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宮古島方言マガジン「くまから・かまから」
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くまから・かまから vol. 137

2021 6/02
メールマガジン
2006年12月7日2021年6月2日

こんにちは〜。三週間ぶりのくまかまですよー。がんずぅやしーうらまずたーなー(お元気でしたか)?
今回は、つい先月行われた同窓会のぱなすから、んきゃーんぬぱなす(昔の話し)、そして占いもー!お楽しみください〜。

目次

同窓会からの中継

ワタリマリ(上野村出身)

はーいみなさん、こんにちは。くまかまテレビのリポーターワタリマリです。

えー、今私は上野中同窓会が行われています、共和ホテルにきています。これよりいつ終わるか分からない同窓会の様子を皆様にお伝えします。

 開催10分前、受付にはたくさんの同級生が来ています。
 あ〜!!せーこ〜、ひさしぶり〜
 い〜っ?ひで?何年ぶり?
 おいよ〜あがいもう誰かと思ったら・・・元気だった?
抱き合う人、握手する人、涙する人、まさに再会の瞬間、感激ものです。受付はもうごった返していますので、中に入りましょう。

<・・・・・ワタリさん、ワタリサ〜ン?すみませんカメラさん、ワタリさんを探してください。あ〜いましたいました。ワタリさんレポートしてください>

はーい、すみません。会場の中です。
「うわ〜ばぬうばあ うぶいなう?(あなた私のこと覚えてる?)」と声をかけられて、「うおーまいな ばっしべー(あんたのこと忘れるわけないさあ)」と懐かしさにちょっと泣いてしまいました。

いよいよ始まりですね。
その前に、夭折した何人かの友のご冥福を祈り黙祷です。その友たちの笑顔が思い出されます。きっとこの開場のどこかでみんなと一緒に楽しんでいるでしょう。

黙祷が終わって会場が明るくなりました。副実行委員長さんの開催宣言が行われています。内地や本島から帰ってきたみんなにお帰りと呼びかけると「ただいま〜」と大きな声が返ってきました。いやーもうみんなの気持ちはあのころに戻ったようです。

いま校歌斉唱をしているのですが、カメラさんあの一番前のテーブルにカメラを回してください。歌詞のプリントを持ったみなさんの手がグーンと伸びていますね?目を細めていますよ。彼も彼女も。

あら〜どうしましょう?皆さん、おめめが・・・出ました。めがね!たーぼうがめがねを出しています。
「あがい、みいがにぬ にゃあだかあ ならんさあ」(まったくもう、めがねがないとだめださー)
「うわまいな」(あんたもね)
「たうきゃあまーらんさあ あはっはっは」(みんな一緒さー)
みんな、おんなじように老いの入り口に入ったこと隠せません。

かんぱーいの音頭が聞こえたのですけれども・・・もうすでに酔っ払いの乾杯です。音頭をとっているしょうちゃんの顔、真っ赤。カメラさんアップでお願いします。

<いや〜実に楽しそうな酔っ払いの顔ですな> 
そうなんですよ、彼は昔から誰よりも一番早く酔う子だったんです。
<最後まで持つでしょうか?>
奥さんも一緒ですから大丈夫でしょう。 同級生カップル第一号でした。

みなさん、いま挨拶しているのが委員長のなーぼうです。素敵ですね。なんだかヨン様を思わせるような いんがなーすきミパナ(和み系の顔)です。笑顔もいいですね。昔と変わらず優しさでみんなを包み込む存在です。<ワタリさんうっとりですね> さっ、さ次行ってみましょう。

余興が始まったようです。
地元で頑張っている宮国女子。40半ば過ぎとはとても思えないはつらつさ。軽快なリズムでぱにぱにおばさん。いきさふうふう(荒い息をはきながら)のっていま〜す。これでも今日のために少しダイエットしたそうですよ〜。

