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宮古島方言マガジン「くまから・かまから」
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くまから・かまから vol. 233

2021 6/04
メールマガジン
2010年12月2日2021年6月4日

こんにちは〜。
くとすまい(今年も)残すところ、一ヶ月をきりましたね。ぱだーぱだうらまずなー(お元気ですかー)?
今回のくま・かまも中身がいっぱい。お楽しみください〜。

目次

まちゃとぅず(小鳥の捕獲)

宮国勉(城辺・西城出身)

狩猟とは野生動物などの鳥類や哺乳類を捕獲することで、ハンティング (Hunting)ともいうが、漁や採集活動と並んで、人間社会の最初期から存在する生業である。

45年前の宮古島では、現在のような狩猟免許や狩猟者登録などの法律は全く関係のない時代であった。今では遊びや趣味の世界であるように思われるが、当時は真剣に まちゃ(小鳥)を捕まえることを常日頃考えていた。それで、宮古の青少年は食料を調達する意気込みで野鳥を追い回していた。

サシバ(鷹)が渡ってくる時期は大人も子供も鷹がねぐらに降りる林を見定めて、今晩の たかふっつ(狩猟)の準備に余念がなかった。次の日は収穫の結果が話題になり「きんみーや ぴとから、たりかすみーや みずからど とぅいきすたー(黄金色の目の鷹が1羽、酒粕のような茶色の目が3羽を捕ってきた)」などと自慢げに語るのをよく聴いたものである。

今頃の季節になると ぽー(クロイゲの実)と ふしゃいら(ツグミ)を思い出す。ふしゃいら(ツグミ)はシベリア方面から冬を過ごしに宮古島にやってくる渡り鳥である。食性は雑食で、昆虫、果実などを食べる。うたき(御獄)などの落ち葉が多い処などの、あちらこちらでカサカサと枯れ葉をかき分けて虫を探す音はするが姿ははっきり見えない。近づくとぐどぅぐどぅっと巻き舌で短く鳴き、飛んで行くのだが姿をまともに見たことがない。アカハラとシロハラなど種類も多いらしいが宮古島に渡って来るのはどの種類か確認できていない。

ここ埼玉には春先に、羽根の色が赤茶の ふしゃいら(ツグミ)が結構な数でやってくる。みぱぎびゆま(ヒヨドリ)と同じくらいの体長で地面をピョンピョン歩くもの、ピョンピョンとホッピングをまぜてリズミカルに動くもの、少し歩いてはピタッと止まり、胸を反らせてじっーとして耳を澄ましているような格好をするものなど、宮古に渡って来る ふしゃいら とは動きや姿格好などがちょっと違うように思うが、鳴き声は ゆぬぐー(同じ)である。眺めているうちに捕まえて焼き鳥にすると最高だろうなあと思いは巡らすけれど、鳥獣保護法の観点から唾を飲み込み眺めて楽しむだけにしている。

近頃はバードウォッチングが一般的だが、私が幼少の頃は大切なタンパク源であった。捕まえるのにも色々と工夫し、捕まえれば周りに自慢し、小鳥との知恵比べを楽しんだ。先人達が鳥の習性や体長の違い、また営巣場所などを考え合わせ、あみ出した捕獲方法など記憶を辿りながら やま(仕掛け)を紹介したいと思う。

◆ふしゃいらやま(ツグミの捕獲装置=Capture device)>

「ふしゃいら」はツグミのことで「やま」とは仕掛けのこと、ふしゃいらを捕る仕掛けが「ふしゃいらやま」である。くの字に曲がった枝を2本、真っ直ぐな枝を4本、これらを小屋状に組合せた上に きゃーむ(椎の木葛)で鳥が抜けられない程度の網を編んで覆う。その上に石の重しを四隅に載せ、転げ落ちないように縛っておく。小屋の前枠の方には持ち上げる紐を付けておく。支柱となる先端が二股の棒を1本用意し股の処に紐を付け他方の先には短い棒を縛り付けておく。

装置のセットは小屋の前枠の紐を持ち上げて支柱の先の棒に引っかけて置く、餌を突っつくと小屋が覆い被さるような仕掛けである。この装置は手近かにある笊(ざる)などで覆い被せて捕るような単純な仕組みである。時にはダブルやトリプルまたは五目など、つまり ふしゃいら と じったまちゃ(ウグイスになる前身で春になるとホーホケキョと鳴く)が同時に捕れた。

