CDW(免責補償)とは、レンタカーの自己負担の仕組みと加入判断

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屋根つきの駐車場で、柱のすぐ横に止まった車と柱のあいだの狭い隙間を、少し離れて見るツキ

予約画面の補償オプション欄に「CDW」という三文字が並びます。たとえばタイムズカーレンタルのK-0クラスを96時間借りる場合、ここにチェックを入れるとCDW加入料は4,400円です。チェックを外すなら、事故のときの自己負担額がいくらになるかを、借りる会社の補償案内で先に見ておきましょう。

CDWはレンタカーの基本料金にもとから含まれている車両保険の「免責額(自己負担分)」を、ゼロまたは大幅に下げるオプションです。事故や擦り傷の修理代そのものを増やしたり減らしたりするものではなく、その修理代のうち借りた人が払う部分を肩代わりします。1日あたり数百円から二千円台の追加料金で、もしものときの自己負担額が大きく変わります。

CDWに入ってもNOC(休業補償)は別に残る点に気をつけておきたいところです。クレジットカードの付帯補償をあてにする場合でも、NOCまでカバーできるカードはほとんどありません。

CDWが肩代わりするのは「免責額」だけ

CDWは「Collision Damage Waiver」の略で、日本語では免責補償制度と呼ばれます。

レンタカーを借りた時点で、基本料金には対人・対物・車両・搭乗者傷害の4つの保険がすでに含まれています。ここはどの会社でもほぼ共通です。ただ、車両保険には「免責金額」という自己負担分があらかじめ設定されています。修理が必要になっても全額が保険から出るわけではなく、決まった額までは自分で払うルールです。CDWはこの自己負担をゼロにするか、一定額まで抑えるためのオプションです!

つまりCDWは修理代を安くする仕組みではなく、修理代のうち「誰が払うか」を付け替えるための補償です。

基本保険に残る免責額はいくらか

基本保険のままで事故を起こすと、修理費や相手への賠償のうち、免責金額までが自己負担になります。免責金額は負担の上限で、損害がそれより小さければ負担は実費までです。大手各社の普通乗用車なら車両免責5万円・対物免責5万円が基本で、両方が上限まで発生すると自己負担は合計10万円にのぼります。宮古島のパインレンタカーやユニバースレンタカーでは免責補償が料金に含まれています。ルアナレンタカーは基本の免責額を対物10万円・車両20万円としていますが、公式サイト・予約システムの通常プランでは安心パックで免除されます(マンスリーと予約サイトの一部プランを除きます)。免責額と、車を貸し出せない間の休業補償(NOC)は別ですが、ルアナレンタカーの上記通常プランはNOCも免除されます。

CDWに入っておくと、この免責額が免除されるか、低い上限まで下がります。加入料は会社と車種クラスによって異なり、上位クラスほど高くなる設定があります。普通乗用車とバン・特殊車両(1ナンバー・2ナンバー)では料金が分かれ、沖縄地区独自の料金を設定している会社では、普通乗用車でも一段高くなることがあります。会社ごとの料金は補償の料金をまとめた記事で確認できます。

ここで取り違えやすいのが、CDWとNOCの関係です。CDWに入っていても、NOC(車が使えない間の休業補償)はそのまま残ります。補償の適用条件内で修理代の免責とNOCの両方をカバーしたいなら、ワイド補償(安心パック)という上位プランを選びましょう!