ちょっと控え室をのぞいてみましょう。
あ〜映りしちゃだめ!んもう〜恥も外部もなさそうです。次の余興の準備で男子も女子も関係なく?大胆に着替えています。あがい〜はい!のうちいまい うまあん(ねぇ、なんとも思わないの?)みーるちい あすさばん みいたっふぁにゃあん(見てと言われても見たくない)と男子。やっぱり同級生 きょうだいんぎむぬ(兄妹のようだ)

舞台ではゴリエ率いる内地帰りの皆さんによる校歌が踊られています。あ〜ゴリエ、間違ったようです。続いてみんなも間違えました。会場爆笑です。べろべろ酔っぱらいのけい坊もふらふら踊っています。練習のときはしらふで、ぱずっかっさ(恥ずかしいよー)と照れていたのにですよ〜。

<ワタリさん、まだまだ続きそうですか?>
いえ、これが最後の余興となります。宮古で頑張っている同窓による創作ダンス「幼なじみ」見て下さい!まるで劇団上野中。いや、上野中吉本か?あちどぅばかすかあ(抱腹絶倒)ほんとにあれが30年前のあの子でしょうか?あいつでしょうか?なりきってます。満面の笑み!

し〜っ。カメラさんあそこの隅のお二人さんにちょっとマイクだけ近づけたいと思います。

「ばやあ うわんかいどぅ ぷりゅうたあ すがりゃ」(僕はあなたが好きだったんだけなー)
「またまた」
「まーんちゆう」(ホントだってばー)
「いぎ〜(もう〜)30年前に言ってほしかったさ」
「んなまかりや まにあーんな」(今からでは間に合わないか)
「もう遅すぎるよ」

・・・男はがっくり来ている様子です。お茶の間の皆さん後は想像に任せましょう。

<ワタリさん、いま舞台に上がっているのは?>
はい!恩師の先生方です。昔の説教とぜんっぜんっ変わりません。これがまた嬉しいですね。ボウチラうちらを良くぞ卒業させたものです。
一番のボウチラあー坊から花束贈呈です。あら〜ほろりですね。

あ〜私のところにもおとーりが回ってきました。カメラさんちょっと失礼。

<会場のテーブルが中央に集められ、何が始まるのですか?>
フォークダンスですよ〜。ああ、昔のドキドキがよみがえってきました。ちょっと私向こうのほうへいきます。どこに行くんですか?もうついてこないでカメラさん。今日は絶対あの子に手を握ってもらうのですから・・・ぴーっちゃ ぱずかすうぬ あーすが(ちと、恥ずかしいのですが・・・)えーい思い切ってあなたが好きでしたって告白しちゃえ。

<ワタリさんも大分酔ったようですね。顔がほてってますよ>
んば んにゃ、ばやあ中継ゆばあ すぅじゃあん(もう嫌だ、私は中継はしません)
<恋に破れたようです。一旦中継を終わりましょう。>

<それでまた>

そんなに怒らなくても

神童(平良市出身)

昭和54年、横須賀の建設会社に勤めていた。会社の営業エリアは三浦半島から湘南海岸区域。葉山、逗子、鎌倉、藤沢、茅ヶ崎、平塚方面な。

営業部が頑張りすぎて、エリア外の仕事を受注してきた。現場は神奈川県南足柄郡。金太郎の故郷だ。

現場の確認を行う場合、出勤と同時に商用車に飛び乗り、国道1号をひたすら下って3時間もかかる。昼前に現場を確認して、速攻で昼飯をかっ喰らい、昼休みもそこそこに会社へ向かう。それでも、会社に到着するのは終業間際。

入社して間もないので先輩がサポートしてくれる。今日は今日とて、足柄郡へ。二日酔いで酒臭い先輩を商用車のスターレットの助手席に乗せて。

往路は都心を離れるので国道1号線を使う。しかし、復路は混雑する国道1号線を避けて湘南海岸を通って帰社する。西湘バイパスを使い、大磯ロングビーチを左手に見ながら平塚を通過すると交通渋滞。右手に烏帽子岩。眠気と戦いながらハンドルを握る。ふと、助手席に目を移すと二日酔いの先輩は爆睡。午後の日差しは運転席を焦がすように照りつけ右頬がひりひりする。くにひゃー!こちとら必死で運転してんのに寝やがって。

ふと、悪戯心が湧く。渋滞で停車中の時間を利用して助手席の窓を閉める。ついで、後部座席の窓、運転席の窓を閉めると真夏の車内は熱気むんむん!あっがいたんで!眠気も吹っ飛ぶぜ!

