川のない島で暮らすということ。宮古島の人々にとって「水」は、蛇口をひねれば当たり前に出てくるものではありませんでした。世界初の大規模地下ダムという偉業を祝い、水の恵みに感謝するこのお祭りは、子どもから大人まで夏の一日を水遊びで満喫できるイベントです。

基本情報

項目内容
開催時期7月〜8月上旬(例年)
会場皆福地下ダム公園(城辺皆福地区)
アクセス宮古空港から車で約20分
料金無料
主催宮古土地改良区

宮古島と水の物語

宮古島は琉球石灰岩でできた平坦な島で、雨が降っても地中に浸透してしまい、地表に川がほとんどありません。その宮古島が農業用水を確保するために生み出したのが「地下ダム」です。

地下の石灰岩層に壁(止水壁)を設けて地下水をせき止め、農業用水として活用する仕組みで、宮古島には福里ダム・砂川ダム・皆福ダムなどが建設されました。世界でも初めての大規模な地下ダム群であり、宮古用水は沖縄県唯一の「疏水百選」にも選ばれています。

宮古水まつりは、この地下ダムの恩恵に感謝し、水の大切さを次世代に伝えるために2010年(平成22年)にスタートしました。

お祭りの内容 — 大人も子どもも全力で水遊び

ウォーターアトラクション

会場の皆福地下ダム公園には大型プールやウォータースライダーが設置され、真夏の宮古島で思いっきり水遊びが楽しめます。地下ダムの水がもたらす恵みを、文字どおり全身で体感できるイベントです。

ステージイベント・食

そうめん流しや民謡ショー、エイサーの演舞など、沖縄らしいプログラムも充実。地元の食材を使った屋台も並び、お祭りの雰囲気を盛り上げます。

地下ダム資料館の無料開放

通常は有料の地下ダム資料館がこの日は無料で開放されます。地下ダムの仕組みや宮古島の水の歴史を学べる貴重な機会です。お子さんの自由研究にもおすすめです。

地下ダムが持つ価値

世界初の大規模地下ダム
地表にダム湖を作らないため、景観への影響がほとんどない
疏水百選
農林水産省が選定した日本の代表的な農業用水路。沖縄県では宮古用水が唯一の選定
農業革命
地下ダム完成後、宮古島のサトウキビ生産量は飛躍的に向上しました

過去の開催実績

日程備考
2010年初開催
2019年8月4日

水まつりをもう一度 — あの夏の地下ダム公園が楽しかった

僕ら島の人間にとって水まつりは「夏休みの楽しみ」そのものでした。皆福の公園にウォータースライダーが出現する日なんて、子どもたちはもう朝からソワソワです。大人も大人で、そうめん流しでオリオン片手にのんびり過ごすのが最高だったんですよね。

地下ダムって、観光で来ただけだとなかなかピンとこない施設だと思います。でも「川のない島にどうやって水を確保したか」を知ると、宮古島の見え方がちょっと変わるんです。資料館に入ったときの「え、こんな仕組みだったの」という驚きは、海やビーチとはまた違った宮古島の体験になります。

皆福地下ダム公園や資料館は普段から見学できますので、ドライブのついでに立ち寄ってみてください。「水」を切り口に宮古島を知るって、なかなか贅沢な体験ですよ。

観光客へのガイド

  • 皆福地下ダム公園はドライブの立ち寄りスポットとしておすすめ。 宮古空港から車で約20分、城辺方面へのドライブコース上にあります。
  • 地下ダム資料館は通年で見学可能です。 地下ダムの仕組みや宮古島の水の歴史を学べます。
  • お祭りの開催時期は変動することがあります。 事前に宮古土地改良区や宮古島市の公式情報をチェックしてください。

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