<第1章> 第3節 直感と心の対話 ~夢が教えてくれること~

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第1章 – 心に届く、魂からの波動
~直感という贈りもの~

第3節 直感と心の対話
~夢が教えてくれること~

夢が教えてくれる、心の声

顕在意識が強すぎて直感をなかなか受け取れない状態になると、魂のメッセージは夢という形で私たちに語りかけてきます。その現れ方は実にさまざまです。

たとえば、思いもよらない人が突然夢に出てきて不思議に思ったことはありませんか?もしそれが、しばらく会っていない友人や疎遠になっている親戚だった場合、その人が何か念を送ってきている可能性があるのです。これは魂同士が会話を交わし、その内容を夢という形であなたに見せているのだと考えられます。

そんな夢を見て気になる場合は、その人に連絡を取ってみるのも良いでしょう。一方で、大嫌いな人が夢に出てきたり、訳もなく嫌な気持ちになる悪夢を見ることもあるかもしれません。起きた後もしばらくその不快な気持ちが残るような夢は、できるだけ早く忘れてしまいたいものです。しかし、これは実は、あなたの心身が無自覚のうちにストレスを抱えているというサインかもしれないのです。

心の中の子どもからのSOSを感じる

感情は、私たちの見る夢に大きな影響を与えます。もし悪夢が続くようであれば、それはストレスが原因でマイナスの感情が悪夢を見せている可能性があります。

たとえば、仕事などでうまくいかないことに直面し、「なぜこんなにうまくいかないんだろう」と思い悩むことがあるでしょう。これは、あなたの顕在意識がインナーチャイルドを「どうしてできないの?」と叱りつけている状態に近いのです。

子どもは叱られ続けると、必ず泣いたり拗ねたりします。それと同じように、インナーチャイルドの叫びが、嫌な夢や悪夢という形となって現れることがあるのです。もしかしたら、あなたは頑張りすぎていて、自分を十分に認められなくなっているのかもしれません。また、無理を重ねて疲れているという可能性もあります。顕在意識では「もっと頑張らなきゃ」と思っているかもしれませんが、その一方で、インナーチャイルドは「疲れたよ」「少し休ませて」と泣いているのです。

これは、疲れて泣いている小さな子どもの手を親が強く引き、「早く!急いで!」と叱りつけているような状態です。もし街中でそんな親子を見かけたら、誰もが「子どもがかわいそう」と感じるはずです。そして、そんな光景と同じことを、あなたは自分のインナーチャイルドにしているのかもしれません。

魂からの優しい警告に気づく

魂は「あなたの絶対的な味方」です。そして、インナーチャイルドは、あなたの中に宿る無邪気な存在であり、「あなたにしか守れない存在」でもあります。子どもであるインナーチャイルドは決して強くはありませんが、いつでも素直な目で物事を見通しています。表面上はうまくいっているように見えても、何か落とし穴が潜んでいることを、インナーチャイルドが夢を通じて教えてくれているのかもしれないのです。

無意識のうちに自分の本音にフタをして、心のバランスが崩れそうになっていることを、インナーチャイルドは夢という形で知らせてくれている可能性があります。

普段、マイナスの感情を抑え込んで無理をして生きていませんか?そのマイナスの感情は、確実にマイナスの現実を引き寄せてしまいます。悪夢は「今こそ私を癒してほしい」というインナーチャイルドからの切実なサインなのです。ですから、まずは自分の正直な感情と、優しく向き合ってみましょう。

答えは、いつもあなたの中にある

官古島まで相談に来られる方や、メールを送ってくださる方の多くは、私に「答え」を求めていらっしゃいます。しかし、相談者が抱えている問題や悩みに対して、私が明確な答えを出してお伝えすることはありません。誤解されがちなのですが、私は相談者自身が気づいていない魂のメッセージを代わりに受け取り、それをお伝えしているだけなのです。

みなさんが「どうしたらいいか」と尋ねるとき、その答えは実は、すでにあなたの中に存在しています。相談を受けていると、相談者自身が「こうしたほうがいい」という答えを、すでに自ら導き出されていることが多いのです。それでも相談に来られる方が絶えないのは、悩むことで魂のメッセージを受け取りにくくなっているからなのでしょう。

悩みが作る心の壁

悩みは、どちらかというとマイナス思考を伴います。魂のメッセージは、魂意識から潜在意識へ、そして潜在意識から顕在意識へと、まるで海底から海面へ浮上するように湧き上がってくるものです。しかし、悩みなどのマイナス思考は、潜在意識にフタをするようなもの。魂意識から浮上してくるメッセージを、ブロックしてしまうのです。

心を平らかで穏やかに保っていると、魂のメッセージも穏やかに届きます。これまで魂のメッセージは「さざ波のようなもの」とお伝えしてきましたが、ときには大きく揺さぶりをかけるような形で届くこともあります。より正確に言えば、自分の心が平らかで穏やかではない状態のとき、魂のメッセージが衝撃的に感じられるのです。個々の物事のとらえ方によって、魂のメッセージを受け取る際の衝撃度は大きく異なってきます。

心の波打ち際を整える

広い砂浜に寄せる波は均一で穏やかですが、岩や石ころが多い波打ち際では、波は真っ直ぐに届かず、障害物にぶつかって激しく打ち寄せます。同じように、魂のメッセージも受け取る側の心や意識に障壁があると、形が歪んだり、激しく届いたりするのです。

その障壁となるものは、心身のストレスやマイナス思考です。体の調子が悪かったり、物事のとらえ方がネガティブすぎると、直感が働くときにドカンと衝撃的になることがあります。それだけ心も大きく揺さぶられるため、これはあまり良い状態とはいえません。

一方で、物事のとらえ方がポジティブであると、意識は平らかに安定し、直感が働く際も穏やかです。障壁のない広い砂浜に優しく波が寄せるように、常に自然体で気持ちよく魂のメッセージを受け取ることができます。

ショッキングに感じがちな出来事や、心に重くのしかかるような出来事でも、少し視野を広く持ち、プラスに受け取るようにすることが大切です。そうすれば、岩がゴロゴロした波打ち際ではなく、どこまでも平らかでオープンな、まっさらな砂浜のような心や意識を保つことができるでしょう。

これから、「直感を磨く方法」として、どうすれば平らかな心を保つことができるのかをお話ししていきます。心と魂のバランスを整え、より自然に直感を働かせる具体的な方法をご紹介していきましょう。

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