さらにクーラーの温度調節を矢印の赤い方向に設定する。送風口からパンでも焼けそうな熱風が吹き出してくる。ぬふんざ!(熱い!)渋滞を利用して作業着の上着を脱ぎ捨てる。ついでに、送風口の風向を先輩に向ける。二日酔いのときにサウナに行くと酔いが取れる原理を応用するのだ。

ぱなくるーと(鼾をかいて)眠りこける先輩は次第にうなされるような声を発する。効き目抜群!汗だらだらだ。1時間ばかーい んぶらしばどぅ ぬっちまい にゃーんふないぱず!(1時間も蒸してやれば二日酔いも収まるだろ!)

パシフィックホテルを通過した時点で先輩が目覚めた。全身汗だらけ。息も荒い。開口一番。「○○君、何の真似?」「プチサウナです!」ものすごい剣幕で怒り始めた。
「てめーこの野郎!車を降りろ!歩いて帰れ!」
そんな。茅ヶ崎駅までどのくらいあると思ってんの?平謝りに謝って許してもらった。

会社に戻り次第、上司にちくる先輩。大爆笑だ!
「あんち うぐらんにゃーまい・・・。あっすがどぅ とーてぃ っすきゃー あしぬ いでぃたーば ぬっちゃー にゃーんだらが。あざ!」(そんなに怒らなくても・・・。でも汗かいたので二日酔いは取れたでしょ?千原さん!)

工事部長は鹿児島県人。何かと面倒を見てくれる。平塚方面の現場確認の帰り道は決まって、稲村ヶ崎の駐車場に車を止めて海を眺める。しばらくすると「○○君、餌買ってきて!」釣りを始める茶目っ気たっぷりの部長。

部長と二人で茅ヶ崎の現場確認を終了してトヨタライトエースのトラックに足場板を積み込んだ。鎌倉から逗子を通り抜けるルートで帰社する。国道16号は混雑するので部長の指示で裏道に入る。途中、京浜急行金沢八景駅から分岐する逗子線のガードをくぐる。終業間際なのでちょっと急ぎ目。

ガードをくぐると突然大音響。急停車して荷台をみると、積んでいた足場板がない。4mの足場板。長いので運転席の屋根に載せて斜めに積み込んだ。その状態で2mのガード下を通過。トラックは通過するものの、足場板はガードに支えて荷崩れ。50枚の足場板ぬどぅ んつん すきゃーりぱにやま!(50枚の足場板が道路に散乱)後続車両がいなかったのが不幸中の幸い。

このアクシデントでトラックの後部枠が吹っ飛び、罰として修理せずに足場板を枠の代わりに固定して、半年の間、そのトラックが専用車両となった。恥ずかしいぞ!木造のトラック!でもさ、そのルートを選んだのは俺じゃないよね?飯田部長! 

面倒見のいい飯田部長。勤労学生の当方を気遣ってお下がりをくれる。でも、当方より10cm以上も身長の低い飯田部長のお下がり。せっかく頂いても着れない。

で、しばらくすると聞くんだ。俺に!
「なんでおれのやった服着ないの?」

DDT(ディ―ディ―ティ―)の時代

ひさぼう(平良市西仲出身)

DDTというのは第二次大戦後、衛生状態が悪くて子供なんかは手足にはオデキ、頭にはシラミ、襟にはノミというのが普通だったときに、日本国中、頭のてっぺんから床下まで散布しておった白い粉末の殺虫剤のこと。

