くまから・かまから vol.76

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 みなさん、こんにちは〜。台風2号の進路が気になるところですね。
  恵の雨となってくれれば上等やっすがやー(良いけれど・・・)
  そんなこんなが気になりながら、vol.76ぱずみっとー(始めますよー)

遊び特集2

遊び

ア、イラブyou(伊良部町出身)

 カンボジアの床屋事情を取材したTV番組を見て50年前の伊良部にタイムス リップしている自分を見た。椅子の前には小さな鏡が一枚、バリカンはもちろ ん手動、整髪料は日本円にして16円と、くると正に昔の伊良部であった。 

 家の隣に理髪屋と呼ばれる散髪屋さんがあってB円と書かれた10円札を持っ て散髪に行き、順番待ちの間は道路で友達と遊ぶのが常であった。その道路に は午前中にシートーヤー(小型製糖工場)で圧搾されたさとうきびの搾り粕を 燃料にするため所狭しと天日干しにしていて、その上で穴の開いたポケットに お札を入れて遊ぶものだから、気づいたときにはもう、さとうきびの粕は集め られてシートーヤーに運ばれていてお金は無し。お陰で次回の散髪の時期まで 髪は伸び放題という事などが懐かしく思い起こされた。 

 製糖期間中は燃料の干し場と化した道路であったが、四辻の木陰は大人も交 えた子供たちの格好な遊び場でもあった。いろんな遊びがあったが中でも人気 があったのが「テンガク」とか「テンゴク」とかよばれる遊びだった。

 十字形の中心に1個、そこからそれぞれの線上の1m位先に各1個ずつ計5 個、杯程の大きさの穴を掘り相手競技者の目玉(ビー玉)を弾き飛ばして邪魔 しながら自分の目玉を各穴に入れて早く上がったものが勝ちと、いう遊びだが 勝者は敗者の手の甲をしならせた指で弾くので、これが結構痛くて勝負は真剣 そのものだった。中でもS君は目玉の弾き方に特徴があって滅法強く、その上、 彼に手の甲を弾かれると飛び上るほど痛くて・・・その為彼は今で言ういじめ ではないが、仲間に入れてもらえないことも度々であった。 

 今では四辻の木陰は無し、道路はアスファルトのため穴を掘ることなどもっ ての外、いや道路で遊んではいけませんですね。ならば児童館の庭があるでは ないか。そこはお年より達のゲートボール場ですよ。遊び場が探せないわけで もないが、今はTVゲームの方が楽しい子供達。昔懐かしい遊びはもう帰らない。 

地面を使った遊び

松谷初美(下地町出身)

 道の上、広場、運動場でもよく遊んだ。今回はそんな遊びを書き みーでぃ
(書いてみよう)

<ひま・わり>
 地面に大きくひまわりの絵を書く。真ん中の丸の部分に鬼が入り、花びらの 部分を鬼につかまらずに渡りきったら勝ち。花びらの部分は、短いのから長い ものまで書いて、つかまりやすい部分とつかまりにくい部分を作る。「ひまー」 と渡る人が言って、「わりー」と鬼が言ったらスタート。小学生のころすごく 流行り、運動場にはいくつものひまわりが咲いていた。

<めいこードン>
 2メートル幅くらいの長方形の中に、等間隔で鬼の入る横のラインを3つ書 く。鬼3人はその中に入る。長方形の縦の端から端まで鬼につかまらないよう に渡りきったら勝ち。両端から2人でスタートするので、鬼は右、左と注意を 払わなければならない。その隙をねらって3人の鬼をかわせば、めでたしゴー ル!つかまったら次に鬼となる。これも渡る人が「めいこー」と言うと、鬼が 「ドン」と手を叩いてスタート。

<しまとり>
 直径1メートルくらいの円を地面に書く。円の内側にそって自分の手のひら で半径を描く。これがまず自分の島となる。そこに小さな石を置いて、指で石 をはじく、1回、2回とはじき、3回目で自分の島に戻ってくる。この石が通 ったところを線で繋ぎ、その内側が自分の島となっていく。円が埋まるまでや り、円の中でたくさの面積の島を持った人が勝ちとなる。欲張って遠くまで石 を飛ばすと自分の島に戻せなくなるので、慎重にかつ大胆にがポイント。

<石蹴り>
 地面に正方形を2列に5つ書く(縦長に)。なるべく平たい石か瓦のかけら を用意する。まず最初は、石を1列目1マス目に投げる。そこから1マスづつ、 ケンケンで石を蹴っていく。5マス目が終ったら折り返して2列目を1マスづ つ蹴ってゴールする。ゴールしたら次の人が同じように進む。石をマスからは ずしてしまったら1回休んで、次も1マスから始める。次は2マス目に石を投 げる。蹴るのも2マス先まで蹴る。石を蹴る具合が難しいため、マスの上で何 回もけんけんをして調整をしたものだった。3マス目、4マス目と進んでいき、 5マスを早く終ったほうが勝ちとなる。そういえば、後ろ向きになって石を投 げて、落ちたところからスタートというのもあったような・・・。

