助手席のドアと後ろのスライドドアを同時に開けると、タントでは柱のない広い開口部ができます。普通の車なら助手席と後席のあいだに立つセンターピラー(Bピラー)を、タントはドアの内側に格納しました。これが「ミラクルオープンドア」で、ダイハツが2007年の2代目から守ってきた独自構造です。2019年発売の現行4代目(LA650S系)からは両側スライドドアが全グレード標準になり、助手席側からお子さまを乗せたり、手荷物を入れたりするときも、柱のない開口部を使えます。
この開口部の広さが頼もしいのは、チャイルドシートにお子さまを乗せたり、ベビーカーを積み込んだりする家族旅行です。後席の左右にISOFIXが標準装備されているので、チャイルドシートもしっかり固定できます。燃費は22.6km/L(WLTC・2WD・NAのX)でタンクは30Lあり、実際に走れる距離は走行条件と予定する経路によって変わります。背の高い軽自動車なので長い橋の上では横風を受けやすく、橋の手前でスピードを落としてハンドルを両手で握っておくと安心です。室内の高さならN-BOXやスペーシア、燃費の数値ならスペーシアが上ですが、乗り降りのしやすさで選ぶならタントがおすすめです。
タントが「お子さま連れの定番軽」と呼ばれる理由
ミラクルオープンドアの構造
タントの軸はやはりミラクルオープンドアです。助手席ドアと左のスライドドアを両方開けると、途切れのない広い開口部ができます。N-BOX・スペーシア・ルークスはセンターピラーが車体側に残るため、両ドアを開けてもピラーを避けて乗り降りする必要があります。タントだけはそのピラーがドアの内側に収まるので、開口部の真ん中に柱が立ちません。
違いを実感しやすいのが、お子さまを乗り降りさせるときです。一般的な車だとチャイルドシートに乗せる際にピラーをよけようと体をひねる姿勢になりますが、タントなら開口部が広く遮るものがないため、お子さまを抱いたまま前席側から後席へスムーズに動けます。

タントはピラーがドアに埋め込まれているので、お子さまを抱いたままでも頭や肘をぶつけずに乗せ降ろしできます。ベビーカーもたためば入る広さです。ただ、間口が広いぶん、後席の奥まで砂が入りやすい一面もあります。ビーチから上がったら靴の砂を軽く払ってから乗り込むと、車内を汚さずに過ごせますよ。
幼いお子さまが立てるほどの室内高1,370mmとロングスライド
現行4代目の主な数値は次のとおりです(ダイハツ公式サイトの値)。
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| 項目 | 値 |
|---|---|
| 全長 × 全幅 × 全高 | 3,395 × 1,475 × 1,755 mm |
| 室内高 | 1,370 mm |
| 開口部(ミラクルオープンドア) | 助手席と左スライドドアを開けると柱のない開口部に |
| 乗車定員 | 4名(軽規格) |
| WLTC燃費(2WD・NA) | 22.6 km/L(X・L)/21.7 km/L(カスタムX) |
| タンク容量 | 30 L |
| 最低地上高 | 150 mm |
室内高1,370mmは、小学校に上がる前後のお子さまなら車内に立てるくらいの高さです。着替えや授乳のときに体を丸めずに済みます。助手席はロングスライド(380mm)に対応していて、前へ押し込めば後席との行き来が楽になります。運転席もロングスライド装着車なら540mmまでスライドし、後席にも240mmのスライドがあるので、チャイルドシートと前席のすき間は自分たちで調整できます。固定金具のISOFIXは後席の左右に標準対応です。
N-BOX・スペーシアとの分かれ目はピラーの有無
タントと、同じ軽スーパーハイトのN-BOX・スペーシアを並べてみます。
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| 車種 | 全高 | 室内高 | 最低地上高 | WLTC燃費(2WD) | タンク | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| タント | 1,755mm | 1,370mm | 150mm | 22.6km/L(NA・X) | 30L | ミラクルオープンドア |