また、棒の下敷きになって、ぴぐるーてぃ なりうー ときゃんまいあり んぞーさむぬ(冷たくなっているときもあり可哀相なときもあった。)しかし、んちゃみ らいたあ まちゃぬ うんみゃー やきとぃんかい なずや まつがいや にゃーん(捕まえられた野鳥の運命は間違いなく焼き鳥である。)

◆がいちん(セッカ)の捕獲装置>

がいちん(セッカ)は かや(すすき)、まかや(チガヤ)、ぶーぎぬぱー(サトウキビの葉)などに営巣するので、縄を使い口が閉じるような仕掛けで捕った。この仕掛けは細い縄だけあればよく、手間もかからない仕掛けで、唯一自分で考えた方法であるが何回も成功した。

巣を中心にして、手前は草が少なく足場が良いところが仕掛けの縄を引く場所に選ぶ。巣の向こう側は巣と同じような背丈の草に縄の尻を縛る。静かに忍び寄り わい(えいっ)と縄を引くと巣のまわりを縄が閉じるような仕掛けである。日没の少し前が最適であったが、かさっと草が触れた些細な音でも外へ出てきてしまう敏感な鳥である。

◆うっざ(ミフウズラ)の捕獲装置>

うっざ(三斑鶉:ミフウズラ)は、草むらや だいずまみぬ ゆかーらなぎん(大豆の横あたり)、などの地べたに造るので がぎな(メヒシバ)などの長めの草を使い、草のトンネルを作り直ぐに飛び立てないようにして、ゆさらび(夕方)など巣に戻る頃を狙って押さえに行く。

草のトンネル前方を素手で押さえ、隙間から逃げられないよう手を肘当たりまでトンネルに入れて探るのである。すると暖かい感触が成功を知らせるのだが、失敗するとプルルーと羽音ならして飛んでいき、今夜は巣には戻らないのである。一緒に連れだった仲間には詫びるしかない。また、取り逃がしたときは自分の心臓が どったどった と高鳴りして、ほんとに残念でならなかったのを今でも思い出す。

◆むーばと(キジバト)、みぱぎびゆま(ヒヨドリ)の捕獲装置>

今なら手頃な太さのデグスも容易に手にはいるが、あの当時は先立つものがなかったのである。いざら(鎌)を持って黒毛の ぬーまぬ ずぅー(馬のしっぽ)を貰いに行き、蹴飛ばされないよう注意しながらバッサリ切りとってきて仕掛けをつくり、昼間探し当てた んーばと の巣があるまつぎー(松の木)に登り、むーばと、みぱぎびゆまの気持ちになって飛ぶ方向を想定しながら取り付けるのである。

むーばと と みぱぎびゆま は ぬーまぬ ずぅーを撚り合わせて輪っかにし、提灯をぶら下げるようにして周りにぐるりと張り巡らす。上手く輪の中に首、脚、羽根などが引っかかるようにする。そろりと近づき巣に座っているのを確かめ大声を出して追い立てる。すると小心ものの むーばと達は慌てて輪っかに、かかる算段である。

◆んーぬいまちゃ(メジロ)=パチンコ猟 (Slingshot Hunting)>

んーぬいまちゃ(メジロ)は落とし籠による囮(おとり)で捕っていたが篭を作る器用さと根気強さのない私は専ら ぐむかん(パチンコ)を使った。んーぬいまちゃは小さいので命中すると胴体と頭が離れてしまうほどであった。しかし、んーばと などは命中しても ぱにゃーすきゃーりってまい とびぴず(羽根が飛び散り落ちたように思われても飛んでいってしまった。)

◆その他>暗闇に棒で叩き落とす

夜、暗くなってから山に行き、木に留まり寝ている んーぬいまちゃ(メジロ)などを棒でたたき落とす方法である。一度、つがいで仲良く寄り添って寝ている んーぬいまちゃをユヌスあざ(ユヌス兄)が命中させ、胴体と頭が千切れて飛散 かなまずや にゃーん(頭が無い)あがいたんで〜 であった。草刈り行くときは いざらがいつも手にあるので、うっざを見つけると、すぐ、いざらのブーメランが うっざに飛んでいく。命中率は低いが場合によっては収穫が得られる。

特に むーばと(キジバト)や みぱぎびゆま(ヒヨドリ)などの、割合に大きい獲物を捕ることができた時は喜びも格別であった。はじめて捕まえた時の感触は あつぷむー どぅったどぅった (ホッカホッカ バクバク)として鳥の体温や早い脈拍が手のひらから伝わる。捕まえた自分の心臓も早打ちするほど興奮していたのを思い出す。また、近くで見る成鳥の眼や口の周りのヒゲなど、精悍な顔つきに改めて感動した。

