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宮古島方言マガジン「くまから・かまから」
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くまから・かまから vol. 176

2021 10/15
メールマガジン
2008年7月17日2021年10月15日

全国的に暑い日が続いていますが、がんずぅやーしー うらまずなー(お元気ですかー)?
ま・かまを読むと夏バテ知らず!
今回も、いろいろな話が満載ですよ〜。お楽しみくださいね〜。はじまり、はじまり〜。

目次

リモコンキー

神童(平良市出身)

さて、リモコンキー。
あれって、ボタンを押すと車のハザードがピカピカするさ。同僚が聞いてきた。なんで?

だよな!宮古ごときでは、ほぼ必要ないものな。うわぁ っすさぁんりゃーまい じょーぶん!(いいよ!宮古の人は知らなくても。)

だいたい宮古の人。金秀で買い物するとき、車に鍵かけたりしないからね。

だから、同じ車種のよそんちの車に乗って一生懸命エンジンかけようとするさーね。鍵が回らなくて狼狽えてるところに持ち主が戻ってきて勘違いが発覚するさーね。どぅーぐりさぬどぉ!(恥ずかしいど!)

それから、買い物済んで、さあ帰ろう!と思ってエンジンかけると、いきなり知らないおばあが助手席に乗ってきてビックリするんだ。ぴゃーまり いだしぃ ってぃ あっざぁいりゃーまい んざんかいがさい?まず!(「早く出せ!」って言われてもねえ。何処に?)

ばぬう ゆがみーがまし みーってぃ うわぁ たる?・・・・・うわぁがぬ あっぃしゃあ?(運転席をちら見して、あんた だれ?・・・・・こっちが聞きたいよ!)

宮古には同じような車種が多いさーね。だから宮古の年寄りは車種+登録ナンバーで車を認識する。島尻あたりの年寄りなんてある程度の車両ナンバーを憶えているからね。ぼけにくいだろうな。こいつらわ!

くいたぁ部落ぬやーぬぅ 電話番号まい んーな っしぃどぅばどぅ。のーばかい まどぅてぃぬ ばーがぁさい!(こいつらは 部落住民の電話番号を暗記してるからね。どのくらい暇なんだよ!)

ハザードのピカピカなんて大型駐車場のない宮古ではあんまり必要ないかも。那覇の空港ターミナル駐車場なら威力を発揮するはずだけどね。

でも、宮古の人。ピカピカの意味を解らないから空港の駐車場でリモコンのボタンを押さないで長い時間、自分の車を探し回るってよ!

うむっしぃかーば っすさぁだなーしぃ うり!
(面白いから知らないでおけ!)


翻って、犬。我が家の馬鹿犬。

元来、動物は色盲で色の濃淡で視覚を判断しているらしい。我が家の馬鹿犬も例にもれず車種の特定ができない。だから、同じ車種で色違いの車を必死に追いかける。大声で吠えながら。

こいつは車に乗るのが大好き。でも、ちょっと喘息気味で乗り込んでしばらくすると咳き込む。本人は必死だろうけど笑える。

昨日の月曜日は仕事が休みなので末娘を連れて海へ。子供が泳げないのは親の責任なので必死に泳ぎを仕込んでいる。現在、シュノーケルとフィンを付けて結構な水深まで連れて行く。途中で立ち泳ぎをさせて水中めがねの脱着を練習。後は海水中で目を開けることが出来れば終了だ。

犬はねえ、泳ぐんだけど水が嫌い。というのも、一度、真謝漁港で海に放り投げたことがあって2.5mくらいの高さから投げたら1mほど海中に沈んで浮いてきた。ここでというか、やはりというか、階段のそばで投げたのに放り投げられた場所を必死に登ろうとする。垂直の岸壁を犬畜生に登れると思ってんのか。

で、この馬鹿犬。ドアが開いている車であれば即座に乗り込む。して、絶対に降りない。乗り込まれた人も迷惑かも知れないけど、飼い主はもっと困るさーね。誰に似たんだか?

