第4章 – 逆境と向き合う
~魂に従って乗り越える方法~
第2節 あなたらしく生きるために
~承認欲求から自由になる~
認められたい気持ちとの付き合い方
何かに一生懸命になればなるほど、「認められたい」「ほめられたい」という思いが強くなってきますよね。ひとことで言えば、承認欲求です。その気持ちがあるからこそ頑張れる、それが私たち人間なのですが、反面、その思いが強くなりすぎると、心が疲れてしまうのも事実です。
自分の中の迷い
私自身、人様の鑑定をさせていただく仕事をしていますが、自分のことになると、よくわからなくなることがあるんです。精一杯のことをしているつもりでも、時には「あなたから見ればそうでしょうけど」「上地さんは特殊だから」なんて言われて、ポツンと寂しい気持ちになることもあります。
人には「マイナスの感情は直感をにぶらせる」とお伝えしているのに、私自身がマイナス感情にとらわれてしまうこともあって…。でもそんなとき、ある方が素敵な言葉をくださったんです。「自分がやっていることは、自分と神様と親しい人がわかっていればそれでいい、って考えてみたら?」って。
心が軽くなる魔法の言葉
この言葉をくださったのは、私が勉強していたサイモントン療法の月一回の勉強会で出会ったスーパーバイザーの方でした。
きっと私の中にも、「自分なりにできる限りのことをする」という気持ちと同時に、「私のやっていることを分かってほしい」「納得してほしい」という思いがあったのでしょうね。だから、理解されていないと感じたときに、「どうしてわかってくれないんだろう?」という気持ちが湧いてきてしまった。つまり、承認欲求が満たされなくて、マイナスの感情を抱えてしまっていたんです。
あなたはあなたのままで
サイモントン療法の基本的な考え方に、「自分には長所も短所もあるけれど、すべてひっくるめて、自分なんだ」というものがあります。誰からどんなふうに見られようと、自分は自分らしくあっていい――この大切なメッセージを、スーパーバイザーさんは「自分と神様と親しい人がわかっていればいい」という温かな言葉で包んでくださったんだと思います。
進みたい道を歩んでいても、時には人からの評価が気になって、立ち止まってしまいそうになることもありますよね。でも、これから先、きっと誰かの役に立つことになるとしても、今この瞬間のワクワクする気持ちは、あなただけのものでいいんです。誰かに理解してもらう必要なんて、ないのです。
もう一度、あなたの直感を信じてみませんか?逆境なんて気にせず、やりたいことを続けていくために、「自分と神様と親しい人がわかっていればいい」って、そんなふうに考えてみませんか?
カウンセリング
Spiritual Counseling
~あなたの未来を鑑定して心から不安を開放します。~