宮古も例外ではなくて特に女の髪の毛に住みつくシラミにはもう絶対効果があるといってみーんな頭を真っ白にしてニコニコしておった。

「DDTの歌」というのまであったさ。
正確ではないけどこんな歌だったはず。

のんのんノミも しんしんシラミも 
みんな虫など もーいない
お礼を言いましょ DDT ハイ DDT

ところがこれがあとになったら、1960年代か、実はこれは人畜有害、危険物質だということになったからアメリカはいいかげんさ。なんでアメリカかと言ったらこれはアメリカが日本に持って来たんだのに。ノーベル賞ももらっているとかと言って。

してアメリカは粉が好きみたいで、粉ミルク(脱脂粉乳)も持ってきて、自分なんかは、小学校の給食はこれだったよ。机の上にチリ紙が一枚くばられて、今のティッシュとちがってガサガサの四角い紙だったさ、その上に粉ミルクをサジで一杯くれるから、それをみんなで、なんみた(なめた)さ。あんまり味はなかったよ。

みんな初めのころはヤマダツ(下痢)していると言っておった。これが後からはお湯で溶かしてコップに入れるようになったんだけど、もっとおいしくなかった。やっとがま粉に慣れたと思ったのにお湯になったから又、下痢してあともどりさ。その頃は芋とンンナ汁(みそしかないみそ汁、自分の顔がうつる)の生活だったから学校の給食までこんな砂糖のない粉ミルクだけだった。


6年生のときの修学旅行は歩いて一泊二日、東平安名崎まで行った。米二合とあぶら味噌を持って、宿は保良の小学校だった。何を見たかといったら「マムヤの墓」しか覚えていない。そのころバスは走っていたと思うけど、先生はバスには乗せてくれんかった。

宮古にはバスは5、6台くらいしかなかったはずよ。だけどもバスだったらあっという間に目的地について“修学”にはならなかったはず。そのときは二日とも雨で、生徒だけでなく先生も黙って歩いて相当だまがりておった。

そのころの道路事情は、車が走ったあとは土埃がもうもうと上がってからに前が見えんかった。雨が降ったあとはあっちこっちに水溜りができて、靴を履いている子供はまだあんまりいなかったから、学校の行き帰りにはジャブジャブ歩いて上等だったさ。だけども修学旅行のときはほんとに大変だったさ二日とも。


ゴリンダマ、とみんなが呼んでいた乞食がおった。なんでゴリンダマかと言ったら、最初のころ「五厘玉クダサイ、五厘玉クダサイ」と言っておったらしい。

そのころの宮古は「B軍票紙幣」だからナン円ナン円といって、一銭とか十銭とかはなかった。また紙幣だけだから一厘玉とか五厘玉とかは無かったさ。だのに何で“五厘玉クダサイ”と言ったのかと考えたら、このゴリンダマは明治か大正時代に本土に住んでおった人だはずよ。「一文なし」というのは江戸時代だから「一銭もない」とか「一厘なし」とかいうのはずっとあとだはず。

してそのゴリンダマは“乞食はこんなカッコウしています”の絵のとおりに、ムシロを背負ってぼろぼろの服を着て道を歩いておった。宮古神社の軒下に座っていたりもしていたよ。だけど考えたら宮古の年寄りなんかはこんな人を見たら放っておかないと思うのになんでこんなになったかといったら、ゴリンダマは意志の強い人だったはずよ。“ 詩とはこころざしである ”とかいって頑張る人がいるさ。そんな人だったはずよ。していつの間にかいなくなって、はてるま島に行ったといううわさもあったんだけど、それがホントかどうかはわからんかった。


そのあとで宮古に現われたのが、有名な「ギターぷりむぬ」さいが。『書けば宮古』に誰かが書いておったけども、身なりはボロボロだけども風貌が、砂漠の街をさすらうイエス・キリストもこんなだったはずみたいな風格があったわけさ。