落書き

かい(伊良部町出身)

世界遺産への落書き問題が話題になっている。

落書きが文化になっている国もあるそうだが、そもそも人は何故落書きをしたくなるのだろうか。生まれてこの方落書きをしたことがない人、っているのかなあ。あっすが んずんかふたーてぃが もんだい(でも何処に書いたかが問題なんだよね)。

ある出版祝賀会で、表紙を描いた画家がこう挨拶していた。表紙は私の作品であるのだから、その上に私の許可なくタイトルを入れるのは作品を汚していることになる。デザインとは本来そういうものだと強調していた。

名の知れた書家に書いてもらったそのタイトルも、画家にとっては自分の作品を汚すただの落書きでしかないのだと知ったのだった。

我家は、一階がピロティー風の駐車場になっていて、前が横断歩道である。近くに小学校と中学校があるものだから、やらびぬきゃー(子供たち)は学校の登下校の際に家の駐車場を横切ることが多い。だからというか、駐車場の柱や壁のあちこちには落書きがたくさんしてあるのだ。

ふと気がついたら、家の車を停めるスペースの右側の壁にその落書きはあった。女の子を描いた絵だろうか。あまり可愛いともいえない ぴんなぎ(へんな)絵だなあと思ったが、描いてある位置が後々重要になってくる。

家の車を停める位置が、右側と後ろが壁になっていて薄暗く、視界が悪いものだから、停める時は何度もバックミラーを確認しないとならなかった。ある時、偶然に気がついたのだ。その落書きは運転席の丁度真横に描かれていることに。それからは、落書きが停車の目じるしになった。もうただの落書きではなくなったのだ。毎日見ていると見慣れてくるのか、絵の やなかーぎ(不細工な顔)も ちゅらかーぎ(愛くるしい顔)に見えてくるから不思議だね。

私が子どもだった頃の伊良部では、落書きするところといえばトゥンビャン(リュウゼツラン)の葉だったかな。トゥンビャンの花は高い幹の上に咲くのだが滅多に見ることはなかった。子どもの頃は、誰から聞いたか、その花は百年毎に咲くという話を信じていた。

昔々は、トゥンビャンからも繊維をとって服を作ったり、上質の縄を編んだりしたらしい。葉の汁を搾れば、テキーラが醸造できると辞書にはあった。トゥンビャンは道端の所々にあり、肉厚の葉を棘で引っ掻いて消えることなく刻まれた相合傘の落書きたち。最近の落書きにある「死ね」とか「殺すぞ」とか陰湿な類は、見たこともなかった。怒ると すなす(死なす)とか くるす(殺す)とか日常的に言葉で放っていたから、影でこそこそ書く必要もなかったのかも。

伊良部に帰る時にトゥンビャンのあった所を通っても、今では整備された農地が広がるばかりで以前の面影が全くないのも寂しい。あの落書きたちもトゥンビャンと一緒に消えてしまった。

真っ昼間の怖い話

Motoca(平良出身)

大学生だった10年ほど前に、一眼レフのカメラを購入し、写真を撮るようになった。放送部のサークル仲間と一緒に、構図の勉強に、と始めたのだ。しかし社会人になってからは、カメラを持ち歩くのも年に数回になり、腕前もさっぱり、のままである。

カメラを持ち始めた頃から、一つの目標がある。宮古の風景を撮りたい。しかし、宮古にカメラを持ち帰っても、結局、お盆に訪ねてきた親戚(特に子供)を撮ったり、正月に初詣の家族写真、という、別に一眼レフじゃなくてもいいようなものばかり撮っている。あとはたまに家族でドライブに行って観光地の風景を撮るとか。そうじゃなくて、もっと身近な風景を撮りためてみたい。

3年ほど前の夏に帰省したある日、昼間に、その「身近な風景」撮るべく外に出た。日差しの強い真っ昼間だ。外に出る人なんかほとんどいない。こんな日に外を出歩くと、変人扱いだ。しかもそのとき、高校野球で沖縄代表の試合が始まっていた。みんなテレビ中継を見るだろうから、いつにも増して通行人は少ないはず。絵はがきみたいな、人のいない風景が撮れることを期待した(自分の撮影技術は計算に入れておりません)。

