多良間島をぐるっと一周する23.75km。最高標高わずか34mの平坦なコースを、サトウキビ畑と海風に包まれて走ります。でもこの大会の主役はゴールの先にあります。走り終えたランナーも島民も一緒になって泡盛を酌み交わすアフターパーティーこそが「本番」と言われる、多良間島ならではのマラソン大会です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | 多良間一周マラソン |
| 回数(2025年) | 第25回記念大会 |
| 開催日(2025年) | 11月15日(土) |
| 会場 | 多良間村役場前(スタート・ゴール) |
| 種目 | 23.75km(島一周)/ 10km / 5km / 3km |
| コース特徴 | 全コース平坦(最高標高約34m) |
| 主催 | 多良間一周マラソン実行委員会 |
コースの特徴 — 完全フラットの島一周
23.75km(島一周コース)
多良間島を文字通り一周するメインコースです。最高標高が約34mという、ほぼ真っ平らな島なので、アップダウンの心配はゼロ。サトウキビ畑の間を走り、集落を抜け、海沿いの道に出て、また畑の中へ。島の風景がめまぐるしく変わるわけではありませんが、そのゆったりとした単調さがかえって心地よく、走ることだけに集中できます。
フルマラソンの距離はないので、普段ハーフマラソンを走っている方なら十分に完走を狙えます。
10km / 5km / 3km
短い距離のコースも用意されているので、マラソン初心者やお子さんも参加しやすい大会です。3kmコースなら島の雰囲気を味わいながらのジョギング感覚で楽しめます。
アフターパーティーが「本番」
多良間一周マラソン最大の名物は、レース後のアフターパーティーです。
ゴールしたランナーも、応援していた島民も、みんなが一緒になって宴会が始まります。多良間島の泡盛が振る舞われ、島の伝統的な揚げ菓子「ぱんびん」が並び、青年会の余興で会場が盛り上がります。
多良間島は人口約1,000人の小さな島。マラソン大会の日は島外からランナーが集まり、島がいちばん賑やかになる日でもあります。走った人も走っていない人も関係なく、全員が島の一員になれるような空気感があります。「マラソンを走りに行く」というよりも「島のお祭りに参加しに行く」感覚に近いかもしれません。
多良間島について
多良間島は宮古島と石垣島のほぼ中間に位置する、周囲約19kmの平坦な島です。宮古島からはフェリーまたは飛行機でアクセスします。
国の重要無形民俗文化財に指定されている「八月踊り」(旧暦8月)で知られ、琉球王朝時代の芸能を今に伝える文化の島でもあります。黒糖(純黒糖)の産地としても有名で、多良間産の黒糖はお土産としても人気です。
過去の開催実績
| 年 | 日程 | 備考 |
|---|---|---|
| 2022年 | 11月 | 第22回 |
| 2023年 | 11月 | 第23回 |
| 2024年 | 11月 | 第24回 |
| 2025年 | 11月15日 | 第25回記念大会 |
※例年11月中旬の開催です。
多良間一周マラソン、走った先の宴こそが本番です
多良間一周マラソンに参加した人がみんな口を揃えて言うのが、「マラソンより宴会のほうが長かった」ということです。僕も初めて行ったとき、ゴールした瞬間に泡盛を渡されて面食らいました。でもそれが多良間の流儀なんです。
島一周コースは平坦なので、正直なところ景色の変化は少ないです。サトウキビ畑、集落、海、またサトウキビ畑。でもそのシンプルさが逆にいい。余計なことを考えずに、ただ走ることに集中できる贅沢さがあります。途中で島のおばあが手を振ってくれたりすると、それだけで元気が出ます。
レース後のアフターパーティーでは、ぱんびん(島の揚げ菓子)をつまみながら、隣に座った島民と泡盛を酌み交わす時間があります。人口1,000人の島に外から人が来るのが嬉しいんでしょうね、みんな本当に温かく迎えてくれます。宿泊して翌朝のフェリーで帰るプランが断然おすすめです。
多良間一周マラソンのおすすめは前泊 — 島の宴に飛び込む魅力
宮古島から多良間に渡ると、時間の流れが明らかに変わります。フェリーを降りた瞬間に空気がゆるんで、「ああ、ここは別の島だな」と体で感じるんです。マラソン大会の前日に入って、集落を散歩しながら島のリズムに馴染んでおくと、当日の楽しさが全然違います。
レース中のことをひとつ。沿道で応援してくれるおばあたちが、本気で心配そうな顔をして「大丈夫ね? 水飲んだ?」と声をかけてきます。あれがたまらなくいいんですよね。タイムとか順位とかどうでもよくなって、「完走して、あのおばあにゴール見せたいな」という気持ちで走れます。
アフターパーティーでは、隣の人に泡盛を注いでもらって名前も知らないまま乾杯するのが多良間の流儀です。翌朝のフェリーまで時間があるので、港の近くをぶらぶら歩いてみてください。レースの余韻と二日酔いが混ざった朝の多良間島は、なんとも言えない幸福感がありますよ。
観光客へのガイド
- エントリー
- 事前申込制。多良間村役場や沖縄県のスポーツイベント情報で募集が告知されます。記念大会の年は参加者が増える傾向があるため、早めの申込がおすすめです
- 多良間島へのアクセス
- 宮古島(平良港)からフェリー「たらまゆう」で約2時間。または琉球エアーコミューター(RAC)で宮古空港から約25分。フェリーは1日1往復、飛行機は1日2往復が基本です
- 宿泊
- 島内に民宿が数軒あります。マラソン大会の日は満室になりやすいので、エントリーと同時に宿の確保を。宮古島から日帰り参加も可能ですが、アフターパーティーを楽しむなら島内泊が断然おすすめです
- 気候
- 11月の多良間島は平均気温22度前後。走るにはちょうどいい気候です。ただし海風が強い日もあるので、防風用の薄手のウインドブレーカーがあると安心です
- アフターパーティー
- これを目当てに参加するリピーターも多いです。泡盛が苦手な方も、島の料理と余興だけで十分楽しめます
- 買い物
- 島内にコンビニはありません。売店が数軒あるのみなので、必要なものは宮古島で調達してから渡航してください
- 帰りの交通
- フェリーの最終便は午後早い時間に出港します。宿泊せず日帰りの場合は、帰りの便の時間を事前に確認しておいてください
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