<第6章> 第4節 感情が曇らせる目 ~直感が見誤るとき~

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第6章 – 人を知り、見極める
~仕事、恋愛、友人…人間関係の悩みも、直感が答えをくれる~

第4節 感情が曇らせる目
~直感が見誤るとき~

適度な距離感を探して

人の悪い面を見ることに罪悪感を持つ人もいると思いますが、良い面ばかり見ようとしていると、かえって直感が鈍ってしまいます。いい人になろう、みんなと仲良くなろうと頑張る必要はないんです。人間関係の悩みをなくすには、「仲良くなることはない、かといって完全に断絶することもない」という、ちょうど良い距離感を探ることが必要なんです。

良い面も悪い面もすべて含めて、直感で人を見ること。「ちょっと…?」と思う人とは、遠慮なく距離を置くこと。これが、幸せな人間関係を増やしていく出発点だと思えば、もっと楽に、もっと上手に人付き合いをしていけるはずです。

感情が曇らせる直感の目

ただし、一つだけ気をつけてほしいことがあります。マイナスの感情が強いと、ときに直感が人を見誤ることがあるんです。

ある知人との間に起こった出来事をお話しさせてください。その人と出会ったとき、まずモヤッとした第一印象を抱きました。でも話してみると、考え方や生き方が似ていて意気投合し、ある資格試験に一緒に挑戦するほど親しくなりました。ただ、やっぱりモヤモヤしてきてしまったので、距離を置くことにしたんです。

見誤りに気づく瞬間

不思議なことに、その後もその方は、私が辛いときにふと連絡をくれて、話を聞いてくれたり、元気をくれたりしてくれました。起こっていることだけを見れば、まぎれもなく魂レベルの友人同士の関係だったんです。

では、なぜ私はその人と距離を置こうとしてしまったのでしょう。

思い返してみると、第一印象でモヤッとしたのは、私が憧れているキャリアをその人が持っていたから。つまり私は、その人に嫉妬していたんです。そして距離を置いたときのモヤモヤは、仕事での関わりではなく、友人として一生の友でいたいという欲求が強くなっていたから。これは憧れによる嫉妬からくる、一種の独占欲だったのだと思います。

感情に気づく大切さ

こうしたマイナスの感情のために人を見極める直感が鈍り、相手を見誤ってしまった。今までも繰り返しお話ししてきましたが、感情の影響力は本当に強いものなんです。

だからこそ、直感で魂レベルの友人を見つけられるようになるためにも、第2章でお話しした方法でマイナスの感情グセを書き換えていくことが大切なんです。

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