宮古島北部・狩俣地区で旧暦8月15日に行われる大綱引き。100年以上の歴史を持つこの行事では、集落が東西に分かれて巨大な綱を引き合い、その後は神輿が空高く投げ上げられます。引き終わった綱の一部をお守りとして持ち帰れるのも、この祭りならではの楽しみです。

基本情報

項目内容
開催時期旧暦8月15日(十五夜)/新暦9月中旬〜10月初旬ごろ
会場県道230号線・狩俣小学校前付近
アクセス宮古空港から車で約30分(島の北端方面)
料金無料(参加自由)
主催狩俣自治会

東vs西 — 100年以上続く集落の大勝負

狩俣十五夜大綱引きは、100年以上にわたって受け継がれてきた宮古島を代表する秋の行事です。

十五夜の夜、狩俣の集落は東と西に分かれます。県道230号線に巨大な綱が横たわり、合図とともに双方が一斉に引き始める――その瞬間の熱気は、一度体感すると忘れられません。

綱引きのあとも見逃せない — 神輿と「お守り綱」

大綱引きが決着すると、今度は神輿が登場します。担ぎ手たちが神輿を空高く投げ上げる光景は、勝負のあとの興奮をさらに盛り上げます。

そして、この祭りのもう一つの魅力が、引き終わった綱の一部をお守りとして持ち帰れること。大綱の藁を少しいただいて、無病息災や家内安全の願いを込めて持ち帰る――地元の人に混じって、観光客もこの風習に参加できます。

十五夜の祭祀としての意味

旧暦8月15日の十五夜は、宮古島各地で豊年祭や奉納行事が行われる特別な日です。狩俣の大綱引きも、単なる力比べではなく、五穀豊穣と集落の繁栄を祈る神事としての意味を持っています。

東西どちらが勝つかによって翌年の豊凶を占うという側面もあり、集落の人々にとっては真剣勝負。応援の声が夜空に響き、十五夜の月が煌々と綱を照らす光景は、宮古島の秋祭りの原風景そのものです。

見どころ

県道を使った大綱引き
普段は車が行き交う県道230号線が、この夜だけ綱引きの舞台に変わります
神輿の投げ上げ
綱引き後の神輿パフォーマンスは迫力満点
お守り綱
引き終わった綱の一部を持ち帰れます。旅の思い出と御利益を兼ねたお土産に
狩俣集落の雰囲気
宮古島北端に位置する歴史ある集落。御嶽や拝所が点在する独特の空気感も魅力です

過去の開催実績

日程備考
2023年9月29日旧暦8月15日
2024年9月17日旧暦8月15日

※旧暦に基づくため、毎年新暦の日程が変わります。

狩俣の大綱引き、穴場の楽しみ方は「綱を持ち帰る」ことにあり

県道が封鎖されて、あの狭い道に巨大な綱がドンと横たわる。普段は静かな狩俣の集落が、この夜だけ別の場所みたいになります。東と西に分かれて綱を引くんですが、観光で来た方もどちらかに混ざって引けるので、遠慮なく参加してみてください。引いているうちに隣のおじぃと目が合って、自然と笑顔になります。

僕が毎年いちばん好きなのは、実は綱引きのあとです。引き終わった綱から藁をちょっとだけいただいて、お守りとして持ち帰る風習があるんですよね。ビニール袋を一枚持っていくといいですよ。地元の人たちも当たり前のようにやっているので、初めてでも気後れしなくて大丈夫です。

神輿が空に投げ上げられる場面もあるので、綱引きが終わったからといってすぐ帰らないでくださいね。勝負のあとの高揚感がまだ残っている中で神輿が宙を舞う瞬間は、写真じゃ伝わらない迫力があります。

狩俣の十五夜大綱引き、感動するのは月明かりの下で県道が人で埋まる光景です

狩俣は宮古島の北の端にある集落で、普段はびっくりするくらい静かな場所です。それが十五夜の夜になると、あの県道が人で埋め尽くされる。車が通るはずの道に巨大な綱が横たわって、集落の人間が東と西に分かれて本気で引き合う。あの非日常感は、何年住んでいても毎回ワクワクします。

僕ら地元の人間が密かに楽しみにしているのは、実は綱引き本番より前の「集まってくる時間」だったりします。夕方から狩俣に人が増え始めて、子どもたちが走り回って、あちこちで久しぶりの顔が挨拶を交わしている。十五夜の月がだんだん高く昇ってきて、いよいよ始まるぞという空気が集落全体に広がっていく。あの高揚感は、大きなイベントでは絶対に味わえません。

お守り綱を持ち帰る風習も、ぜひ体験してほしいです。綱引きが終わったあと、みんなが綱から藁をちょっとずついただいていく姿を見ると、この綱が単なるロープじゃなくて、集落の祈りそのものなんだなと感じます。ビニール袋一枚持って行くだけで、宮古島の一番いいお土産が手に入りますよ。

観光客へのガイド

日程の確認
旧暦8月15日は毎年変わります。宮古島市の広報や地元紙で事前に確認してください
参加方法
大綱引きは観光客も参加できます。東西どちらかに加わって、一緒に綱を引きましょう
お守り綱の持ち帰り
綱引き終了後、綱の藁を少しいただけます。ビニール袋を持参しておくと便利です
服装
綱引きに参加するなら、動きやすい服装と運動靴で。見学だけでも砂埃が立つので、汚れてもいい格好がおすすめです
駐車場
狩俣小学校周辺に臨時駐車場が設けられることがあります。集落内は道幅が狭いため、早めに到着するのが安心です
交通手段
宮古空港からレンタカーで約30分。夜間の開催になるため、帰りの運転に備えてアルコールは控えめに
注意事項
県道を封鎖して行われるため、周辺は交通規制がかかります。時間に余裕を持って移動してください

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