してなんで「ギターぷりむぬ」かといったら、右手がいつもジャングジャング状態で上下に揺れているわけ。だからサンシンを持たせたら音楽が出てきそうだわけさ。そしたら「サンシンぷりむぬ」と呼びそうだけどもそれが「ギターぷりむぬ」になるのは、どう見ても宮古のひとではないし、ギターのほうが絵になるわけさ。

電柱に寄りかかって立っているシルエット姿は今で言うなら下地勇さい。で、ゴリンダマは宮古を南下して離れて行ったけども、このギターぷりむぬは北上して本土の関西に渡ったらしい。それから10年後の1960年代に沸き起こったのが「フォークブーム」さ。世間で“フォークの神様”とか言われているのは実はこのギターぷりむぬだということは誰も知らんはずよ。


そのころ宮古には「虚無僧」もやって来た。虚無僧といったらふつう持っているのは尺八だけども、この虚無僧は巻き紙と墨と筆とを持っておってからに、道路に巻き紙を拡げて一気に「蛇」を描いておった。蛇のうろこ模様がしゅっしゅっと上手で、長いベロベロの舌を描いたあと最後は指先で丸く墨をふき取って目を仕上げておった。これでお金をもらっておったさ。


一寸法師も興行でやって来た。シーニンヤー(青年会館)の広場でテントを張って、中に一寸法師がいるというわけさ。一寸法師というからよこっちは「お椀に乗った」小人だと思っておったら小学生くらいの頭のおおきい大人が床に座って太鼓を叩いておった。みんなえげいだまされたと怒るかと思っていたら黙って踊りとかを見ておった。

オキナワ芝居は「翁長小次郎一座」とか時々廻ってきて、あれはオグデン会館だったはずよ、そこで「奥山の牡丹」とか「伊江島ハンドゥーグワー」とかを見た。あらすじはわからんかったけどピカピカ、チャリンチャリンのチャンバラとか舞台の景色とかがおもしろかった。琉球舞踊とか琉球民謡とかはここで知ったはず。


猿、本物の猿を初めて見た。それもウチの近くのオキナワ帰りの人のウチの門に繋がれておった。黒山の人だかりで、みんな宮古ではじめて猿を見たんだはずよ。これはそのあと北小学校に寄贈されて運動場の隅にオリが作られてそこに入れられた。なん時間も見ておったんだけども、人間の先祖は猿だというのは本当だと思ったさ。


宮古ではアメリカ人はオキナワと違ってあんまり見かけんかった。それでもジープに乗ったアメリカ兵が通り過ぎるのをときどき見た。そんなときは友だちから習った「はーわーゆー」を叫んだ。歯とわー(豚)と湯とおぼえた、HOW ARE YOU だった。ガソリンのにおいが珍しかったからうしろを追っかけて嗅いだりしたさ。


乞食とかじゃなくて普通の本土の人、秋田の人とか名古屋の人とかというのは見たことがなかったよ。宮古に観光でよその人がやって来るというのはまずなかったからよ。その代わり、ヤマト帰りの人というのはおって、色が白くなって髪の形とかハイヒールとかはもう珍しかったさ。

足がものすごくきれいなのにおどろいたんだけど、あとでわかったらストッキングだった。そのころだよ宮古で女の人にパーマがはやったのは。

隣のおばさんの頭がある日突然パーマになっているわけさ。そうとうヘンだったよ。長い髪を“かんぷー”に結っているのがふつうだったのに、バッサリと切ってからにわけのわからん頭になっているわけさ。そしたら自分の親までがある日パーマ頭になって帰ってきたから驚いた。ほんとうに自分の親かと思って寄り付けんかったさ。

タライに水を入れて垂れたオッパイを隠しながら長い髪を洗っておった姿はもう見れんくなった。これはさっき言った頭のシラミと関係あることかどうかはわからんかったけども初めて経験したびっくりの“流行”だったさ。

いろいろ関係のないこと言ったけど今日はこんだけ。

勝手な干支占い・・・だいずよ

宮国優子(平良市出身)

