下地島でいちばん人が集まる17END(滑走路の先に広がる海)は、車で乗り入れることができません。駐車場に車を置き、滑走路沿いの道を5分ほど歩くと、滑走路の北端と海を一望できます。レンタカーで行けますが、主な見どころは車を降りてから歩いて楽しみます。
宮古本島からは車で30分ほど。伊良部大橋を渡って伊良部島に入り、そこから小さな橋を6本続けて越えると下地島に入ります。フェリーの乗り換えはありません。レンタカーをそのまま乗り入れられます。
下地島の位置と行き方
下地島は伊良部島の西に隣接する島で、面積は約10km²。島の大部分はみやこ下地島空港の用地で、民家や集落はありません。宮古本島から見ると北西にあたります。
宮古空港を出たら、国道を北西に進んで伊良部大橋の入口へ向かいます。全長3,540mの橋で伊良部島に上陸し、島を西へ抜けると、乗瀬橋・伊良部橋・仲地橋・国仲橋・たいこ橋・なかよね橋という6本の小さな橋が連なって下地島へつながります。橋はどれも車でそのまま渡れて、宮古空港から17ENDの駐車場まで30〜35分が目安です。
島に入るとガソリンスタンドもコンビニもスーパーもありません。給油と食料の調達は、下地島へ渡る前に、宮古島本島または伊良部島で済ませておくと安心です。
17END 滑走路の先に海がある場所
みやこ下地島空港の滑走路17番、その北端に接した海岸が17ENDです。「Runway 17のEnd(末端)」が名前の由来で、頭上を飛行機が飛び、足元に海が広がる景色で知られています。
駐車場は無料で約20台分。2019年のみやこ下地島空港の開港に合わせ、滑走路方向への車両進入は禁止されました。駐車場から徒歩5分です。柵の先を歩くと、右手に滑走路、左手に海が見えます。テトラポッドを下りるとビーチに出ます。
足元はテトラポッドなので、サンダルやスリッパだと滑ります。歩きやすい靴が安心です。ビーチにトイレ・シャワー・自販機はなく、最寄りのトイレは車で約3分の通り池駐車場です。夏は朝7時半には駐車場が埋まることもあり、早朝を狙うなら時間に余裕を持って向かうのが安心です。
17ENDは、車で入る場所じゃなくて歩いて行く場所だ。進入禁止の柵の手前で無理に切り返すと、縁石で車体の下側を擦りやすい。
中の島海岸(カヤッファ)へ行くときの注意点
正式名称は中の島海岸(カヤッファ)。下地島空港の滑走路の西側、17ENDの南に位置します。
砂利敷きの簡易駐車場があり、台数は多くありません。満車のときは、少し離れた路上スペースで空きを待つことになります。駐車場から坂を下って徒歩約3分でビーチです。
浅瀬にサンゴ礁が広がり、熱帯魚が集まります。波が穏やかで、足の届く範囲でも魚が見えるので、シュノーケリングの環境としては宮古諸島でも条件のそろったエリアです。子供連れでも入りやすい一方、水中の岩場は起伏があるため、サンダルよりかかとのある靴のほうが安全です。
トイレ・シャワーはありません。最寄りのトイレは約2km先の通り池駐車場です。夏場の午前中は早い時間から混み合います。
通り池 国指定の名勝・天然記念物
下地島の通り池は、2006年7月28日に国の名勝・天然記念物に指定されました。名勝と天然記念物、二つの区分で同時に指定された珍しい文化財です。
大小2つの円形の池が並びます。海側の一の池は直径75m・深さ45m、陸側の二の池は直径55m・深さ25m。水中で一の池と二の池はつながり、さらに洞穴を通じて外洋ともつながっています。琉球石灰岩のカルスト地形が、雨水と波の浸食でかたちづくられたものです。
駐車場は無料で大型バスも入る広さがあり、トイレも完備。駐車場から展望台まで遊歩道を約300m、徒歩5分ほどです。展望台から先は足元が不安定な箇所があるため、展望台までにとどめておくのが安全です。
池への飛び込みや入水は厳禁です。文化財保護法の制限があるうえ、深さ45mの池は安全面でも重大なリスクを伴います。ダイビングは上級者専用で、体験ダイビングには対応していません。
佐和田の浜 巨岩と夕日、日本の渚100選
佐和田の浜は1996年に「日本の渚100選」に選ばれ、宮古島市の名勝にも指定されている海岸です。
最大の特徴は、沖合に点在する無数の巨岩。1771年の明和の大津波で運ばれてきたと伝えられ、その巨岩と夕日が重なる眺めは、ほかの浜では見られません。