案の定、外には全くといっていいほど人の姿はない。それでもさらに人目を避けて、小さな道を選んで港の方に歩いた。

途中に、古い かーらやー(瓦葺きの家)があった。ああ、こういう家ももうほとんど みーんふ なりにゃーん(見なくなってしまった)。この かーらやー も、すでに空き家で、戸は破れ、庭は荒れ放題だった。ここも記念に一枚。

途中の三叉路や、道ばたの花なども撮影しながら、平良港の前に出た。そこからパイナガマに向かって海沿いの道を歩く。少し浜に降りて、海の写真も撮った。

パイナガマを越え、さらに南の方に向かうと、防風林がある。以前、この雑木林にちょっとした通路があって、そこを抜けたらきれいな岩場と海があった、ような記憶がある。入り口は、倒木でふさがれていた。台風で倒れたのがそのままになっているのだと思う。

出来心で、その倒木をくぐって、雑木林の中に入ってみた。その先はしばらく、昔のままの草木のトンネルが続いたのだけれど、不気味なぐらい静かで、だんだん怖くなってきた。途中でどうしても越えられない、太い倒木があって、そこで引き返した。元の道路脇に出て、少し安心した。

気を取り直して、そろそろ帰ろうか、と道を渡る。来た道をそのまま戻るのも面白くないので、雑木林の向かいにあった細道に、すっと入ってみた。多分この辺なら、国道390号(下地線)のカママ嶺のあたりに出られるんじゃないかな、と(ちなみに私は天性の方向音痴ゆえ、予測というものが正確だったことはないですが、いくら何でも宮古なのでそこまでひどいはずれ方はしないだろうという楽観的観測で)。

新しい住宅と、まだ舗装されていない、石灰岩むき出しの白い道。それから、舗装されていない古い道。

歩いていくと、突き当たりは道路ではなく、墓地だった。しかも、見覚えがある。その一年前から、うちの先祖の墓もここに移っているはずだ。まだ新しいお墓が並ぶ中、覚えているとおりの場所にうちのの名字を発見した。

あば? のーし?(何でよ?)

私はそこに、前の年の盆に親の運転する車でいちど来たことがあるだけだった。だから、この墓地の場所もよく分かっていなかった。それなのに。こんな昼間に、人にも誰にも会わずに歩いてきたときに限って私は、なぜここにたどり着くんだ?もちろんこの墓地にも誰もいない。いや、いたらいたでそれも怖いけど。頭の中は、もう完全にパニックを起こしている。私、ご先祖様に呼ばれたんだろうか。どどどうしよう・・・ええと。

ご先祖様、旧盆の んかいびー(迎え日)は3日後だから、そのときにお迎えしますからねー、とーとー(尊)。

思いついたままに手をかみて(手を合わせて)祈り、そさくさと墓地脱出。もう一度気を取り直して、今度こそ帰途へ。まずは下地線へ出ること!

が、妙なことは続く。墓地を抜け出して程なく一軒の民家。子供たちと一匹の犬が庭で遊んでいた。そこの犬が何故か、道路にいる私を見るなりまっすぐこっちに向かってきた。家の門を出て、道路まで出て数十メートル、ずっと吠えながら追ってきた。いや、私、怪しいものではありません。いや、怪しいかな、今は。なんかよく分からんけど、怖い。

そこをまっすぐ抜ければ大通りだと思っていたのに、たどり着かない。歩けども歩けどもくねくねと曲がった一本道。道の両脇には一面のサトウキビ畑。民家も見あたらない。とーまい、みーん(誰もいない)。さらに怖い。夜道を歩くよりも怖い。

やがて畑の向こうに、おじぃが一人見えた。おおお、人だ!が、そのおじぃの側には、犬が5匹ぐらいいた。そして、またこの犬たちも、私を見るなり吠えながら突進してきた。もう泣きそうである。犬たちは少し離れた位置で止まり、私に向かって吠え続ける。おじぃがゆっくり、犬の後から歩いてきた。一通り吠えた犬たちは、おじぃが近寄ると元の場所へ戻っていった。

このおじぃと、ひと言、話をしたような気がする。「暑いねぇ」「そうですねぇ」ぐらいだったと思うが、よく覚えていない。でもそれで何故か落ち着いた。おじぃが現実に戻してくれたような気さえする。程なく、下地線に出た。

うちに帰って事の次第を話すと、両親にこっぴどく怒られた。再び家の外に出て、塩と泡盛を身体に少しかけた。魔除けのおまじないだ。

後でカレンダーを見たら、その日は、旧盆直前の仏滅の日だった。因果関係があるかどうかは知らないけど、物騒な日取りである。思い出しても怖い。ぷとぅぷとぅ(ブルブル)。

夏の昼間は大人しく、やーんなか(家の中)で、だらだらするのが、いつばん(いちばん)!

