宮古島でキャンピングカーをレンタカーとして借りられるのは、いまのところ1社だけです。城辺保良エリアのオーシャンズリゾート宮古島が、トヨタ カムロードをベースにしたキャブコンを約50台そろえる、島内唯一のレンタル事業者です。普通免許で運転でき、燃料は軽油、そして併設の専用キャンプ場と組み合わせれば、車両を宿泊場所としても使えます。
この車を選ぶ人でいちばん多いのは、小さなお子さま連れの家族です。ホテルを移るたびに荷物を詰め替える手間を、車中泊なら減らせます。専用キャンプ場を拠点にして、昼は伊良部大橋の先の海へ、別の日は東平安名崎へと走り、夜は同じ車に戻ってくる。宿泊費と車両費をまとめて考えられる点も、3泊以上の家族旅行ではメリットです。逆に2人だけの身軽な観光や、立体駐車場を使う都市型の旅では、全高2.9m級の車体は大きすぎます。
キャンピングカーの読者相談、ここ数年で本当に増えました。「宿の荷物を減らしたい」「子どもがぐずっても車なら気兼ねがない」、理由はだいたいこの二つですね。約50台あっても、夏休みと連休は早くから予約で埋まります。空いているうちに日数と人数だけ決めて、料金は予約窓口で確認が必要です。曖昧なままにしないのが、結局いちばんの近道ですよ。
宮古島でキャンピングカーを借りる選択肢は1社のみ
宮古島でキャンピングカーのレンタルを扱うのは、オーシャンズリゾート宮古島(沖縄県宮古島市城辺保良940-1)の1社だけです。保有台数は約50台で、レンタル拠点としては全国的にも規模の大きい部類に入ります。
旧屋号の「オーシャンズドライブ」は、外部の予約サイトでいまも「閉業」と表示されることがあります。屋号は変わっていますが営業は続いており、予約はオーシャンズリゾート宮古島の公式予約窓口から行うのが確実です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営名称 | オーシャンズリゾート宮古島 |
| 住所 | 〒906-0101 沖縄県宮古島市城辺保良940-1 |
| 電話(予約・問い合わせ) | 0980-77-2150 |
| 営業時間 | 9:00〜21:00(受付時間は予約時に最新を確認) |
| 宮古空港からの距離 | 東側・城辺保良エリア(約25km・車で30〜40分) |
| キャンプ場併設 | あり(キャンピングカーレンタル利用者は無料) |
「PaniPaniレンタカー」が掲げるアメリカンヴィンテージのトレーラー(エアストリーム)は、地面に据え付けた宿泊施設で、公道を走れる車両ではありません。実際にハンドルを握って島を回れるキャンピングカーとなると、選択肢はオーシャンズリゾート宮古島に絞られます。
カムロードベースのキャブコン、約50台の中身
運用の主力は、トヨタ カムロードをベースにしたキャブコン(キャブコンバージョン)です。カムロードはキャンピングカー専用のシャシーで、エンジンは年式により3.0Lの1KD-FTV型、または2.8Lの1GD-FTV型のディーゼルターボを積みます(2021年以降の新型は1GD-FTV型)。架装はナッツRVのクレソンボヤージュシリーズが代表格です。
居住部の装備は、おおむね次のとおりです。
- ダブルベッド+バンクベッド(運転席上部の収納スペースを転用)
- ダイネット(対面シート+テーブル)
- ギャレー(流し台+カセットコンロ)
- 冷蔵庫
- エアコン(家庭用100V)
- サブバッテリー
- 外部電源コネクタ
乗車定員は7名、就寝は5〜6名を見込んだ設計です。
この車の心臓は電気だよ。冷蔵庫もエアコンも照明も、ぜんぶ電気で動く。ふつうのミニバンで車中泊するのと決定的に違うのがここ。だからボクが最初に見るのは、どこで充電して、どこで外部電源を使えるか。電源に加えて、車幅・全高・横風にも注意して走る必要があるよ。
普通免許で運転できる範囲と取り回し
カムロードベースのキャブコンは、多くの個体が車両総重量3.5t未満におさまります。道路交通法上、車両総重量3.5t未満なら普通自動車免許で運転できます。中型・大型の免許は要りません。
運転前に確認しておきたいのはサイズです。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 全長 | 約4,990mm(クレソンボヤージュ実測) |
| 全幅 | 約2,070mm |
| 全高 | 約2,910mm |
| 燃料 | 軽油(ディーゼル) |
| 実燃費目安 | 7〜8km/L前後 |
| トランスミッション | オートマチック |
全長5m級、全幅2mごえ、全高3m近いサイズでも、幹線道路を走るぶんには支障はありません。気をつかうのは、集落の細い路地と小さな駐車場です。全幅2.07mの車体幅を意識し、機械式立体駐車場は全高制限で使えない前提で計画します。
橋はいずれも通行できますが、運転でいちばん気を使うのが伊良部大橋です。3,540mのあいだ、海の上をほぼまっすぐ渡ります。全高2.9mの車体は横から風を受ける面積が普通車の倍以上あり、橋の上では風にハンドルを取られやすくなります。速度を落として、両手でしっかり持つ。それだけで車体はだいぶ落ち着きます。低い樹木やサンシェードの張り出しに屋根を擦らないよう、頭上の余裕も気にしておくと安心です。
