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宮古島方言マガジン「くまから・かまから」
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くまから・かまから vol.109

2021 6/02
メールマガジン
2005年10月6日2021年6月2日

こんにちは〜。10月になりましたねー。
「宮古島市」もスタートし、なんだか気合の入る10月。
くま・かまも張り切って、やまかさぬ(たくさん)のメニューです。
ぬかーぬか ゆみふぃーさまちよー(ごゆっくりお読みくださいねー)。

目次

運動会

アモイ(平良市出身)

♪まーちにまちたる運動会、来たーれーり来たーれーりー、あーあー愉快・・。いちにちゅいて、ヨーイ ドン、「ヒヨヒヨヒヨヒヨ、さーてぃー、とぅばしーアララガマワイドー、あがいがい、あがいい、まきなよー、わいてぃーとばしよー、ヒヨヒヨヒヨヒヨ、んなぴっちゃがまやーば、さーてー、アララガマワイドー、ぬがいなよー」(「ヒヨヒヨ」は掛け声、早く走れ!負けるなワイドー、あらあら負けないで、踏ん張って走れ、ヒヨヒヨ、もうちょと速く、なにくそ頑張れ、抜かれえるな)

これは昨年帰省したときに見にいった姪っ子のいる鏡原小学校の運動会の様子です。あば、宮古島の今時の運動会は方言を混ぜながら楽しい放送をやるもんだね。本部席から流暢なミャークフツのアナウンスが流れたときは最初はあれ!と恥ずかしいような不思議な違和感を感じたものの、聞いてて嬉しくなりましたね。

ほほう、学校の先生も方言を使える人がいるんだな、と思って放送担当者の名前を聞いたら、鏡原中学校の2つ先輩で私も知っている方言の上手な市会議員であるとの事です。昔の学校の運動会では間違わない限り方言がスピーカーから流れる事はありませんでした。、競技は翌年4月に入学予定の幼稚園児の徒競走でした。園児は30人以上いたかな、みんな精いっぱい走ってました。可愛いい未来の宝ですね。

校門の横断幕には「輝けいい汗みんなが主役」と書いてありました。運動会は生徒全員が参加するところがいいですね。見に来た家族にとっては、駆けっこで一番になろうがビリになろうが、運動場の主役は自分の子供です。さー親父はカメラ片手にいや、こってる親父は朝早くから正面の本部席近くに3脚をたててビデオカメラの設定をして、自分の子供が参加するプログラムはひたすらビデオカメラをのぞきまくっています。

あれ、ちーちゃん(姪っ子)どこにいるのかなー、とみんなで探していると、すかさずお母さんが教えてくれます。ほらあそこにいるよ、黄色い靴下はいてるのがそうだよ。お母さんはみんなが白い靴下を穿いているところを自分子供には黄色い靴下を穿かせて目立つように細工してあったようです。なるほど、お母さんの作戦勝ち!しかしみんなが知ってやり出したらどうなるかな??

駆けっこ以外のプログラムも楽しいですね。1年生かな?父兄といっしょに行進してきました。玉入れです、親子入り乱れて玉の乱投です、勝敗は玉を出しながら数えます。白組かな、スピーカーの声に合わせて数えながら玉を取り出して投げますが、そのタイミングが合わないので僅差になったらやばいぞと気になったのでした。踊りの方では沖縄民謡で太鼓を抱えて打ち鳴らしながらエイサーのような力強い踊りです。それからに賑やかなクイチャーも聴こえてきました。曲は、漲水のクイチャーと同じですが、歌詞が違います、ちょっとだけ聞き取れました。「こどもが踊れば、大人が見物??・・ヨーイマーヌーユー子供のクイチャーよ、ニノヤイサッサイ ヒーヤサッサ ハイ!ハイ!」これも生徒と父兄が競演して賑やかに披露され拍手喝さいでした。

お昼の弁当は姪っ子を入れて11人です。ガジュマルの下の木陰が格好の食事場所です。輪の中には青い目の可愛い男の子もいます。英語交じりで話をしながら、おにぎりとから揚げを美味しそうに食べていました。姪っ子の従姉のだんなさんはニューヨーク出身ですが、宮古島へ来て以来宮古島が気に入って永住してしまったそうです。運動会の応援もだいぶ楽しそうでした。宮古島の国際化を身近に感じてしまいました。

