1985年に始まった「全日本トライアスロン宮古島大会」、通称ストロングマン。スイム3km、バイク123km、ラン42.195km、合計168.195kmを1日で走破するロングディスタンスのトライアスロン大会です。宮古ブルーの海を泳ぎ、伊良部大橋を自転車で渡り、島中から「ワイドー!(頑張れ!)」の声援を受けながらゴールを目指す。選手にとっても、沿道で応援する島の人にとっても、宮古島の春を象徴する一大イベントです。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催時期 | 毎年4月第3〜4日曜日 |
| 会場 | 宮古島全域(スイム: 与那覇前浜 / ゴール: 市陸上競技場) |
| 総距離 | 168.195km(スイム3km+バイク123km+ラン42.195km) |
| 定員 | 1,500名 |
| 参加費 | 60,000円(2026年) |
| 主催 | 宮古島市 / 全日本トライアスロン宮古島大会実行委員会 |
| 公式サイト | tri-miyako.com |
2026年、第40回の節目にラン距離変更
2026年の第40回大会では大きな変更がありました。これまで35kmだったランが42.195km(フルマラソン)に延長され、総距離は161kmから168.195kmに。スイム3km+バイク123km+フルマラソンという、名実ともにアイアンマンディスタンスに匹敵する超過酷レースになりました。
40回という節目にふさわしい、挑戦の幅が広がるアップデートです。
コース — 宮古島の絶景をすべて走る
スイム(3km)
スタートは与那覇前浜ビーチ。東洋一とも言われる白砂のビーチから宮古ブルーの海へ飛び込みます。透明度が高すぎて海底のサンゴが見える中を泳ぐのは、この大会ならではの贅沢です。
バイク(123km)
宮古島を1周半するバイクコースは、伊良部大橋を渡るルートが含まれます。全長3,540mの橋の上を駆け抜ける爽快感は格別。サトウキビ畑が広がる平坦な道と、海岸線のアップダウンが交互に現れるコースレイアウトです。
ラン(42.195km)
城辺方面への折り返しコース。午後の強い日差しの中、フルマラソンの距離を走りきる精神力が試されます。沿道では地元の方々が私設エイドを設け、黒糖やフルーツ、冷たい飲み物でランナーを支えてくれます。
ゴール: 宮古島市陸上競技場。最後のストレートでは、沿道の「ワイドー!」の大合唱が選手を迎えます。
島ぐるみで選手を支える文化
トライアスロン宮古島大会の最大の魅力は、島全体が一つのチームになること。
- 私設エイド
- 沿道の民家や自治会が自主的に設置。宮古そば、サーターアンダギー、バナナ、黒糖、氷水など、補給食は島の味
- 応援の熱量
- 学校、老人会、婦人会、企業――ほぼ全ての島民が沿道に出て声を上げます
- ボランティア
- 約3,000人が大会運営を支えます
「ストロングマンになれたのは、島の人たちのおかげ」。完走した選手の多くがそう語ります。
過去の開催実績
| 年 | 日程 | 備考 |
|---|---|---|
| 1985年 | 4月28日 | 第1回大会 |
| 2024年(第38回) | 4月21日 | |
| 2025年(第39回) | 4月20日 | 完走者1,258名 |
| 2026年(第40回) | 4月19日 | ラン42.195kmに変更、総距離168.195km |
トライアスロン宮古島 — 島中が応援団になる日の見どころ
トライアスロンの日は、宮古島がいちばん熱くなる日です。走るのは選手だけど、島全体が一つのチームになる。地元の僕らはそう感じています。
朝の前浜でスイムスタートを見届けたら、車で先回りしてバイクコースの沿道に陣取る。おばあたちは自宅の前にテーブルを出して、黒糖やバナナやサーターアンダギーを山盛りにしている。誰に頼まれたわけでもないのに、毎年やるんです。選手が「ありがとう!」って手を振ってくれると、おばあも「ワイドー!」って返す。あのやり取りがたまらなく好きです。
いちばんの見どころは、やっぱり夕方のゴール地点。制限時間が迫る中、最後の力を振り絞って競技場に入ってくるランナーを、スタンドの全員が総立ちで迎えます。泣いている選手、笑っている選手、何も言えずに膝から崩れる選手。走っていない僕らまで胸が詰まる。あの光景は、一度見たら忘れられないと思います。
観光客へのガイド
選手として参加する場合
- エントリー
- 例年秋頃に翌年のエントリーが開始されます。定員1,500名で抽選になることも
- 参加費
- 60,000円(2026年)
- 参加資格
- 大会規定のトライアスロン完走歴が必要(詳細は公式サイト参照)
- 宿泊
- 大会期間中は島内の宿がほぼ満室になります。エントリーと同時に宿の確保を
応援・観戦する場合
- おすすめ観戦スポット
- 与那覇前浜(スイムスタート)、伊良部大橋(バイク)、市陸上競技場(ゴール)
- 交通規制
- レース中は島内の主要道路で大規模な交通規制があります。車での移動に時間がかかるため、観戦ポイントは事前に絞っておくのが賢明です
- 楽しみ方
- ゴール地点では選手が次々とフィニッシュする感動的なシーンが見られます。何時間もかけて走り抜いた選手がゴールテープを切る瞬間は、見ているだけで胸が熱くなります
注意事項
- 大会当日はレンタカーの移動に制約が出ます。バス運行にも影響があるため、事前の計画が重要
- 島内の飲食店はトライアスロン関連の予約で混み合います
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