<第2章> 第5節 感覚を磨く④ ~呼吸瞑想がもたらすもの~

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第2章 – 直感をみがくと、幸せになれる
~今日からできる直感のみがき方~

第5節 感覚を磨く④
~呼吸瞑想がもたらすもの~

デジタル社会の中の静けさ

現代人は、日常的に絶え間ない刺激にさらされ、常に神経が高ぶりがちです。スマートフォンやSNSの通知、メールの着信音、動画や音楽の音――五感に対する過剰な刺激が続き、顕在意識がオーバーロード状態に陥っています。そんな中で、意識的に「五感を休める時間」をつくることが重要です。

バスタイムで始める瞑想

おすすめは「バスタイム」です。スマートフォンやパソコンから離れ、リラックスすることに集中できるこの時間に、次に紹介する「呼吸瞑想」を取り入れてみてください。呼吸瞑想は、息を吸い、吐くことに意識を集中することで、不安やストレスを軽減させる心のトレーニングです。雑念が浮かんでも、再び呼吸に意識を戻すことを繰り返すことで、自然と心が落ち着いていきます。

実践のためのステップ

準備

好きな香りのアロマオイル、タイマー、顔パックやアイマスクを用意します。

入浴

ぬるめのお湯を張り、数滴のアロマオイルをバスタブに垂らします(のぼせやすい方は半身浴にしましょう)。

タイマーをセット

5~10分のタイマーをセットし、目を閉じます。このとき、顔にパックやアイマスクをすると、よりリラックス効果が高まります。

呼吸瞑想

ゆっくりと呼吸を繰り返します。息を吸うときは「吸って」、吐くときは「吐いて」と心の中で唱え、雑念が湧いたら意識を呼吸に戻しましょう。タイマーが鳴るまでこの動作を続けます。

タイマーをかけることで「今どれくらい経ったかな」と気にする必要がなくなり、「何も考えない」時間をつくりやすくなります。

科学が示す瞑想の効果

神経科学の研究によると、瞑想を続けることで注意力や集中力、ストレス管理、衝動の抑制、自己認識といったセルフコントロールのスキルが向上することがわかっています。自己コントロールが高まると、オンラインショッピングやSNSへの依存といった衝動に惑わされず、「自分に本当に必要なもの」「本当にやりたいこと」を冷静に判断できるようになります。

瞑想がもたらした私自身の変化

私の場合、呼吸瞑想を習慣化することで、衝動買いが減り、ダイエットにも成功しました。例えば、那覇にショッピングに出かけたとき、ショーウインドウに「かわいい!」と思う洋服がありました。以前の私なら迷わず購入していたでしょう。しかし、そのときは値段が予算オーバーだと知ると、不思議と冷静に衝動が収まったのです。

ダイエットについても、「意識してがんばった」という感覚は一切なく、気づいたらスルスルと理想体重にまで落ちていました。これは、瞑想によって自然と食べ過ぎを抑える意志力が養われた結果だと思います。

このように、瞑想は無理なく心と体に変化をもたらし、日々の生活の質を自然と高めてくれるのです。

カウンセリング

Spiritual Counseling

~あなたの未来を鑑定して心から不安を開放します。~