昔も今もリレーが運動会の花形競技のようです、勝利のためにはチームワークが大切ですね、抜きつ抜かれつ、バトンタッチの失敗やら、途中で転倒するやら、なりふり構わず必死に走る姿は感動を呼びますね。リレーが終わるとプログラムは終了です。しかし、最後に粋な計らいがありました。応援団にも参加できる種目があました。東西に分かれての綱引き大会です。その他大勢にて参加しましたが、初めて会う人でも親しみがあります。みんなで力いっぱい綱を引いて仕事で溜まっていたストレスも風に流され青空の彼方へと消えていきました。

今年も運動会の時期がやって来ました、何度も台風に襲われながらも耐え忍んで迎えた楽しみな秋の運動会、宮古島の未来を担うフレッシュで若い力は、アララガマ、ワイドーワイドーとパワー全開で島中に響き渡り、その歓声は凱歌に載って日本本土のみならず中国までも響いて来る気がします。

宮古の高校生だったころ

あば本舗(下地町上地)

宮古で過ごしたころの遠い記憶をたどってみると、自分では全く気づいていなかったが、故郷の民俗文化に深くかかわっていたことに気づく。 

高校の放課後の部活は「美術クラブ」に所属していた。でも黙々と白い石膏をスケッチするだけの部活動。もともと室内でじっとしているのが得意ではない私は全く身が入らず、窓の景色を ぷり〜と(ぼけーっと)眺める退屈しきった不真面目な生徒だった。

ある日、友人から「毎週ピクニックに行けるクラブがあるらしいよ」と誘われ早速入ったのが「郷土研究クラブ」だった。一体なにをするクラブなのか?のーまいっすさだなしー(何にも知らずに)クラブの趣旨を殆ど理解もせず、休みの日に能天気に くまんかいかまんかい(アチラコチラへ)と出かけていた。 

そのおかげで今やもう失われてしまった、あるいは失われつつある島の祭りや地域の風俗習慣を、私はしかとこの目で見ていたのだ。自分が目の前にしているものがいかに深い意味をもち、民俗学的に貴重な祭りや行事であるのかを全く気がつきもせずに。 

高校生のころ見聞きしたことの本当の意味に気づいたのは、社会人になり、いつの間にか故郷の土臭さを忘れかけたころ。ある日、新聞の片隅の「地域行事ニュース」を何気なく読んでいた時。先島や奄美を含む各地域の祭りや行事を掲載する超ローカルネタに釘付けになった。自分があのころに見た宮古島のあれこれを、長年熱心に研究している学者が紹介されていたのだ。 

その人の名は、谷川健一先生。日本の民俗学の巨人と称されている人である。谷川先生は、宮古各地の祭りや行事ごとが年々消えていくのをこのうえもなく憂いておられ、先人から受け継がれてきた共同体の精神、アイデンティティ、地域の誇りを失うことにならないよう警鐘を鳴らしておられる。

そして今から10年以上も前、失われようとしている宮古各地の祭りや行事を守ろうという行動をおこされた。「宮古島の神と森を考える会」という地味ながら心底から地域に根ざした活動を、地元の有志たちと共に熱心になさっておられるのである。私も念願かなって一昨年からようやく会員の末席に加わらせていただいた。

その活動の事務局長として縁の下の力となり支えているのが、くまかまのライターでもある佐渡山政子さんと陶芸家のご主人、「ぴるます話」の著者としても知られる佐渡山安公さんである。

単なる研究者としての立場を超えて、宮古の精神世界とその未来に深く思いを馳せる谷川先生への尊敬の念、そして佐渡山ご夫妻の、生まれ島を想う心と並々ならぬご苦労に頭が下がる思いがする。同時に目の前にある島の宝を、忘れてしまわないように失ってしまい二度と戻らないことのないように、足元から再確認することの大切さを教えられる。

島に戻る機会に、宮古島の古本屋「麻姑山書房」に通っては谷川先生の本を少しずつ買い集めている私。本で埋もれた 一見、まずむぬ(オバケ)が出そうなその本屋(失礼!)へいくたびに、冒険旅行へ旅立つようなときめきを覚える。高校生のころに見た不思議な光景が、島の真っ青な海と空のあいまに鮮やかに浮かぶようだ。 

ミャークフツ講座 形容詞編2

naichar-shima(下地出身)

あかーあか(赤い)っすぉーっすぉ(白い)
っふぉーっふぉ(黒い)おーおー(青い)
だいばん(大きい)いみーっちゃ(小さい)
つぅーつぅ(強い)よぉーよぉ(弱い)
ゆぅーゆぅー(重い)かずーかず(軽い)
すだーす(涼しい)ぴしーぴし(寒い)
ぬふーぬふ(暖かい)ぴぐる(冷たい)
あやすき(怪しい)ばかすーばかす(可笑しい)
ぷからす(うれしい)うとぅるす(恐ろしい)
きちぎ(きれい)みーちゃぎ(醜い)
やまかさ(多い)いきゃらーぬ(少ない)
にうーにう(遅い)ぴゃーぴゃー(早い)
くぱーくぱ(固い)やぱーやぱ(柔らかい)
すぅんざー(うらやましい)ぱずかすー(恥ずかしい)
ばかーばか(若い)かかみき゜(せわしない)
かなすー(愛しい)やぐみ(尊い、すごい、大変な)