| N-BOX(標準NA・FF) | 1,790mm | 1,400mm | 145mm | 21.6km/L | 27L | センタータンク・室内高上位 |
| スペーシア(HYBRID G・2WD・ナビ/通信機オプション非装着) | 1,785mm | 1,415mm | 150mm | 25.1km/L | 27L | 燃費トップ・室内高最大 |
出典 各社公式サイト
室内高ではスペーシアとN-BOXが上です。燃費はグレードによって異なるため、配車車両の仕様を確認してください。ではなぜタントを選ぶ人がいるのか。ピラーのない開口部がこの3車種ではタントにしかないからです!室内高があと数十ミリ高くても、乗せ降ろしのたびにピラーをまたぐかどうかの差は、お子さまを抱えた腕にとっては小さくありません。高さで選ぶならスペーシアかN-BOX、燃費ならスペーシア、毎回の乗り降りで選ぶならタント。兄弟分のようでいて、選ぶ理由ははっきり分かれます。タントのタンク容量は30Lで、比較した標準N-BOX・FFとスペーシアの27Lより大きくなっています。給油の回数は走行距離と実際の燃費で変わります。
軽より大きいクラスとの違いは宮古島のレンタカーの車種図鑑で確かめられます。
宮古島でタントを借りた時の実用感
細い路地と駐車場 背の高さで気をつける場面
全幅1,475mmは軽規格に収まる幅で、宮古島の集落の細い路地や、観光スポット周辺の入り組んだ駐車場でも持て余しません。NAのXの最小回転半径は4.4mと小さく、狭い曲がり角での切り返しが少なくて済みます。
気をつけたいのは、背の高さのほうです。2WDの全高1,755mmは軽の中でも背が高い部類で、海をまたぐ長い橋では横風を受けやすくなります。橋にさしかかる手前で一段速度を落とし、ハンドルを両手で持つと安定します。2WDの最低地上高150mmはN-BOXの145mmよりわずかに高いものの、舗装路を普通に走るぶんには差を感じる場面はほとんどありません。路肩の段差を越えるときは徐行し、砂地まじりの場所には乗り入れないことで、足回りへの負担を抑えられます。砂浜への乗り入れは禁止です!車は駐車場に置いて、そこから歩きましょう。

タントみたいに間口が広い車は、スライドドアのレールに砂が噛みやすいんだ。お子さま連れだと開け閉めも増えるから、乗る前に足元の砂を払うだけでもドアのスムーズさが保てるぞ。あと、砂浜に乗り入れた車は腹下に塩と砂がびっしり残るからすぐバレる。返却の点検で分かっちまうし、最初から砂地に入らないのが一番さぁ。出発時も返却時も、下回りとレールまわりはよく見ておいてくれよ。
電動スライドか手動か グレードで変わる装備
両側スライドドアそのものは現行4代目(LA650S系)の全グレードに付いています。違いは電動か手動かです。「X」以上は電動のパワースライドドア、「L」グレードは手動です。レンタカーで実際に配車されるグレードは店舗と在庫しだいなので、電動にこだわるなら予約時にグレードを指定しておくと確実です。
軽でもう一台の定番と迷うならN-BOXのレンタカーを宮古島で借りるが、車高のあるSUVタイプが気になるならハスラーで宮古島を走るが参考になります。
料金相場と取り扱い店舗
料金の目安
宮古島でタントを含む軽クラスを選ぶときは、基本料金に補償やオプションを加えた総額で比べます。1日料金と24時間料金では数え方が異なるため、同じ利用日時で見積もると差額が分かります。
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| 区分 | 通常期24h | 夏季ハイシーズン | CDW(免責補償) |
|---|---|---|---|
| 大手チェーン(オリックスKSクラス等) | 9,240円 | 12,980円 | 1,100円/24h |
軽クラスの免責補償(CDW)は、たとえばタイムズの乗用車で24時間1,100円です。事故修理の上限を下げるCDWと、車が使えない間の補償(NOC)をまとめたワイド補償を付けると、1日あたりの追加はもう少し上がります。補償ごとの正確な金額と中身は宮古島のレンタカーの保険・NOC補償の仕組みに載っているので、最新の料金はそちらで確かめてください。
