3月も大きなイベントは特に無く、地域の祭事がある月ですね。3月は比嘉の二十日正月。旧暦の一月二十日に執り行われる行事です。

2024年 3月開催予定の最新イベント情報一覧!

※3月の島内年間行事はこの下に記載しています。

比嘉の二十日正月

旧暦の一月二十日に、宮古島市城辺字比嘉で行われる「比嘉の二十日正月」。この行事では、二頭の獅子が集落を回り、厄払いと無病息災を祈願します。この一年間に新築した家屋の厄払いがメインイベントですが、建築中の住宅や比嘉出身者の新築家屋も対象となります。比嘉の獅子舞は、1913年から毎年行われるようになり、その歴史は浅いながらも重要な文化財です。

獅子が踊る!比嘉の二十日正月の由来と歴史

比嘉の二十日正月は、明治時代に土地の所有をめぐり士族と平民が争い、旧暦一月二十日の和解を記念して始まりました。初めは多彩な催しでにぎわいましたが、現在では獅子舞だけが伝わっています。比嘉地域総合施設前で神司が祈願した後、獅子が踊り始めます。三線や太鼓、ホラ貝の音に乗って、獅子が公民館を三周して集落に入ります。

躍動感が凄い!の獅子舞パフォーマンス

午後3時前には公民館前に集落の人々が集まり、二十日正月の準備が整います。獅子舞は、伝統の獅子舞が始まり、アラシャーの誘導で力強い舞が披露されます。三線、太鼓、鐘、ホラ貝の伴奏に合わせて獅子が踊り、集落の人々もマーニ(クロツグ)の葉飾りを巻いて後を追います。公民館の周りを三周した後は、広場で二頭の獅子が大地に伏せ、円陣を組んで踊ります。

行事の流れ

やがて、獅子を中心に踊る輪クイチャーが始まり、集落の人々も一緒に踊ります。続いて、二頭の獅子が鈴の付いた綱を互いにくわえ、綱引きのような舞を見せます。この舞は、島の各地で行われる大綱引きの形をモチーフにしている可能性があります。

歴史を感じる厄払いの秘密

二十日正月は、広場での獅子舞が終わると休憩が取られ、その後、三台の軽トラックが集落を回って厄払いを行います。新築や改築をした家々を訪れ、獅子が家の周りを三周し、厄を払います。比嘉の獅子舞の起源は、1860年代の疫病厄払いとして始まりました。

楽しく、地域の伝統を大切に。

この行事は、宮古島の他の祭りや儀式と共通する要素があり、さまざまな文化の影響を受けていることがわかります。比嘉の二十日正月は、地域の歴史や文化を深く知る機会となり、今後も大切にしていきたい伝統行事です。

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