家に帰り着くと早速、からぱずまゆ(灰だらけの猫)となり、とーうわ(台所)で捕ってきた獲物の焼き鳥パーティが行われた。私は未だに んきゃーん(むかし)宮古島の うっざ がいちん などの まちゃ(小鳥)よりも味のある肉と出会ったことがない。

それからイギリスでは猫の首にベルがつけられているのは、もともと野生の小鳥たちに猫の存在を知らせて逃がすためらしい。宮古島の猫には鈴なんて んなままい つきらいやうらん ぱず!(今でも付いてないであろう)

<方言名:和名:備考>
・うっざ:ミフウズラ(卵は4個):一妻多夫
・がいちん:セッカ(卵は6個)
・むーばと:キジバト(卵は2個)
・みぱぎびゆま:ヒヨドリ(卵は4個)
・んーぬいまちゃ:メジロ(卵は4個)
・ふしゃいら:ツグミ:渡り鳥
・あかばなくきゃい:アカショウビン:渡り鳥
・サシバ:鷹:渡り鳥
・じったまちゃ=ウグイス:(一時期はジッジッと鳴き、春になるとウグイスになりホーホケキョと鳴く)

*鳥の体長とは、仰向けにして足を上げた状態で、くちばしの先端から、尾羽根の先端までを云う。

お父と母ちゃん

松谷初美(下地・高千穂出身)

ばんたが母ちゃんは、今年6月、腰の骨を折って入院した。重い っふぁい(肥料)袋を持ち上げようとしてのことらしい。83歳になるというのに若いころのように仕事をしようとする。

最初は骨折しているとは知らず、やつう(お灸)をしていたのだが、ぜんぜん治らないので病院に行ったところ、骨折との診断。即入院となった。最初は寝たきり、そのうち起きられるようになり、歩行器で歩く練習。そして、歩行器なしで歩けるようになって、一ヶ月で退院となった。

それでも、以前のように家事をするのは大変で、なんとお父が洗濯やお茶椀洗いをするようになったという。おごえー、あの亭主関白のお父がなー?びっくりである。

おばぁが2年半前に亡くなり、今は夫婦二人の生活。母が嫁いで来た時はおじい、おばあに、父の弟妹たちがいた。子どもも5人生まれ、10数名の大家族。それが一人減り、二人減り、今はふたりきりだ。寂しくもあるだろうが、しかし、ある意味、初めての二人暮らしは、誰に気兼ねすることなく、平穏な暮らしでもあるんだろうなーと思う。

母ちゃんは、腰の調子もだんだんと良くなり、ゲートボールも楽しんでいるという。なんという つーばー(強靭な人)かよ、まず。

して、先日電話をしたら、今度ゲートボールの大きな大会があって、夫婦ペアの部に申込をしたという。まじですか!?母ちゃん。「でも、お父は、あんな遠くまで(場所は城辺らしい)なー、と言って怒っているよー。いい記念になるし、やれるときはやったほうがいいとウチは思っているだけどね。」と母ちゃん。お父の怒っている顔が見えるようで笑ってしまう。でも、何だかんだと言いながらもお父は出ることになるんだろう。

母はどっちかというと、うすんきゃー(内気)な性格で、積極的に前に出るタイプではない(もはや過去形か?)。父は、普段はあまりしゃべる人ではないが、人前に出ると弁の立つ人である。それが今ではすっかり逆転。うばいがうばい。

言いたいことを言い、しょっちゅうケンカをしている二人であるが、洗濯やお茶わん洗いをしている父の姿から、母を労わる気持ちが伝わってくる。

二人にも憂えることや心痛めることがないわけではない。それでも前向きに今を楽しんでいる明るい声は、こっちにも元気をくれる。両親の話を電話口で聞き、うぷあまい(大笑い)をしながら、なぜか涙が出てきた。

80を越える両親から いず(元気)をもらっている私である。

『おもろそうし』との出会い

あすなろ(平良・東仲出身)

45,6年前の高校生の頃のぱなす(話)です。高校生活は大和でした。

その日は、「古典(古文)」のテストでした。答案を書き終え、時間をもてあましていました。やることも無くボーっとしていましたが、そのうち、裏面に落書きを始めていました。

「紫のひともとゆえに武蔵野の草はみながらあわれとぞおもう」
(貴女が好きだから、貴女の周りの全ての人が好きです)

