宮古島の2月は特に大きなイベントもなく、沖縄の風習でもある「ジュウルクニチー」のある月です。

2024年 2月開催予定の最新イベント情報一覧!

※2月の島内年間行事はこの下に記載しています。

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「旧十六日祭」(グソー(あの世)の正月)

グソー(あの世)の正月「旧十六日祭」の二十日とも言います。この日は、前日から準備した料理を手に分家の女性たちがムトゥヤ(本家)に出掛け仏壇前にごちそうを並べて焼香して、祖先のため新年を迎えます。

各家には沖縄本島などからきょうだいや親類などの分家、縁のある人たちが次々と訪れ、お仏壇前に置いた敷物の上に酒と米、塩をはじめ大きなおにぎり、三枚肉の煮物や刺し身、菓子、果物を並べ線香を立てて手を合わせます。

御願は女性たちの務めで、旧十六日祭が盛んな宮古島では、旧十六日が(子:ね)、(卯:うさぎ)、(申:さる)の日に当たると墓に参拝しないという風習が地域によって残っているところもあります。

ジュウルクニチーについてちょっと深堀り!

沖縄には3回のお正月があることをご存知ですか?

  • 新暦のお正月
  • 旧暦のお正月(旧正月)
  • あの世のお正月(グソーヌ正月)

今回ご紹介するジュウルクニチー(十六日祭)は、あの世のお正月にあたります。旧暦の1月16日に行われ、沖縄では旧正月を祝った後にこの行事が続きます。旧暦の1月14日から15日はソーグヮチグワァー(小正月)と呼ばれ、生きている人間のお正月の締めくくりです。この期間に正月飾りを片付ける家庭が多いです。

そして、旧暦1月16日からはあの世のお正月であるジュウルクニチー(十六日祭)が始まります。この日はご先祖さまへの墓参りが許され、家庭では仏壇にお線香やお供え物を供えて手を合わせます。ジュウルクニチー(十六日祭)は、シーミー(清明祭)や旧盆と並ぶ、盛大な先祖供養の一つです。

いつ行うのか?(旧暦で毎年1月16日)

ジュウルクニチーは毎年旧暦の1月16日に行われ、2023年は新暦の2月6日にあたります。この行事は「グソーヌ正月」とも呼ばれ、一族で墓参りをして重箱などを供えて先祖を祀ります。特に宮古島、八重山、久米島の離島や沖縄本島北部で盛大に行われます。

沖縄本島中南部では墓掃除をして、仏壇に簡単なお供えをする程度とされています。

また、年内に死者が出た家庭では、ミージュウルクニチー(新十六日)として、墓前と仏壇に重箱を供え、親族や地域の人たちが焼香に訪れます。

お供えもの

ジュウルクニチーでは、先祖へのお供え物を準備します。地域や家庭によって異なるかもしれませんが、一般的には以下のようなものが供えられます。

  • ヒラウコウ(線香)
  • 重箱料理(ジューバク)
  • ウチカビ(あの世のお金)
  • いつものお供え物(お供え花、お茶、お酒、生菓子、果物など)

お膳やお供え物の並べ方にも地域や家庭ごとに決まりがあるようです。

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