日産サクラと三菱eKクロスEVの航続距離は180km(WLTC)です。本島一周は約100kmなので、EV軽自動車のレンタカーは、島の広さに合う航続距離を基準に選べます。
気をつけるのは一点だけ。「どこで充電するか」を出発前に決めておく。それさえできていれば、運転そのものはガソリンの軽自動車とほとんど変わりません。離島まで足を伸ばす日も、本島で充電を済ませてから渡れば不安はありません。
サクラとeKクロスEVは中身が同じ、選ぶ基準は「どの系列の店で借りるか」
日産サクラと三菱eKクロスEVは、バッテリーもモーターも制御ユニットも共通の兄弟車です。車名や型式は違っても、走りや航続距離は同じ基準で考えて問題ありません。
| 項目 | 日産サクラ | 三菱eKクロスEV |
|---|---|---|
| バッテリー容量 | 20kWh | 20kWh |
| 航続距離(WLTC) | 180km | 180km |
| 最高出力 | 47kW(64PS) | 47kW(64PS) |
| 急速充電の規格 | CHAdeMO | CHAdeMO |
| 普通充電 | 3kW | 3kW |
kWhはバッテリーの容量を表す単位で、ガソリン車のタンクの大きさにあたります。20kWhは軽EVとして標準的なサイズ。WLTCは実際の走り方に近い条件で測った公式の航続距離で、エアコンや積載まで含めた現実の数字はこれより短くなります。
では何を基準に選ぶか。中身が同じなら、選ぶときに重要なのは、どの系列の店で借りるかです。サクラは日産系、eKクロスEVは三菱系の販売店が母体になりやすく、島での整備や部品の窓口もそこにつながります。内装の質感や装備内容、グレード展開にも差が出ます。レンタカーでは「借りる店がどちらを置いているか」で決まることがほとんどですが、整備の系列まで見て選べると安心材料が一つ増えます。
実走行は120〜150km、本島一周ぶんは満充電1回で足りる
カタログのWLTC180kmに対して、宮古島の実走行は120〜150kmあたりを見ておくと数字が合います。差を生むのは主に三つです。
- エアコン(年間を通して暑く、ほぼ回しっぱなし)
- アクセルの踏み方
- 乗車人数と荷物(4人フル乗車で消費が増える)
平良の市街地を起点に本島を一周すると、おおむね100km。エアコンを使って回っても1回の充電で足り、戻ってきてもバッテリーに余力が残る計算です。
充電器は本島に点在、急速はホテルと道の駅が中心
充電インフラは「どこでも気軽に」とまではいきません。急速充電器(CHAdeMO対応)が置かれているのは、ホテルや一部の商業施設、道の駅などが中心です。普通充電はもう少し見つかりますが、満充電まで6〜8時間ほどかかるため、宿で夜間に挿しておく使い方が現実的です。
急速の50kWなら20〜30分で80%前後まで戻せます。出発前に各充電ネットワークのアプリで、位置だけでなく稼働中かどうかまで見ておくと無駄足になりません。
繁忙期は充電を利用する人が増えて、人気の急速充電器に列ができるさぁ。あと意外と多いのが、長く停めっぱなしで12Vの補機バッテリーが弱るやつだ。アプリで場所だけ見て安心するんじゃなく、動いてるかまで確かめてから向かいな。
離島へ渡る前に、帰り道ぶんの充電を残しておく
来間島・池間島・伊良部島は橋でつながっているので、EVでもそのまま渡れます。ただし充電設備は島側にはほぼないものと考えておくと安心です。充電は本島で済ませ、渡る前に満充電か残量90%前後にしておくと計算が楽になります。
- 池間島は一周約10km
- 来間島は一周約8km
- 伊良部島は一周約22km
島内を走る距離そのものは短いものの、「本島まで帰るぶん」を別に残しておく必要があります。たとえば伊良部島なら、長い橋を往復して島を一周してもおよそ30km。本島市街まで戻って充電する流れなら、残量70%前後で渡ればゆとりがあります。