そんな感じの落書きでした。その頃、秋田の女子高生と文通をしており、彼女の事ばかり考えていた事が落書きとなって現れたわけです。

後日、テストが返された時のことです。裏面に何やら赤鉛筆で添削されています。「あわれとぞおもう」の場所が「わ」の部分を×にして「は」、「う」の部分を「ふ」と朱記されていました。あがんにゃ、しまい!しんしーんど みらいゆー。(あれー、しまった!先生に見られてしまった)みんがみまい あか―あかーしぃうたぁ。(耳たぶまで真っ赤になってしまった。)

この落書き事件以来、K先生と親しくなりました。ある日のこと、「私は、宮古島の出身で、「古文」に宮古島の方言が幾つか出てきます。例えば、(つと)【お土産】→(つと)、(ともがら)【同輩】→(とんがら)(つとめて)【早朝】→(すとむて)、(こち)【東風】→東風平(こちんだ)etc」とお話しした処、数日後にK先生から「冊子」をプレゼントされました。黄色に変色したB4版を半分に折った「冊子」は、謄写版で印刷されていました。

20頁(?)にも満たない「冊子」の表紙には『おもろそうし歌謡集』と記されていました。60歳をとうに過ぎたK先生は、国学院を出られ、講師として教鞭をとられていました。学生の頃、『おもろそうし』の研究をされていたらしく、国学院出身の「折口信夫(しのぶ)=釈迢空」や、『遠野物語』で有名な民俗学者の「柳田國男」の事を色々と教えて下さいました。

折口信夫は、1921年(大正10年)、1923年(大正12年)、1935年(昭和10年)と来沖され、2回目には、宮古島まで足をのばしてみえます。K先生は、折口先生と面識があった事を話されていました。不思議と、伊波普猷(ふゆう)の名前は出ませんでした。伊波普猷は、1935年(昭和10年)に国学院で『おもろそうし』の講義を担当していますので、知っていてもおかしくない筈なのですが・・・・。

忘れ去っていた『おもろそうし』の事を、今回の題名にしたのは、ある本との出会いでした。『まれびとたちの沖縄』与那原 恵(けい)著 小学館101新書。

「沖縄学の父」と言われ、『おもろそうし』の研究で有名な「伊波普猷」に影響を与えた人物に、新潟出身の「田島利三郎」がいました。彼も国学院の出身で、国語教師として沖縄尋常中学校(現在の首里高校)に赴任します。彼の来沖の目的は、「琉球語で書かれた50巻の文書があるが、何が書かれているかわからない」この事を、解明することでした。
 
この文書こそ、『おもろそうし』だったのです。『おもろそうし』とは、沖縄最古の歌謡集で、「沖縄の万葉集」ともよばれています。首里王府によって編纂された歌謡集で全22巻。1554首が収められています。「おもろ」の語源は「うむい=(思い)」であり、祭祀における祝詞(うむい)。琉歌の源流とも言われています。

「田島利三郎」は、明治30年に1カ月近く宮古島に滞在し、島の古謡を「宮古島の歌」としてノートに記したと言われています。彼の人生は、波乱万丈でした。彼は、愛知県の豊橋で昭和4年59歳でその生涯を終えます。豊橋は、『中日大辞典』を編纂した我が学び舎があり、彼を身近に感じました。

『まれびとたちの沖縄』は4話で構成され、与那原女史の渉猟たるや半端ではありません。まさに「こんな沖縄しらなかった」興味のある方は、御一読を!

おしらせ

松谷初美(下地・高千穂出身)

■アモイさん、CD『ずぅら宮古んかい』を制作!

のど自慢大会にも出たことがあるアモイさん。歌も歌えば、作詞作曲もします。このたびCD『ずぅら宮古んかい』を中国で制作!帰国しました。ふるさと宮古への想いと第二のふるさと中国への想いが詰まったCDです。以前、メルマガで紹介した「バダはどこへ行った」(vol.42 vol.45、くま・かま本にも掲載)に出てくる「山田橋」の歌もありますよ〜。橋への想い、帰らぬあの頃への想いが伝わってきます。アモイさんの きむ(心)がいっぱい入ったCD、ぜひ手にしてください。

『ずぅら宮古んかい』1000円
販売:響和楽器(宮古)
問い合わせ:松谷まで kumakama@mbp.nifty.com

宮古旅倶楽部

■宮古島へのUIターン相談会及びアンケート調査へのご協力依頼

宮古島市では「エコアイランド宣言」を行い環境関連作業の振興及び民泊事業などの観光関連産業の振興、地域資源を有効活用した産業の振興、地域資源を有効活用した産業の振興を推進しています。宮古島ではこれから新規事業や基盤強化にともない人材確保、人材育成が必須となっています。海が大好き、沖縄が大好き、宮古島が大好きな皆さん、いっしょに働きましょう。

