<第4章> 第3節 経験という宝物～すべてが意味を持つ瞬間～

第4章 – 逆境と向き合う
～魂に従って乗り越える方法～

第3節 経験という宝物
～すべてが意味を持つ瞬間～

人生という実りの時

人生に失敗なんてないんです。すべては、あなたの大切な経験なのです。逆境や困難だって同じこと。どんなことも、あなたの中に豊かな経験として積み重なっていきます。

直感を信じる心が揺らぐとき

「自分では直感に従ったつもりだったのに…」。思いがけない方向に物事が進んでしまって、自分の直感を信じられなくなってしまうことってありますよね。「直感で魂の声を受け取ったのなら、きっと良い方向に進むはずなのに、どうして？」「こんな風になってしまったのは、私の直感が間違っていたからかな」って。

でもね、直感に従うということは、まるで料理を作るようなもの。何も経験のないことをいきなり始めたり、何の準備もなしに知らない世界に飛び込んだりすれば、それは思うように行かないかもしれません。直感に従ったからって、すべてが魔法のように好転するわけじゃないんです。直感という食材を、どんな風に料理するかは、あなた次第なんですよ。

潜在意識という心の倉庫

あなたの潜在意識の中に、大きな棚があるところを想像してみてください。そこには、あなたの一つひとつの経験が、大切に保管されているんです。それはまるで、いつか使えるときのために準備されている宝物のよう。あなたの身に起きたすべての出来事を、潜在意識は丁寧にファイリングして、大切に持っていてくれるんです。

すべてが意味を持つ時

だから、あなたの人生に無駄なものなんて、ひとつもないんです。「私の人生には何も無駄がなく, すべてが将来に役立つ経験なんだ」って思ってみませんか？「これは魂が、今のわたしに必要だって教えてくれているんだ」って信じてみませんか？そうやって、プラスの経験として受け止めていくことで、本当に無駄のない人生になっていくんです。

心の中の「保留」スペース

もし今、目の前のことをすぐにプラスに考えるのが難しければ、こんな風に想像してみましょう。あなたの心の中に「保留」という引き出しをつくって、プラスに変換しにくいことは、しばらくそこでお休みさせておく。そうすれば少なくとも、マイナスの経験として積み重なることは避けられます。

そうしていると不思議なことに、魂はその出来事を自然とプラスの方向へと導いてくれます。直感に従って行ったことは、すべて大切な経験。そう信じ続けることで、いつか「振り返ればすべては無駄ではなかった」と感じられる日が来る。それって、この上なく幸せな人生じゃないでしょうか？