第7章 – 心身を健やかにする
~不調や病気は、直感からのメッセージ~
第3節 小さな宇宙のバランス
~自分を受け入れる大切さ~
体が求める調和の時
心身の不調は、魂からの「休んで」というメッセージなんです。その不調を抱えている自分を責める必要はまったくありません。自分を「ひとつの小さな地球」と想像してみてください。地球は、ときに火山の噴火や地震を起こして自身のバランスを調整します。それは地上に暮らす私たちにとっては恐ろしい災害かもしれませんが、それも自然の摂理なんです。
人間の心身に起こる不調も、いわばそうしたバランス調整の一環だと考えてみませんか。地球が地震や火山の噴火を起こしてバランスを保とうとするように、私たちの魂も、ときに心身の不調を引き起こしながら、人生全体のバランスを取ろうとしているのです。
自責の念から解放される時
ある時期、魂の「休んで」というメッセージに気づけないまま心を病んでしまった方たちが、立て続けに相談にいらっしゃいました。その方たちに共通していたのは、心を病んでしまった自責の念に苦しめられ、そのことでさらに心を病むという悪循環に陥っていたことです。
しかし、まずは自分を受け入れることができなければ、快方には向かえません。「今、心を病んでしまっているのは、あなたの魂が一生懸命バランスを取ろうとしているということだと思いますよ」とお伝えすると、多くの方が「あ、これでいいんだ」と思えるようになりました。
心が開く、癒しの瞬間
すると、今の自分を恥じなくなり、無理に隠そうともしなくなります。「私は今こういう状況なので、少し変に映ることもあるかもしれません。それで迷惑をかけるかもしれませんが、どうぞご容赦ください」と周りに伝えられるようになるんです。
実はこれが、最も大きなステップなんです。自分を受け入れ、罪悪感や羞恥心が消えると、一気に快方に向かう方が多いのです。具体的な病名がつくような症状でなくとも、心のバランスが崩れそうになるときは誰にでもあります。
心の不調を前向きに捉える
そんなとき、「自分は病んでいる、おかしい」と落ち込むのではなく、「自分の中でバランスを取るための自浄作用が起こっているんだ」ととらえられたら、もっと建設的に自分の人生を見つめることができるでしょう。もしかしたら、新しい生き方を模索する転機になる場合もあるかもしれません。
このように、逆境や人間関係の悩みと同様に、心身の不調もまた、とらえ方次第でプラスに転じることができるんです。それは魂のメッセージを正しく受け取ったということを意味し、さらにその先には、より明るい未来が待っているのです。
心は時に、私たちが気づかないうちに疲れを抱えています。でも、それは決して否定すべきことではありません。むしろ、自分を大切に思う気持ちが芽生えてきた証なのかもしれません。そんな風に考えられるようになったとき、心は少しずつ、でも確実に癒されていくはずです。
カウンセリング
Spiritual Counseling
~あなたの未来を鑑定して心から不安を開放します。~