東京銀座わしたショップにて相談会を行います。是非お立ち寄りいただき、アンケート調査にご協力下さい。(宮古旅倶楽部(有限会社シンプル)では、宮古島雇用創造協議会より『UIターンのアンケート調査事業』を受けております。)http://ui.miyatabi.com/(ホームーページからもアンケートに参加できます)

日 時2010年12月8日(水)午前11時から午後4時まで。
場 所銀座わしたショップ
東京都中央区銀座1-3-9 マルイト銀座ビル
http://www.washita.co.jp/info/shop/ginza/
交 通JR有楽町駅 京橋口改札を出て徒歩4分
地下鉄有楽町線 銀座1丁目駅 3番出口の階段を上がってすぐ
地下鉄銀座線・日比谷線・丸の内線 銀座駅より徒歩7分
担 当宮古旅倶楽部 島袋・吉川
http://miyatabi.com/

菜の花(伊良部町仲地出身)

■『一粒の種』が本になります!

CD発売以来砂川恵理歌さんによって多くの方に届けられてきた「一粒の種」が本になります。恵理歌さんの「smile seed project」で「一粒の種」が、人と人を繋いでいく様が綴られています。

2004年、「くまから・かまから」のメールマガジンvol.71に載せた小さな小さな「一粒の種」が、こんなにも大きく成長する日がくるとは・・・夢にも思わなかっただけに言葉では言い尽くせないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。この本を手にした方の心にも「一粒の種」が優しく届きますように・・・。

『一粒の種 〜命のうた、見送りのうた〜』
砂川恵理歌・中島正人・高橋尚子・下地勇 著

感動的な詩と、美しい写真で綴るフォトブック。砂川恵理歌と作詞者たちが、「一粒の種」誕生から歌い継がれてきた現在までの軌跡を語る。

2010年12月24日発売予定
四六判変形ハードカバー72p予定
定価1000円(税込)
発行:ヨシモトブックス
発売:株式会社ワニブックス

編集後記

松谷初美(下地・高千穂出身)

おだやかな日が続いている東京です。

うららかに晴れた11月20日、クイチャーマンさんが出演する「指笛音楽研究発表会」に くま・かま仲間の宮国勉さん、大和の宮古人さん、Motocaさんと まーつき(一緒に)行ってきました〜。

指笛音楽の創始者田村大三氏が今年亡くなられたということで舞台横には、氏の写真が飾られる中、27名が発表。

クイチャーマンさんこと垣花譲二さん、指笛王国国王は、国王の冠と衣装で登場。会場からはどよめきがあがりましたよ。演奏は「童神」。やぱーやぱな(優しい)音色で、沖縄独特の節回しも入り、素敵な演奏でした。

指笛音楽といっても、その音色は人それぞれで、その奥深い世界を堪能しました。4人で「すごかったねー。指笛であんな演奏ができるんだねー」と感激しながら帰りました。「指笛王国おきなわ」のブログでその時の様子が見られます。ごらんくださいね〜。


さて、今回の くまかまぁ のーしが やたーがらやー?

宮国勉さんの「まちゃとぅず」の数々、すごかったですね〜。その時の興奮が伝わってくるような臨場感がありましたね。それにしてもよく覚えていますねー。懐かしい!と読まれた方多かったのではないでしょうか。

実家に電話するたび、母の復活ぶりにびっくり。若いころ、荷物を かみて平良まで歩いたり、畑で足腰鍛えたせいだろうか!?今このときを書いておきたくて。

ひょんなことがきっかけで『おもろそうし』に出合うことになった、あすなろさんの話、よく知られた方たちが出てきて興味深かったですね。与那原恵さんの『まれびとたちの沖縄』読みたいと思います。

おしらせもやまかさでした。

アモイさんのCD必聴ですよ〜。ぜひ、お手にしてくださいね〜。ご希望の方、ご連絡ください〜。

宮古旅倶楽部さん、おしらせありがとうございました。くま・かま読者の中にもIターン、Uターンを考えている方は やまかさ(たくさん)いると思います。みなさん、アンケートにご協力お願いしますね。

「一粒の種」の広がりはすごいものがありますね〜。今度は、本とは!発売が楽しみですね。アマゾンでも買えるそうですのでぜひ!

おしらせのコーナーもどんどんご利用くださいね〜。

そして、あなたの感想もぜひお聞かせください。

きゅうまい、しまいがみ ゆみふぃーさまい すでぃがふー!

次回は、12月16日(木)発行予定。
忙しい毎日、元気に過ごしましょうね〜。あつかー、またや〜。

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