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補償の状態 修理代の自己負担 NOC(休業補償)
基本保険のみ 免責額の全額 発生する
CDW加入 免除または大幅軽減 発生する
ワイド補償加入 ほぼゼロ ほぼゼロ

CDWを外すか入れるかの判断の分かれ目

CDWは必ず付けなければいけないものではありません。外して数千円を浮かせるのもひとつの選択肢です。外すかどうかを判断するときは、次の二つのポイントをチェックしてみましょう。

ひとつはクレジットカードの付帯保険でまかなえるかどうか。ゴールドカードや旅行特化型のカードには、レンタカーの車両損傷を補償する特約が付いていることがあります。ただし適用条件はカードごとにばらばらで、そのカードで決済することが条件だったり、国内と海外で扱いが違ったり、補償される免責額に上限があったりします。会員サービスのページで「レンタカー特約」「国内旅行傷害保険」の中身を読んでおくと確実です。

もうひとつはもしものときの自己負担を先に具体的な金額で見ておくことです。免責額が10万円前後になり得る一方で、たとえばタイムズカーレンタルのK-0クラスのCDW加入料は、96時間なら4,400円です。この二つを天秤にかければ、外すか入れるかの判断もしやすくなります。

なお、飲酒運転・無免許運転・約款で禁じられた走行で起こした損害は、CDWに入っていても対象外です。どこまでが対象外かは各社の規約に明記されているため、契約前に目を通しておく必要があります。

ツキ

クレジットカードの付帯補償があるなら、CDWを外す選択肢もありますね。ただ、付帯補償でNOCまでカバーできるカードは滅多にありません。免責額が下りてもNOCは自腹になる場合があるから、カード会社には「NOCも補償されるか」を聞いておくといいですよ!

宮古島で対象外になりやすいケースと農道・砂浜・塩害の線引き

宮古島の道は本土の観光地と少し勝手が違います。幹線道路は舗装されていますが、集落の細い路地やサトウキビ畑沿いの農道がそのまま観光ルートにつながっています。ビーチ入口の駐車スペースで縁石に乗り上げたり、畑沿いの狭い道でミラーを擦ったり、海沿いの駐車場で潮風にさらされて塗装が傷んだりするトラブルは初日でも起こります。

ここで問題になるのが、先ほどの「約款で禁じられた走行は対象外」というルールです。未舗装路・砂浜への乗り入れを約款で禁止している契約では、禁止行為による傷が補償の対象外になります。農道の先にビーチが見えていても、車は舗装路に置いて歩くようにしましょう。せっかくの補償をムダにしないためのいちばんの自衛策です。

もうひとつ見落としやすいのが、タイヤのパンクと鍵の紛失です。この2つをCDWの範囲外としている会社があり、別枠の自己負担になる場合があります。予約時に補償選択画面や規約ページで「パンク時の費用」「鍵紛失時の費用」の扱いを確かめておけば、トラブルの際も慌てずに対応できます。

CDWのよくある質問

CDWに入れば修理代は全部カバーされますか。

いいえ。CDWがカバーするのは免責額(自己負担分)だけで、修理代そのものをすべて引き受けるものではありません。さらにNOC(休業補償)はCDWの対象外で、別に発生してしまいます。補償の適用条件内で修理代の免責額とNOCをまとめて免除したい場合は、ワイド補償(安心パック)を選ぶのがおすすめです。

手持ちの自動車保険で、レンタカーの免責金額もカバーできますか。

ご自身の自動車保険に「他車運転特約」が付いていれば、免責金額をカバーできる場合があります。ただし、NOCまで補償してくれるケースはほとんどありません。保険会社の窓口で特約の適用範囲とNOCの扱いを確かめてから、レンタカーの補償プランを決めておくと安心です。

CDWの料金はいくらが目安ですか。

料金や差額は会社・利用日・車種・補償をそろえた見積りで確かめておきましょう。バンや特殊車両、沖縄地区独自の料金を設定している会社では高くなることがあります。利用日数が増えるほど総額も大きくなるため、予約画面の補償選択欄で金額をしっかり確かめておきましょう。会社別の正確な金額は補償の料金をまとめた記事で確認できます。

CDWは予約後に追加・解除できますか。

予約後でも、貸出手続き前の追加・解除は会社や予約方法によって扱いが異なります。変更したい場合は、借り出し前にレンタカー会社の予約窓口へ確かめておくと安心です。ニッポンレンタカーは貸渡手続き後、オリックスレンタカーは借受期間の途中でのCDWの加入・解約を認めていません。

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