(例文)
・あかーあかぬ ぱな(赤い鼻)
・っすぉーっすぉ ぬ からず(白い髪)
・っふぉーっふぉ ぬ ぱー(黒い歯)
・だいばん あかーず(大きな蟻)
・うわー ゆぅーゆぅ(あんたは重い)
・うとぅるす みぱな(恐ろしい顔)
・ぴゃーぴゃーてぃ くー(早くおいで)
・かなす ばが っふぁ(愛しい子ども)

ミャークヅツの由来について (投稿)

カニ(平良出身)

ミャ−クヅツは毎年8月下旬から9月にかけての甲午(きのえうま)の日から3日間行われます。午の日に行われるのは、南を意味する午の方角が豊漁豊穣の源である ゆー(富)が送り出される方位だからです。南は、うまのはゆーぬぬすと呼ばれる ゆーをもたらす男神のいる重要な方位なのです。ミャークヅツの主役は男のひとたちになっているのは、豊漁豊穣の神が、ゆーをもたらす「男神」だからとカニは考えています。

1637年に施行された人頭税制で池間島の人の生活は急変しました。これまで食料としていた穀物・生活必需品や海産物を人頭税をして納めなければならなくなったのです。貧しい人々は裕福な人々の夕食後の残り物の「物乞い」をしたり、畑仕事の加勢の代償に「芋」の葉をもらい、茹でておにぎりにし、子カニと食べていました。

こんな話しが池間島には伝えられています。

ある凶作の年の冬、ある家の主人は1本の銛(もり)を持って「アダンニー」と呼ばれる地の畑へと出ていった。この畑の穀物が何者かによって盗まれているところを銛(もり)で捕まえようと思ってのことであった。時間が過ぎて1人の人影が懸命になって畑の作物を刈り取っていた。「こんちくしょう」といい、主人はその盗人をめがけて銛(もり)を背中に放った・・・。銛(もり)は命中した。「あが〜」その声は聞いたことのある声だった。「ばが かなしゃがま〜」(私の愛する娘よ)娘は息途絶えた。狼狽した父親は涙した。

人頭税が生んだ悲しい池間島の物語で、似たようなことが生きるために日々行われていたとのことです。そのような苦しめられた生活苦の中で凶作が7年も続きました。池間島の人々は、子供を身売りしたり、奉公にいかせたりしてなんとかやりくりしていました。

そんな地獄の生活が続いた後、8年間もの豊作に恵まれました。島人は、これまで、身売りや奉公で島を出ていった子供らを呼び寄せることができました。島の人たちの喜びは、想像を絶するほどの喜びだったということです。

こんな生活ができたのは、その当時の池間の主「仲保屋の主」の「徳」のいたすものだと「喜びと感謝」の表現としての あすぅーび(行事)を計画したとのことです。「ミャ−クヅツ」の始まりは、1773年の収穫の終えた秋季を選んだとのことです。ミャ−クヅツはこの世の正月として、人々は豊作を喜び、神に感謝の祭りを捧げます。これがミャ−クヅツの基本であり、ミャ−クヅツは収穫祭でもあります。

  「ミャ−クヅツ」ぬ あーぐ

 1 みゃーくづっちゃ たーが にだたがよ
 (ミヤークヅツは誰が根立てたのか)
 うやき ゆなうりゃがよ(富貴 裕稔れ)

 2 なかふぅやぬ いきましゅーが はだんどぅよ
 (仲保屋の池間の主の頃に)
 うやき ゆなうりゃがよ(富貴 裕稔れ)

 3 うふぅゆぱい てぃだゆぱい しゅーやりばよ
 (大世栄え 太陽世栄える 主だから)
 うやき ゆなうりゃがよ(富貴 裕稔れ)

 4 るくがつぬ つつんなかん うさみてぃよ
 (6月の月中頃には納めて)
 うやき ゆなうりゃがよ(富貴 裕稔れ)
 
5 ますどぅりゃー がうどりゃー しゅーてぃ うさみてぃよ
 (桝で取り 合で取り 集めて納め)
 うやき ゆなうりゃがよ(富貴 裕稔れ)