ぴんざぬ(山羊の)報い

クイチャーマン(下地町那覇出身)

んーな、ぞうかりうらまーんべーいら(みなさん、お元気でしょうか)。ばんどぅんま、まいにつ あつかりばどぅ だまがりゅーどー(私は毎日暑くて まいっているよ)。

きゅうや、ぴんざずぅーぬ ぱなす やっすぅが(今日は山羊汁の話だが)、ばんたが やーでぃぬきゃーや「うりゃ、ボケぱずみゅー 証拠だら。しわすぅだかーならん」てぃーどぅうー。(私の家族は「それはボケ始めた証拠。心配しないといけない」と言っている)。

くぬずがたぬ ゆないぬ9時ばかーやたん。ばが やーんけー むどぅりゃーめーどぅ、とーめー うらったーゆー。(先日の夜9時ごろだった。私が家に帰っても、誰も居なかったよ)。

やーすかりば、ぬくずむぬぬ とーふぬ みそしるー あっつぁし ふぁーでぃてぃー、ガスコンロぬスイッチゅー いじぃたーだら。(ひもじいので、残り物の豆腐の味噌汁を温めて食べようと、ガスコンロのスイッチを入れたんだよ)。

あんかーどぅ、ゆだにゃーすぅんきゃ でんわぬ なりば、とぅりみーたーだら。(そしたら、間を置かずに電話が鳴ったので取ってみたわけ)。あんがから やたん(姉からだった)。

「ただぱんたむぬな。ゆーずずぅばー ふぉーゆすたー(まだ忙しいか。夕ごはんは食べたかい)」

「あーい、んにゃだ(いや、未だだ)」

「あんっかーら、ぴんざずぅーぬ ありば、くまきしふぇー。あざたーめーどぅ うぐなーりゅー(なら、山羊汁があるので、ここに来て食べなさい。兄たちも揃っている)」

私が愛用のミニバイクにまたがり、10分ほどで姉の家に着くと、山羊を宮古から持ってきた義兄や私の兄・姉夫婦で盛り上がっている。そこに、なすきしゃ(末っ子)の私が加わったので、宴はなお賑わった。

「ぴんざずぅーゆばー なげーふ ふぇーやみゅーったりば、あてぃ んまむぬ!(山羊汁は長いこと食べていなかったので、とても美味しい!)」と舌鼓を打って30分ほど経った頃、私のケイタイが鳴った。息子からだった。

「オヤジ、いったん家に帰ってから、また出たでしょう。今どこ?」

「おばさんの家でね、山羊汁を食べているところだよ。どうしたの?」

「どうしたのじゃないよ!まったく。我が家が大変なことになっている!」

「・・・?」

「火事同然だよ!」

「!??」

「鍋に火をつけたままだったでしょう!」

「おごえー、しまい!んーにゃがんーにゃ(オオマイゴット。しまった!大変なこった)」

「燃えるところまではいかなかったが、母上は、もう腰を抜かしているよ」

親子の会話はしばらく続き、ことのなりゆきがわかったが、後の祭りであった。

私が鍋に火をつけたまま家を出て、約30分後に妻が仕事から帰り、事態に対応して腰を抜かして座っている所に息子二人も帰り、3人で呆れ果てて、代表して長男が私に電話したのだった。

「あんしぬばーやりば、ばー さだらでぃっしばいら(そういう事情なので、私は先になるね)」と話して、家に戻った。

激怒した家族が待ち構えていると思ったが、室内は燻製のような独特のにおいの中で静まり返っていた。炭化し変わり果てた鍋底の豆腐らしきものと「ご対面」。ステンレス製で妻が独身の頃から使用している鍋そのものもまっ黒で見るに忍びない。