だいっず早いもので、一年が終わろうとしている。あがい〜。

今年もあんまりテレビを見なかったけど、細木数子はチラチラ見た。「まさかよ」と思うことは多くてもつい見てしまう。いろいろ物議をかもしているらしいけど、彼女は「占いは統計学」と話していた。

そこで、はたと思ったけど、宮古のおばぁなんかが言う「あれは○○年だから」というのも、統計学と言えば、統計学か???宮古のおばーは「ネーウシトラウータツ・・・・」とよくつぶやいていたではないか。まるで呪文のように。

ずっと気になっていたんだけど、私も周りの人はある干支の人が多い。ある仕事場に行ったら、10人近くいる周りの人が全部申年と戌年だった。そして、身近な人も案外同じ波長なのか同じような干支の人が集まっている。

で、独断と偏見で細木数子風に干支を占ってみた。この数年間の私のムダな蓄積は、偏見に満ちているので気にしないでください。ザレゴトです。縁があまりない干支は文が短くなっています。ハイ、すみません。ちなみに節分まではやっぱり前年の干支でしょ、と思って書いています。

(子)・・・男女ともに器用な人が多い。コツコツ着実な仕事人というイメージ。わかりにくいけど優しい人達。

(丑)・・・恵まれているが、どことなく孤独。結果的には自分の道を行く。

(寅)・・・女性が個性的で強い。男性は同級生と仲良し。細やかなこころくばりが出来る。案外マメでマイペース。

(卯)・・・礼儀正しい。細く長くおだやかな暮らし。恋愛に興味なさそうなのにいつも彼氏がいる。実はフェミニスト。
 
(辰)・・・一見柔らかいけれど、こだわりが強い。自分の美意識が確立していて、それが信条になっている。

(巳)・・・お金に困らない。辰年に似ていて、自分の美意識がしっかりしている。艶っぽい人が多い。丈夫。

(午)・・・さっぱりしている。明るい。気持ちの切り替えがうまい。友達とワイワイするのが好き。

(未)・・・きれいな人が多い。

(申)・・・ユーモアがあって話題が豊富。元気で万年青年(のつもり)。女性は女学生のよう。丈夫。

(酉)・・・軽やかな人が多い。夢が大きい人。どんな状況でも深刻にならず、時に身をまかせる。

(戌)・・・独特。議論好き。個性が強すぎて集まるととっちらかる。涙もろい。(うちの学年です)

(亥)・・・亥 まさに猪突猛進。元気です。明るいです。

来年は亥年。あやをかりて、来年は猪突にしようと思います。今年も一年この場を借りて皆さんにお礼を言いたいと思います。ありがとうね〜。また、あとからねー。

くま・かま本出版祝賀会のおしらせ

松谷初美(下地町出身)

くまかま本が発行されてから四ヶ月あまりとなりました。手に取っていただいた皆様、たんでぃがーたんでぃ〜でございます。

本が発行された喜びと皆さんへの感謝を込めて、出版祝賀会を宮古で開きたいと思っています。ぜひご参加ください。
まだ日にちしか決まっていませんが、あがたから行く人は、飛行機のチケットのことなどもあるので早めにおしらせしますね。

日 時2007年 3月4日(日)
ちなみにこの日の次の日(5日)は、ジュウルクニツ(十六日祭)です。
場 所宮古の んざがらー(どこか)
ゲスト下地勇 他にも、くまかまライターによる歌、三線もありますよ〜。
会 費3000円 ばかーず(くらい)
申し込み2007年2月10日ままーずまでに
 松谷宛。 kumakama@mbp.nifty.com
(参加ができそうな方は、ぴゃーぴゃーてぃ(早めに)連絡しーふぃさまちよー)

ざっくばらんな会にしたいなーと思っています。どうぞ、友人、知人お誘いあわせての上、申し込みください。

くまかま本、めざせ増刷!
今後ともよろしくお願いしますね。

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