 6 なんかだき やうかだき あすぱでぃよ
 (7日も8日も遊ぶよ)
 うやき ゆなうりゃがよ(富貴 裕稔れ) 

その他、ミャ−クヅツには、多くの(13の)クイチャーあーぐが歌い踊られます。その中には、小走りに走りながら踊る「アニガマヤ−」もありますよ。カニは池間島のクイチャ−は大変好きですね・・・。 

(参考図書) 
1.「ミャ−クヅツ」 前泊廣実 著 HOST・M企画 
2.「沖縄 宇宙」  松居 友 著 洋泉社 
3.「池間島の民謡」 前泊徳正 著 HOST・M企画 

とーうわ(台所)

宮国勉(城辺町出身)

昔(コラ台風以前)の我が家は敷地の中央に主屋、その左脇にコンクリート製の水タンクが在った。正面と裏側の両方に蛇口が一つ付いて、正面は馬小屋、裏側は とーうわ(台所)用になっていた。機能性からも「とーうわ」の配置が決まっていたかと思う。

その水タンクの上は鶏などが悪さをしないので、大根や野菜の種などが干してあった。また、まな板とパパイヤの種を掻き出すのに使う、小さい穴があいた鮑の殻が美しい七色を輝かせていつもタンクの端の方に乗っていた。

「とーうわ」は うずぅんばらやー(掘っ立て小屋)で2間×2間半であったと思う。屋根は茅葺きで、カマドとカマドの周りは石積、他の壁はススキを束ねて組んである簡素な建物だった。

「とーうわ」の一角には枯れた木の葉や枝などをストックする薪置き場があり、火の始末には注意が必要であった。勿論出入り口の扉などなく、冬は火が燃えるまで寒さを堪えるのみである。夏は意外と風が通り抜けて過ごしやすい処だった。だが梅雨の季節や台風の時期は大事なマッチが湿気てしまい大変な思いをすることもあった。

どんな木も薪にしたが、木によって燃え方に特徴があり、優しく燃える木、音を立てて激しく燃える木など様々で、料理の善し悪しに大きく関わっていたと思う。大半は松で、松葉は燃やすと炎が見えるまで きゅーすかーば(煙いので)大変であった。つっつぁぎー(ヤブニッケイ)などは油分が多くパチパチと音をたてて良く燃えた。煮物が炊き終わると燃え残った薪は からぱすぃ(灰)の中に差し込んで明日に備えるのである。薪集めの手段で「がぎ」と呼んだ熊手に替わる道具を作り、松の落葉を掻き集めたことも想い出す。たまには、まつぎーのみん(まつたけ:本土のものとは異なる)を見つけて焼いて食べたこともあった。

「とーうわ」の中に入ると壁も土間も屋根も全てがススで黒光りしており、鍋までもが真っ黒である。そこにはランプもなく、火を焚かないと月夜でなければ人の気配さえも分からない。また、そのすすけた鍋の黒いススが やまだちゃ(腹下し)のときは良薬になった。お粥に鍋のススを削って混ぜるだけであるが、ぴしゃっりと止まった。

「とーうわ」には搗き臼が鎮座していた。臼は普段 さりいゆ(にぼし)を搗いて細かくするのに多く使われ、それは味噌汁のだしとなり、かつお節のだしは高級であった。臼と杵は、農耕に従事する人が多い日本では、古くから重要な生活道具として用いられてきたそうだ。臼・杵は「くびれ臼(胴部周りがくびれたもの)」と「竪杵(棒状で中央を細く前後を太く作ったもの)」の形式が古いらしい。江戸時代中期頃からくびれのない丸胴臼と柄の付いた杵が発生し、次第にこの「丸胴臼」「柄付き杵」が主流になったようである。

当時の親は畑仕事をして飯を炊く時間帯が子供の事に気が回る時で、母が子供の躾をする場所の大半はその「とーうわ」で、腹の空いている時間帯である。やーす〜、やーす(極度に腹が空いて)して食欲が増しているときにきまって問題は起きるのである。時には怒られて熱いのか、火が熱いのか分からないぐらい叱られるが、母の みんたま(めだま)が直接見えないので、堪えられたような時が度々で、母の指導は特に痛烈であった。

「とーうわ」は話し辛いことが何となく安易に云えられる場所でもあった。学校の成績や将来についての話し、人生訓などあらゆる話の場であった。家計の現状についても「とーうわ」で聴かされるのだが、母の生い立ちや子供の頃の境遇などには なだ(涙)が落ちて、煙と暗さが丁度ぐあいが良かった。