私は、居間で無言のまま脱力状態で座り込んでいる妻に恐る恐る近づき、詫びとねぎらいの声を掛けた。つんだらーさ(かわいそうに)妻は気の毒なほど落ち込んでいる。気を取り直すようにして彼女は静かな口調で一気に語った。

「玄関の戸を開けると、ワッと白いものが吐き出され、チョースケ(我が家のまゆ=ネコ)が足元からビュっと外に飛び出した。驚いて中を見ても、煙が充満して何も見えない。意を決し、身をかがめ這うようにして台所に行き、先ずコンロの火を止め、そのあと手探りで窓を開けた。家中の戸を開け放ったところへ子どもたちも帰ってきた。まったくもう・・・」

これほどの失態は初めてだが、私には似たような「鍋焦がし」の前歴が数回あるので、ボケ始めているのではと言われても、反論の余地はない。

あんすぅが、ばー、かんげーやーみーみうーだら(しかし、私は考えてみたりしているのだよ)。

やらびぱだから うぬすく ぴんざずぅーゆ ふぇーきたりば、くるさりたー ぴんざぬきゃーぬどぅ しかえしゅー すたーぱずてぃー(幼少の頃から、たくさん山羊汁を食してきたので、殺された山羊たちが仕返しをしたのではないかと)。

『わーぬむくい』てぃーぬ小説ぅ書きってぃ芥川賞ゆとぅーたー うきなーぴとぅめーどぅ うーたーいら。(『豚の報い』という小説を書いて芥川賞を取った沖縄の人もいたよね)。

ばが ばーんな『ぴんざぬむくい』てぃーぬ小説ぅ書きってぃ、賞ゆとぅりばどぅ、「災い転じて福と成す」てぃー あずぁりーぱずいら。(私の場合は『山羊の報い』という小説を書いて賞を取れば「災い転じて福と成す」と言えるかもね)。

ぱずかすかりゃーめーどぅ、書きみーたりばいら(恥ずかしいことだが、書いてみたからね)。

うわたーめー うまっつぅ つきっかー、うもーばー ぱなるんよーんしるよー。(みなさんも、火を点けたら、そこを離れないようにしてね)。

お便りコーナー

前号(vol.175)への感想・お便りを紹介します。

めいさん(埼玉出身)

■今回も楽しく読みました。

今回もまたvol.175、楽しくよまさせていただきました〜。

まゆがま日記は、おばあちゃんのまゆがまに対する愛情にホロッとしちゃいました。ペットは家族の一員ですからね。ハナちゃんにはおばあちゃんと共にずっと長生きしてもらいたいですね。

ノリノリで〜は、笑ってしまいました!「そこで私は立ち上がり。。。」で、「おー、さすが沖縄の人だわ!」と思っていたら、「と、やろうかねえ?だれかやらないかねえと思っているうちに曲は終わった。」で、むははは!やっぱり宮古の人だね〜っと思ってしまいました。恥ずかしがり屋なんですよねー、宮古の人って。でも甲子園の応援を見習って、いつかは自分から立ち上がってやってほしいですね!ワイドー、ワタリマリさん!!

大連旅順の旅は興味深かったです。とともにやはり戦争の残す心の傷跡は時間を経ても癒えることはないんだな、と思いました。中国人と間違われるくらい、中国語が達者なんだなーと別の次元で感動してしまいました。

さて、話は変わりますが、実は6月14日から16日まで宮古島に行ってきました!2年半ぶりの宮古をたっぷり堪能してきましたよ〜!

やっぱり宮古はずみっ!!都会では見ることのできない、広〜い空、甘い香りの風、信じられないくらい美しい海の色。。。梅雨がまだあけていなかったのですが、最初の2日間は曇りながらも薄日が刺して観光には良い天気。帰る日は、前夜遅くまで天気予報は雨と報じていたのに、まさかの青空!一緒に行った友人たちと口を揃えて「信じられな〜いいいっ!!」那覇経由の最終便に乗るまでばっちり楽しんできました。

今回は私を含めて5人で行きましたが、うち2名は初宮古!二人とも想像以上に美しい宮古島に感動していましたよ!!