非常に遠浅で、干潮時には岩の点在する沖まで歩いて入れます。ただし大潮で潮が満ち始めると、海水が驚くほど速く戻ってきます。沖へ出過ぎて引き返せなくなる例もあるので、潮の動きを見ながら歩く距離を決めるのが安全です。
駐車場(無料)・トイレ・シャワーがそろっています。西を向いた海岸なので、夕方の光が海面に差し込み、夕日の名所として人気です。
搭乗しなくても入れるみやこ下地島空港ターミナル
2019年3月30日に開港したみやこ下地島空港は、飛行機に乗らない旅行者でもターミナルの一般エリアに入れます。
木の質感を生かした開放的な平屋で、カフェやレストランが数店舗。屋外テラスと、水に囲まれたソファ席の水上ラウンジがあり、飛行機と海を同時に眺められます。
営業は9時〜19時前後が目安で、季節によって変わります。雨や強風で海岸が楽しめない日の代わりの立ち寄り先として使えるので、訪問前に最新の営業時間を確認しておくと予定を立てやすくなります。
構内や近隣には、オリックスレンタカー・OTSレンタカー・トヨタレンタカー・パインレンタカーなど複数の会社が営業所を構えています。受付場所と営業時間は会社ごとに違うため、利用する会社の予約画面で受付位置と時間を先に確かめておくと確実です。
ガソリン・買い物は島に入る前に
下地島にガソリンスタンドはありません。名前がまぎらわしいのですが、「JA下地セルフSS」は宮古島本島の下地地区(下地字洲鎌)にある店舗で、下地島とは別の場所です。島に入ってからの給油はできないため、本島で満タンにしてから渡るのが確実。渡ったあとに入れるなら、伊良部島の3軒(apollostation みなみ給油所・ENEOS伊良部給油所・ENEOS佐良浜SS。いずれもフルサービスで19時前後まで)を使います。
コンビニとスーパーは島にありません。飲み物・日焼け止め・シュノーケルセットといった消耗品も、本島か伊良部島のサンエー(伊良部店など)で買ってから渡るのが安心です。
下地島でいちばん起きやすいのが、タイヤのトラブルなんよ。17END手前の砂利スペース、テトラの縁石、通り池の遊歩道の端。路面が安定しない場所が多くて、気づかないうちにサイドウォールを傷つけてることがある。バーストしてからじゃ遅いから、橋を渡る前に空気圧だけは見てきてほしいっしょ。
強風で伊良部大橋が通行止めになる条件
伊良部大橋は、暴風警報が発表され、風速が25m/秒以上になると通行止めになります。ゲート閉鎖の約2時間前に防災無線やマスコミ経由で告知が出ますが、下地島に滞在中に強風になったら、橋が閉まる前に戻る判断が必要です。これは台風の日に限りません。強風を伴う低気圧でも同じ条件で閉まります。出発前にテレビやラジオで気象情報を確認して、荒れそうな日は早めに予定を切り替えます。
橋の上は路肩を含めて停車禁止です。伊良部大橋を撮影する場合は、渡り切った先の展望スポットで撮影します。
下地島ドライブのよくある質問
宮古空港から17ENDの駐車場まで、どのくらい時間がかかりますか?
宮古空港から17ENDの駐車場まで、目安は30〜35分です。伊良部大橋を渡り、伊良部島を横断して、さらに6本の橋を越えていく道のりです。渋滞はほぼありませんが、繁忙期の朝は17END駐車場の入口が混み合うことがあります。
下地島で食事はどこでできますか?
下地島だけだと飲食店の選択肢は多くありません。みやこ下地島空港ターミナル内のカフェ・レストランが使いやすい選択肢です。あとは橋を渡った伊良部島側の食堂やカフェを利用するか、本島で食事を済ませてから渡る人が多いです。
通り池でダイビングはできますか?
通り池のダイビングは水中洞窟を潜るため、上級者専用の扱いです。体験ダイビングのポイントではありません。ダイビング目的で訪れるなら、宮古島のダイビングショップに、通り池ファンダイブの提供有無・必要なライセンスランク・推奨される経験本数を予約画面や電話で先に確認しておくと、当日に迷いません。
天候が崩れたら観光スポットはどうなりますか?
17ENDと中ノ島ビーチは海岸に近く、強風時は波が荒くなります。佐和田の浜も風の影響を受けやすく、潮の状態も変わります。雨の日は通り池の遊歩道が滑りやすくなります。天気が崩れたら、みやこ下地島空港ターミナルを立ち寄り先に切り替えるのが現実的です。
ウチが17ENDに行くなら、台風明けの翌々日を狙う。波が落ちて、空気が澄みやすい日なんよ。逆に曇りだと海の色が見えにくい。日程に余裕があるなら、天気予報を見て、17ENDへ行くかどうかを当日の朝に決めるくらいでちょうどいい。