心まで温めてくれる炎の魔法が「とーうわ」では素直な気持ちで話せるのだろう。苛立ちや焦りも火がもつ神聖さ、清浄さを感じてか身も心も暖まり優しさに変わる気がした。薪が赤く燃えてゆらゆら揺れる炎には人を素直にさせる魔力があるようだ。

人は昔から火を利用して暮らし、生活の中で使われてきた火には、灯り・採暖・炊事という主な役割がある。山から うっつゃ(ミフウズラ)、んーばとぅ(キジバト)、がいちん(セッカ)等を捕まえてきて焼いて食べるのもそこである。腹が空いていても芋を火に放り込んで、少し生煮えでも食べたとか、トウモロコシは茹でるより焼いて食べるべし、などと遠い40年昔を想い出している。

おしらせ

松谷初美(下地町出身)

◆「アガイダンディーズ」ライブ

日 時2005年10月23日(日)
午後1時〜2時 午後4時〜5時 の2回
場 所わしたショップ大和店
(神奈川県大和市深見東1-2-36)
http://www.washita.co.jp/info/shop/yamato/index.html
入 場無 料

 ◆アガイダンディーズ@大和市産業フェア2005

日 時2005年11月12日(土)
午後3時〜4時ごろ
場 所小田急線大和駅前広場西側プロムナードステージ
入 場無 料

◆くま・かまオフ会@東京

お待たせしました。やっとがま東京のオフ会開催です。
年に一度の東京オフ会。初めての方も まずがーと参加してみてくださいね〜。まちうんどー。

日 時2005年10月16日(日)午後4時〜
場 所沖縄料理「しぶや沖縄」03-3464-2576
渋谷区道玄坂2-23-13
http://www.geocities.jp/shibuya_okinawa/
申 込松谷(10月13日までに)
 2235445501@jcom.home.ne.jp

編集後記

松谷初美(下地町出身)

朝晩、ぴしーぴしがまなってきましたねー。季節は、確実に移るんですね。来年のお正月特集やくま・かま5周年には、のうゆがすぅでぃー(何をしようかねー)などと、かんがいみーみー(考え、考え)している10月の初めです。

きゅうまい しまいぎー ゆみふぃーさまい、たんでぃがーたんでぃいらー。(きょうも 最後まで 読んでくださり、ありがとうございました)
さて、さて、vol.109や のーしがやたがらー(いかがでしたかー)?

トップバッターは、季節の話題、アモイさんの登場。最近は、運動会を春にやるところも多いようですが、やはり、秋風がぴっちゃがま吹き始めたこの時季の方が運動会という感じがしますね。今どきの宮古の運動会では、方言も飛び出すんですねー。うつざ んーなしーふぉー 弁当や あてぃどぅ んまむぬやー(親戚みんなで食べる弁当はすごくおいしいですね)。

本当に好きなことは、いっかい ぱなりってぃまい(一度離れても)、どこかでまた繋がったりするなーと思いますが、あば本舗さんの好きなことは高校生の頃からずーっと根底に流れていたんですね。民俗学への興味がつきない、あば本舗さんのお話、これからおいおいと。

ミャークフツ講座は、ネタ切れ、のーがすぅでぃ(どうしよう)という感じでしたが、読者の方から形容詞を取り上げてほしいというメールが届きました。そういえば前に1回やったけど(vol.38 2002年10/17)、いきゃらふとぅあたーやー(少なかったなー)と今回取り上げました。まだまだあると思いますがまずは、基本的なところから。昔は、っふぉーっふぉだったnaichar-shimaがお送りしました。

「ミャークヅツの由来について」は、カニさんがくま・かまの掲示板に先月書き込みして下さったものです。(メルマガ用に加筆もしてくださいました。)由来を知らなかったという方もいらして、書き込みへの反響が多くありました。ミャークヅツが、豊穣を願うものであると同時に、喜び、楽しむ、祭りである理由がよく分かりますね。カニさん、たんでぃがーたんでぃでした〜。

宮国勉さんの「とーうわ」は、1950年〜60年代、宮古のくま、かまで見られた風景だと思います。まるでタイムスリップして、そこにいるかのように、かまどの火がリアルに感じられましたねー。宮国さんと同じような経験をされた方も多いのではないでしょうか。お母さんの厳しさや優しさ、宮国さんの気持ちが ぬふーぬふ(あったいかい)。

さて、さて、今号への感想、ぜひお聞かせくださいね〜。
ご意見、ご要望まい まちうんどー。

次号は、10月20日(木)発行予定です。あつかー、またいらー。
きゅうまい 上等 ぴかずん なずようん(きゅうも良き日となりますように)

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