私も「地下ダム資料館」や伊良部の佐和田の浜は初めて行くことができ、感動しました。ワイドー市場やあたらす市場も行きましたよ〜。どっちも勇さんの曲みたいでうれしいです。海宝館のそばには新香茶(あたらかちゃ)などというカフェまで出来てました。(寄れませんでしたが。。。)

そうそう、ジャングジャングも初めて行ってきました。のひなさんの歌を聴き、七重さんとほんの少しでしたがお話してきました。

ひさびさの宮古に心も体もリラックス、そして夜は泡盛(もちろん宮古の!)をしこたま飲んで幸せでした〜(笑)

※めいさん、いつもていねいなメールたんでぃがーたんでぃ〜。感想は、ライターにとってエネルギー源!ぷからすむぬど〜。宮古にも行ってきたとは!充実した3日間だったようで何よりです!

編集後記

松谷初美(下地町高千穂出身)

7月もアッと言う間に、中旬。東京はまだ梅雨明け宣言されていませんが、でももう梅雨は明けたはずよーと思う、このごろの天気と暑さです。

ところで、東京の我家ではお盆は新暦(7月13日〜15日)でやります。先日、送り火を終えました。かびじん(紙のお金)はなく、おがら(皮を剥いだ麻の茎)で迎え火、送り火を焚きます。送る時には、供えたものを包んで外に置くので、宮古と同じ部分もありますね。でも、松谷の家は東京に親戚がいないので、よその家がどんなふうにお盆をしているのか、まったく みーたーくとーにゃーん(見たことがない)。(送り火の日には、外にお供えものが出ているのを見かけたりはしますが)。宮古みたいにお盆にお中元を持って行くということもないし・・・。うちの近所は、んきゃーん(昔)、養蚕をやっていた農家が多かったとのことで、7月は忙しいので、8月1日〜3日の間にやるというところも多いそうです。お盆まい いろいろやー。

さて、今回の くま・かまぁ のーしがやたず(いかがでしたか)?

暑さを忘れるくらい引き込まれて読まれたんじゃないかなーと思います。

神童は、だいず久しぶりの登場(半年ぶりど!)でした。(ブログで忙しかったからね)。神童ワールドは、くま・かまでも名物!復活うれしいですね。して、今回も、うむっしぱなすでしたね。ある、あると思った方も多かったのでは?あ、うちの母ちゃんもハザードピカピカの意味知らないはず。今度、どうするか見てみようっと。

落書きの話、話題になりましたねー。かいが書いているように、落書きをしたことがない人のほうが少ないはずね。トゥンビャンへの落書きは、かつての宮古の子どもたちの落書きの定番でした。教科書に載っている人物にもよく落書きしたっけ。駐車場の落書きは、思わぬ効用ですね。落書きのあれこれ、考えてみると一言では片付けられないものがありますね。

Motocaさんの話は、暑い夏にぴったり!?ちょっとひんやりする話しでしたね。でも、もしかしたら、もっと変なところに行くはずが、ご先祖様が導いて守ってくれたかもですよね。ワンちゃんには何かが見えた??Motocaさんは、「霊感はぜんぜんない」らしいのですが、でも宮古の人はぴるます(不思議な)経験をよくしますよね。

クイチャーマンさんの話は、煙の匂いまでしてきそうにリアルに伝わっってきましたね。タイトルの「ぴんざ(山羊)の報い」には笑ってしまいましたが、大事に至らなくて、ホントに良かったですね。実は、ばんたがやーんまい(我家でも)似たような出来事が数年前にありました。鍋の中身も んーだかに(同じように)炭化。(うちの場合はカレー)あと少し発見が遅かったらと思ったら、ぷとぷと。まーんてぃ 鍋の前からは絶対離れないようにしましょう!

さー、あなたはどんな感想を持ちましたか?ぜひお聞かせくださいね。投稿もお待ちしています〜。

今回も、しまいぎー ゆみふぃーさまい たんでぃがーたんでぃでした。(最後まで読んでくださり、ありがとうございました)

次号は、8月7日(木)発行予定です。
暑い日が続きそうですね。熱中症に気をつけましょうね〜。
きゅうまい、上等一日でありますように!あつかー、またいら〜。

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