<しまとり2>
 ちゃんとした名前が思い出せないので、「しまとり2」とした。先のとは違 う遊び。まず、30センチ角ぐらいの正方形を地面に書く。正方形の1つの面か ら足(足首から下の部分)を計りにして5歩分計り、その分の長さを正方形の 方まで繋ぐ。そこが始めの自分の陣地(島)。移動範囲はそこだけ。正方形の 線の分、島を作れるので最高4人まで一緒に遊べる。最初30センチ角の正方形 の所に集まり(ここでは、正方形の中に片足をちゃんとかけないといけない) ジャンケンをする。負けたら鬼になって、自分の陣地に逃げた相手にタッチを する。タッチできたら勝ち。勝ったらひと足分陣地を広げらることだできる。 広げる方向はどこでもよく、相手からタッチされないように陣地を形どってい く。しかし、タッチされないということは自分が鬼になった時、相手に触れな いということだから、陣地をどこに広げていくかは難しいところ。狭い陣地の 中で、体を触られないように体を斜めにしたり、折り曲げたり、体のバランス 感覚も必要な遊びだった。

ひさぼう(平良市西仲出身)

子供の頃の遊び

1.イッシノウイ(じゃんけんの一種)
 女の子は、ジャンケン、男はイッシノウイだった。イッシノウイというのは、  親指は人差指に勝つけど、小指に負ける。人差指は、小指に勝つけど、親指  に負ける。小指は、親指に勝つけど、人差指に負ける。こういうルールで、  勝ち負け・順番を決める。それで、腕を突き出しながら、イッシノ ウイと  声を出す。あいこの時は、決まるまで、イッシノ ウイ、イッシノ ウイと  繰り返す。よそでは、ブーサーシーとも言っていた。

2.自分で作った遊び道具
 シーグ(小刀)は、子供の必需品だった。「肥後守」とか銘のはいったもの  を大事に持っていた。

 ●ズグール(こま、横投げのコマではなく上から投げ下ろすやつ。ブンーと  いう唸りが出る。くれよんで色をつけた)●ギッチョ(木製の叩く棒と叩く  とピョンとはねる木片)●竹馬 ●水鉄砲 ●ガズマーズ(風くるま)●カ  ニワー(カネの輪を先端がU字型になったハリガネで地面を走らす)●カビ  トズ(宮古凧)、カープヤ(竹十字に紙を貼り付けた凧、年少用)●缶詰の  カンカンにヒモを付けて歩くカン下駄 ●ゴム・スクリュウで走る板船   ●木の枝で作ったパチンコ ●竹とんぼ

3.月夜の晩の遊び  なにしろ、月夜の晩は、長いこと遊べる。 

 ●影ふみ ●花いちもんめ ●缶けり ●牢破り ●馬とび ●ぱなす(年  長の人がミャークフツで話す物語を聞く) ●石けり(地面に図を描いて女  も男もやる。ケーンケーンパッと言う簡単なものから色々なパターンがあった)

4.映画・漫画の影響による遊び

 ●チャンバラ(風呂敷で覆面して鞍馬天狗のつもり) ●少年探偵団 ●真空切り(赤胴鈴之助) ●拳銃(等間隔に粒々に並んだ火薬の巻紙を連発式で鳴らす) ●厚紙の仮面(まぼろし探偵) ●忍術使い(指で印を切る)

5.もの

 ●めだま(ピー玉) ●バッチ(めんこ) ●輪ゴム(たくさん持っているほどスゴイ) ●女の子は「ゆーじがま(ままごと)」とか「おおさあらい (お手玉)」、あと「イットガヤー(おはじき)」とかやっていた。

6.海浜での遊び

 ●スマ(宮古相撲) ●落とし穴 ●城攻め ●V字型に砂を掘って砂玉を  ぶつけ合わせる ●カニ捕り(砂に足跡がついているから簡単にとれた)  ●水きり(石を海面上にポンポンと飛ばす)

7.お医者さんごっこ
 どういう遊びをそう言うのか知らない。ただこれもそうかな、という・・。 年上の女の子に、4〜5人並ばされて、「ジョウトウ、ジョウトウ」とか 言われながら、チンチンに、ワラとか馬のしっぽを結ばされた。時々赤い リボンなどを結ばれるとたくさん喜んだ。余談ながら、女の子と遊ぶと、「ミドンヌ(女の子の)大将 ミドンヌ 大将」とはやしたてられた。

8.季節の遊び

 ●十五夜ゆかに(月見やぐらを、芭蕉の木、蘇鉄のはっぱ、マーニ(クロツグ)などでつくり、思い思いの手作りちょうちんを下げた) ●アダンアース(お盆の夜、アダンの実を、集団対抗でぶつけ合った)