料金全般の考え方は軽レンタカーの料金相場と選び方で扱っています。
取り扱い店舗
タントは軽スーパーハイトの中でも各社に広く在庫があり、宮古島の大手チェーンと地場系の主要各社で取り扱いが確認できます。
大手チェーン(宮古空港対応)
- オリックスレンタカー 宮古島空港店(KSクラス、タント・N-BOX等)
- ニッポンレンタカー 宮古空港前営業所(軽クラスあり)
- バジェットレンタカー(軽クラスあり)
地場・格安系
- コーラルレンタカー(4人乗り軽 タント・パレット等)
- その他の地場各社(軽クラスで在庫が入っているケースあり)
地場系は「軽クラス」でおまかせ登録されていることが多く、タントを指定できない場合があります。タントに乗りたいときは、予約画面で車種名が確約されているプランを選ぶか、予約後に店舗へ希望を伝えておくと安心です。

夏休みにタントに乗りたいなら、利用日を入れて空きを見ていきましょう。早割を使うなら、二か月前を目安に動くのがちょうどいいんですよ!早割の条件と対象期間は予約画面で確認してくださいね。
夏季の予約タイミングはレンタカーの予約時期と早割の使い方で確認できます。
チャイルドシートを載せると後席はあと何人乗れるか
軽は4名定員 チャイルドシートで後席が埋まる
軽自動車の法定乗車定員は4名です。大人2人+お子さま2人なら定員内ですが、チャイルドシートを設置すると、後席が実質2人ぶんで埋まることがあります。6歳未満のお子さまがいる場合は、チャイルドシートの取り付け位置と、残りの後席にあと何人座れるかを先に確かめておくと、当日になって慌てずに済みます。
チャイルドシートの手配
タントの後席は左右ともにISOFIX金具に対応しています。チャイルドシートのレンタルは有料オプションの会社が多いですが、中には無料で貸し出してくれる店舗もあります。予約時にオプション画面で料金や取り付け条件をチェックしておくと、出発当日もスムーズです。お子さま連れ旅の準備は宮古島のレンタカーでお子さま連れ旅行、チャイルドシートの選び方に詳しく載っています。
ベビーカーの収納
ベビーカーは折りたたんで助手席の後ろの足元に立てて積めることが多いですが、サイズや形によっては収まらない場合もあります。普段使っているベビーカーを必ず持って行く予定なら、たたんだときの寸法を事前に測っておくと安心です。
3代目と現行4代目が混ざる在庫
レンタカー在庫には3代目(LA600S系)と現行4代目(LA650S系)が混在していることがあります。室内のスペックやミラクルオープンドアの使い勝手に違いがあるため、現行を希望するなら予約時に店舗へ確認しておくと確実です。
よくある質問
タントのレンタカーで宮古島を一周できますか?
タントX・2WD・NAはタンク30L、WLTC燃費22.6km/Lで、単純に掛けると678kmになります。これはカタログ値による計算で、実際に走れる距離は走行条件によって変わります。走る予定の経路と燃料計を見ながら、余裕を持って給油しましょう。
ミラクルオープンドアはどのグレードでも付いていますか?
現行4代目(LA650S系)は全グレードにミラクルオープンドアが標準です。タントカスタムのカスタムRSグレードも同じく備えています。ただし電動スライドドアの有無はグレードで分かれ、「L」グレードは手動になります。借りる前にグレードを確かめておくと安心です。
お子さま連れの家族旅行に向いていますか?
ミラクルオープンドアの広い開口部はピラーで途切れないため、お子さまを抱えたまま乗せ降ろしする動線に余裕があります。後席のISOFIXは左右に対応し、チャイルドシートの固定もしやすい設計です。軽の乗車定員は4名なので、大人2人+お子さま複数人で定員に収まるかどうかだけ、先に確かめておくと安心です。
タント指定で予約できない店舗もありますか?
地場格安系の多くは「軽クラス」でまとめて登録しているため、車種の指名ができないことがあります。大手チェーン(オリックス等)では車種または車種グループで絞り込めるケースが多いです。タントにこだわるなら、予約サイトの車種選択画面を確認するか、予約後に各社へ問い合わせておくのが確実です。
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