身にも、似たような経験があります。あるきっかけで宮古島に引っ越してきた人と仲良くなったのですが、間もなくしてその人のことを悪く言う人が現れました。でも、私の目には、そんな人には映らなかったので、「あなたはそんなふうに思うのでしょうが、私は私の目で見てお付き合いします」とお答えしました。
心が結ぶ、確かな絆
すると、ひょんなことでその話を知ったのでしょう。その方が「一美さんだけが態度を変えないでいてくれた」「そんなふうに言ってくれたのは、一美さんが初めてです」と話してくれたんです。大したことをしたつもりはありませんでしたが、以来、その方との関係はより近しくなり、事務などの手伝いをしてもらうほどになりました。今では、私になくてはならない、大切な仕事の仲間です。
もし、あのとき私がその話に流されて距離を取ってしまっていたら、何でも信頼して任せられる人を、みすみす逃すことになっていたでしょう。
直感が教えてくれる警告
もちろん、世の中、こんなケースばかりではありません。よからぬ評判が流れてきて、瞬間的に「私も気をつけたほうがいいかな」と感じることもあるかもしれません。あるいは、いい評判ばかり聞くけれど、自分では、一緒にいて何か引っ掛かりを感じたり、居心地が悪かったりすることもあるはずです。
直感がそのようにとらえたのですから、これは魂からの警告です。少し距離を取って付き合ったほうがいいでしょう。
自分の感覚を信じる勇気
結局のところ、大切なのは自分の直感を信じる勇気なんです。周りの評判に流されるのでもなく、かといって頑なに無視するのでもなく。ただ素直に、自分の心が感じることに耳を傾ける。
そうやって自分の直感を大切にしていくと、不思議と本当に信頼できる人、心から分かり合える人との出会いが増えていくものなんです。
カウンセリング
Spiritual Counseling
~あなたの未来を鑑定して心から不安を開放します。~