EVで離島へ渡る日は、渡る前に本島で充電を済ませておくのが基本。下り坂や減速のときは回生(モーターで発電してバッテリーに戻す仕組み)が働くから、平坦な宮古島では思ったよりバッテリーが減らないこともある。ただ、回生の分は当てにせず、メーターの充電率(SOC)を見て、帰りに使う分が残っているのを確かめてから渡ると安全だよ。
返却は満充電が基本、どこで充電して返すか先に決める
ガソリン車の満タン返しにあたるのが、EVの満充電返しです。多くの店がこの形をとります。ガソリンと違うのは、返す前に「どこで充電するか」をあらかじめ決めておく点。返却店舗に充電器があればその場で挿せますが、すべての店が設備を持っているわけではありません。
予約のときに確認したいのは二つです。
- 返却時の充電ルール(満充電返却か、走行可能距離を残す形か)
- 返却店舗に充電設備があるか
宮古島でEV軽の取扱いを公に告知している大手は、まだ多くありません。予約フォームで車種を指定できるか、備考欄に「日産サクラ希望」「eKクロスEV希望」と書ける店を選ぶと、当日の行き違いが減ります。料金プランに充電料金が含まれるケースもあるため、説明に充電の記載があれば目を通しておくと安心です。
EVを返す前の充電は、前の晩のうちにどこで済ませるか決めておくさぁ。コンビニの隣にスタンドがあるわけじゃないからな。前の晩のうちに、どこで満充電にして返すか決めてから寝る。それくらいでちょうどいい。
宮古島でEV軽自動車を借りられる店舗
取扱車両は変わるため、最新の在庫は予約時に確認しておくのが確実です。
OTSレンタカー 宮古空港前店
日産リーフ(バッテリー容量40〜62kWh、グレードによる)の取扱があります。EV軽自動車(サクラ・eKクロスEV)の取扱有無は店舗ごとに変動するため、予約時の問い合わせフォームで事前に確認しておくと当日の行き違いを防げます。
営業時間は8:00〜18:00。
MIYACTIVレンタカー(宮古島レンタカー)
ハイブリッド車の取扱は確認済みです。EV軽自動車(サクラ・eKクロスEV)の取扱有無は、予約フォームの問い合わせ機能で事前に確認しておくと当日の行き違いを防げます。
宮古空港店の営業時間は8:00〜20:00。
EV軽自動車を確認できている取扱店舗は、現時点ではまだ限られます。借りる前に「EV軽自動車はありますか」と予約サイトの備考欄や問い合わせフォームで聞いておくのが早道です。
EV軽自動車と宮古島のよくある質問
宮古島をEV軽自動車で一周できますか?
できます。本島一周は約100km、エアコン使用時の実走行目安が120〜150kmなので、一周ぶんは十分に足ります。出発前に満充電にしておけば、余裕を持って回れます。
充電スポットは予約できますか?
予約制度は充電ネットワークによって異なります。充電認証カードや専用アプリの登録が必要なネットワークもあります。充電インフラ案内アプリで場所と空き状況を調べてから動くと、当日の迷いが減ります。
EVレンタカーの急速充電器の規格は何ですか?
日産サクラ・三菱eKクロスEVともにCHAdeMO規格の急速充電器に対応しています。CHAdeMOは国内で広く普及している規格で、宮古島の充電設備も基本的にこの規格です。
EV初心者でも借りられますか?
借りられます。操作はガソリン車に近いです。ただし残量の管理だけは、ガソリン車より少し意識が要ります。出発前の満充電と充電スポットの事前確認さえしておけば、あとは問題ありません。
EV軽と宮古島、サイズ感がかみ合う理由
本島一周は約100kmで、高速道路がなく、信号も少ないため、一定のペースで走れます。EV軽の航続距離は、宮古島を一周する距離におおむね合っています。充電インフラはまだ発展途上ですが、エアコンや乗車人数でも航続距離は変わります。「どこで充電するか」を出発前に決めておけば、静かでなめらかな走りを島ぜんぶで味わえます。