キャンピングカー宿泊と専用キャンプ場のセット運用
オーシャンズリゾート宮古島の強みのひとつが、専用キャンプ場を無料で使える点です。この会社でキャンピングカーを借りた人は、同じ施設のキャンプ場を追加料金なしで利用できます。場内にはシャワー・トイレ・電源設備がそろい、外部電源コネクタ経由で100Vを引き込めます。
外部電源につないでしまえば、エアコンを使い続けられます。宮古島の夏は、夜になっても気温が下がりきらない日が少なくありません。電源を確保できる場所を旅程に組み込めるかどうかが、寝苦しさを大きく左右します。昼はキャンプ場から思い思いの方角へ走り出し、夜は同じ車に帰ってくる。これが島でのキャンピングカーの、定番の過ごし方です。
同行者が運転せず、宿泊だけ利用する形にも対応しています。
サブバッテリーは、走りながらメインバッテリーから充電される蓄電池のこと。エンジンを切った停車中でも、冷蔵庫やLED照明はこれで動くよ。ただ容量(Ahで表す数字)には限りがあって、エアコンを全開で回すと夏なら数時間で底をつく。だからキャンプ場では外部電源コネクタに挿して、100Vを直接もらう。停まったまま朝までエアコン、をやりたいなら外部電源は必須だね。サブバッテリーを使い切る主な原因は、外部電源の挿し忘れだよ。外部電源なしで夏の夜に冷房を全開にするのは、ボクは勧めない。
料金の目安と予約段取り
公式サイトに一般料金の明記はなく、季節・プラン・利用日数で変わります。参考になる数字として、地元の人向け割引の1万800円/24時間(保険込み)という料金が、宮古毎日新聞の報道で紹介されています。一般の旅行者向けはこれより上になるので、日数と人数を決めてから、オーシャンズリゾート宮古島の予約窓口に料金を直接たずねます。
補償内容も、予約時にあわせて確認しておくとスムーズです。CDW(免責補償)やNOC(ノンオペレーションチャージ)の仕組みは宮古島のレンタカーの保険とNOC、CDW・ワイド補償の選び方にまとめてあります。キャブコンは車両価格が高く、万一のときの修理費も乗用車より上振れしやすいぶん、補償は手厚めに見ておくと安心です。50台規模とはいえ、GW・夏休み・年末年始はやはり早い段階で埋まります。料金が高くなる時期を避けたいなら、宮古島のレンタカーの最安値予約タイミングもあわせて目を通しておくと安心です。
3泊以上だと、宿を分けて取るより車両費と宿泊費がひとつにまとまるぶん、旅の総額を計算しやすくなります。料金は時期とプランで変わるので、日数と人数を先に決めてから窓口で確認するのが早いですよ。
燃料・駐車場・サイズで旅程設計が変わる
燃料は軽油、給油ノズルは緑
カムロードのエンジンはディーゼル、入れるのは軽油です。給油ノズルの色は消防法で決まっていて、軽油は緑。レギュラーガソリンの赤、ハイオクの黄とは色で見分けられます。取り違えるとエンジンや燃料系に深刻なダメージが出るので、挿す前にノズルの色と表示を目で確かめます。本島の幹線沿いにはスタンドが点在し、軽油も問題なく入ります。来間島や池間島など離島側は給油できる場所が限られるため、本島を走っているうちに早めに満たしておきます(離島のガソリンスタンド事情)。
全高2.9mで入れない駐車場を先に外す
全高約2.9mは、コンビニやショッピングモールの駐車場にある高さ制限バーに引っかかることがあります。大型車のスペースに停めて歩く、という選び方を最初から旅程に入れておくと、現地で迷いません。立体駐車場や、縦列駐車が前提の細い路地も、はじめから候補から外しておきます。
キャンピングカーのレンタカーについてよくある質問
宮古島でキャンピングカーを借りる店舗はどこですか?
オーシャンズリゾート宮古島(城辺保良940-1)が島内唯一の取扱事業者です。外部の予約サイトでは旧屋号「オーシャンズドライブ」として閉業表示になっていることがあるため、オーシャンズリゾート宮古島の公式予約窓口から予約するのが確実な方法です。
宮古島でキャンピングカーは普通免許で運転できますか?
車両総重量3.5t未満であれば、普通自動車免許で運転できます。カムロードベースのキャブコンは多くが3.5t未満です。予約のときに、普通免許で運転できる車両かどうかも確認しておくと、当日の行き違いを減らせます。
燃料は何を入れますか?
軽油です。給油ノズルの色は緑で、レギュラーガソリン(赤)・ハイオク(黄)とは色で区別できます。誤給油はエンジン・燃料系への深刻なダメージにつながるため、給油前の目視確認が欠かせません。
運転せずに宿泊だけ利用できますか?
専用キャンプ場でキャンピングカーを固定したまま宿泊施設として使う「宿泊型」プランがあります。運転免許を持たない同行者も、ホテル代わりに利用できる仕組みです。詳細はオーシャンズリゾート宮古島の予約窓口で確認できます。
カムロード級のキャブコンを宮古島の海辺で借りるという選択
専用キャンプ場を起点に、伊良部大橋を渡った先の海や、城辺から東平安名崎へ向かう道を日替わりで走り、夜は同じキャンピングカーに戻って宿泊できます。宮古島では、このような旅の組み方ができます。
普通免許の条件と給油ルールに加え、車体サイズや電源も確認しておけば、はじめてでも出発できます。約50台の車両を扱う会社ですが、車両の仕様と利用条件は予約時に確認してください。