9.生きもの遊び

 ●バッタ捕り(馬のしっぽでワナを作り、それを竹竿の先につけて取る、主  にサトウキビ畑。捕ったバッタはにわとりのエサにした) ●ウッチャヌト  ナカ(うずらの卵)を、ヤマで探して、取って、生のみした。●タカ(さし ば、その頃は自由に捕れた)に、下駄とか棒切れとかの重しを、2〜3メー トルくらいのひもの先に付けて、誰のタカが、遠くまで飛ぶか競争した。

松谷初美(下地町出身)

たがが輪ゴムされど輪ゴム

 そこにあるのはたった一つの輪ゴム。うわまい ぴてぃつ(あなたもひとつ) ばんまい ぴてぃつ(私もひとつ)。50cm位離れて貴重な輪ゴムを下におい 座りましょう。さあこれから静かな戦いが始まります。

 まずは ばんから(私から)・・・・。
 置いた輪ゴムを(机をポンとたたく感じで)叩き前進させます。はい、次は、 うわどー(あなたです)。同じ要領で進んでみてね。おっと、ぐっとこちらに 近づいてきましたね。あつかー ばんまい(では、私も)・・ああそうか・・ 指を ぴっちゃがま(少ーし)丸めた感じでたたくと、さらに相手に近づくん だな。あっしまった、相手の輪ゴムがすぐそこにきてしまった。おなたはうま い具合に自分の輪ゴムを 相手の輪ゴムに重ねるのです。重ねるというより乗 っける感じですね。乗っかったらこれで相手の輪ゴムを勝ち取ったことになる のです。

 さあ 負けたらまた今度こそ強そうな輪ゴムを探しておいで。今度は輪ゴムの 中に親指を入れて蹴るような感じで進みましょう。この場合ものっかったほう が勝ちです。あっそうそう むじた(ひねった)輪ゴムをもとのワッカにする のも面白いですよ。

 我が素朴さの原点はここにあり。

編集後記

松谷初美(下地町出身)

 前回と今回、2回に渡り「遊び特集」をやってきましたが、のーしがやたー がらー?(いかがでしたかー?)

 あー、それにしても じんなかからん(お金のかからない)、遊びが多かっ たねぇー。輪ゴムをたくさん持っていることの何が楽しかったのか、今思うと、 笑えるけど、勝って集めた輪ゴムを腕にたくさん巻いて、がーりて(自慢して) 誇らしげになーいたね。

 頭を使い、体を使い、自然を使い、めいいっぱい遊んだ やらびぱだ(子ど もの頃)。それが体を丈夫にし、生きていく力をも培っていたような気がする。 上下関係から学ぶことも だう(たくさん)あった。

 やらびの「遊び」だけれど、大人になった今ももう一度やってみたいさー。 大人がこういうことをして遊ぶ空間があってもいいはずよね。友人が「おい、 カママミネ公園あたりで みんな集まって昔の遊びをしたらどうか?」と提案 してきた。「いいはずよ。子どもも大人もみんな一緒になって昔の遊びをした ら楽しいはず!」。今の子どもたちは、んきゃーん(昔)の遊びを知らないだ けで、やれば面白がってやると思う。ア、イラブyouさんが書いているように 今は道路や広場に穴を開けることもままならない。でもその日だけはさ、穴を 開けても、いろいろなものを書いてもOKとしようよ。あーー、想像するだけ で、ワクワクする〜。ぜひいつか実現したいものです。

 ア、イラブyouさん、投稿たんでぃがーたんでぃでした。

 さて、宮古ペンクラブからおしらせがあります。

 宮古ペンクラブ設立1周年記念事業<第一回エッセー募集>

 ■趣旨/日進月歩の著しい文明社会。混迷する世界情勢が続く。そんな日常だからこそ、明るい未来を夢見たい。それも足元から。どうすれば自分が幸せになれるかを考えることが周りを幸せにし、ひいては島を変えることになるかもしれない。そんな願いを込める。

主 催宮古ペンクラブ
共 催宮古毎日新聞社
テーマ「宮古の未来」、自由課題(1600〜1800字程度)
応募対象中・高校生の部、一般の部
成 績最優秀賞、優秀賞、佳作
締め切り2004年5月20日
成績発表5月下旬
宛 先宮古ペンクラブ
平良市西里338(ワイド企画内)
電話:72-8828
メール:miyako-m@m1.cosmos.ne.jp

 締め切りはきょうまでとなっています。関心のある方お早めに!たくさんの ご応募お待ちします。ということです。

 今回の特集のご意見、ご感想、お待ちしています。お気軽にお寄せください。
 
 次号は、6月3日(木)発行予定です。エッセイ、ばんたがやーぬつかふ、 お店紹介と盛りだくさんでお送りします。お楽しみに〜。あつかーまたやー。