宮古本島の南西、与那覇前浜の白い砂浜の先に、来間大橋がまっすぐ伸びています。全長1,690m、通行は無料。橋が架かるまで、この小さな島へ渡る手段は船だけでした。今はレンタカーのハンドルを握ったまま、海の上を走って来間島に入れます。
渡った先にあるのは、小さな集落と城のかたちをした展望台、そして観光客の少ないビーチがひとつ。竜宮城展望台と長間浜を回るだけなら半日で足ります。島にガソリンスタンドはないので、給油は橋を渡る前に本島側で済ませておきます。集落の道は細く、軽自動車かコンパクトカーのほうが取り回しは楽です。
海の上を渡る来間大橋、空港から入口まで
来間島は宮古本島の南西側にあります。来間大橋の全長は1,690m、全線無料。料金所も特別な手続きもなく、普通のレンタカーでそのまま渡れます。
宮古空港から橋の入口までは、車でおよそ15〜20分。宮古島側の与那覇前浜ビーチの前を通って橋へ入るのが定番のルートです。カーナビには「来間大橋」または「来間島」と入れれば案内されます。橋の手前には与那覇前浜の駐車場があり、ここで一度車を止めて橋の全景を眺めてから渡る人が多いところです。
橋の上は左右どちらも海。来間島の緑と与那覇前浜の白砂が同時に視界へ入ってきます。晴れた日は海の色が鮮やかで、渡る時間帯で印象がずいぶん変わります。朝は青が澄み、夕方は橋が逆光のシルエットになります。
横風が出る日の来間大橋、幌とスピードの加減
来間大橋は、橋の上での停車も路肩に寄せて止めることも禁じられています。撮影したいときは、両端にある展望ポイントへ車を入れてからにします。
橋は海の上をまっすぐ横切るので、横風がそのまま当たります。普段は気になりませんが、台風が近づいた日や暴風警報が出ている日は通行止めになることがあります。来間島へ行く朝は、出かける前に交通情報を確認しておくと、早めに予定を立て直せます。
オープンカーや車高の高いSUVは、この横風を受けやすい車です。中間部でふっと風速が上がる瞬間があるので、風が強い日は速度を落とし、飛ばされやすい荷物は車内に入れてから橋に入ります。
橋の上で幌を開けたくなるけど、来間大橋は両側が開けてて、中間でふっと風が強くなる。開けるなら、両端の展望スペースで一回止まって、風を確かめてからが安心。写真も、走りながら撮るより止まって橋全体を画角に入れたほうがいい。白い砂と海の青が二層で写って、この色はずるい。
来間島で車を止める二つの場所
竜宮城展望台
島の中央部に建つ展望台です。名前のとおり城郭風の外観で、塔の上まで上がると来間大橋と与那覇前浜ビーチを一度に見渡せます。橋の全景と白砂のビーチが同じフレームに収まり、晴れた日の眺めは宮古島の離島スポットでも指折りです。
駐車場から展望台までは歩いて向かいます。周辺には集落の細い道もあるため、徐行で進みます。
長間浜
来間島の南側にある静かなビーチです。観光客が少なく、手つかずに近い砂浜が続きます。与那覇前浜よりアクセスしにくい場所にあるぶん、混み合いにくいのが特徴です。
砂浜への車の乗り入れはできません。近くの駐車スペースに止めて、そこから歩いて浜へ下ります。走破性の高い車でも砂浜には入らず、そこで止まるのが正解です。車の下側の塩害やスタックについては塩害と砂から車を守る記事にもまとめています。
長間浜は人が少ない分、砂がきれいだ。だからって浜に車で乗り入れる気を起こすなよ。一度スタックしたら、自力じゃまず抜けられん。来間みたいな小さい島までレッカー車を呼ぶとなると、半日仕事になることもあるんだ。
来間島の集落と海の見えるカフェ
来間島には集落があり、近年は島内ではカフェや食堂が数軒営業しています。観光客が増えてから店が点在するようになった島で、テラス席から海を見渡せる店もあります。
店舗数が多くなく、季節や曜日によって営業日や時間が変わることがあります。訪ねる前に各店の最新情報で営業日と時間を確かめておくと、予定を立てやすくなります。
集落のカフェ、テラスから海が見える店があって、あたしはそこのカプチーノ狙いで来る。車は店の前じゃなくて集落の駐車場に置いて、あとは歩き。細い道に路駐すると、地元の軽トラが通れなくなるからね。
来間島を回る車選び、決め手は集落の道幅
竜宮城展望台、長間浜、集落をひと回りしても、来間島での走行距離はたかが知れています。軽自動車かコンパクトカーがあれば十分です。
気をつけたいのは集落の道幅です。細い箇所ではミニバンや大型SUVだと、対向車とのすれ違いに場所を選びます。大きめの車で来るなら、集落のなかはゆっくり走る前提で、時間に余裕を見ておきます。
来間島は橋の上からの景色を楽しめるため、オープンカーでのドライブにも向いています。幌を開けられる天気を選んで渡ると、海の青と島の緑を間近に感じられます。
出発前に確かめたい給油と天候
本島側で給油を済ませてから渡る
来間島の中にガソリンスタンドはありません。橋を渡る前に、本島側で給油を済ませておきます。宮古空港や平良の市街には複数のスタンドがあるので、満タンに近い状態で橋へ向かえば、島で残量を気にせず回れます。離島での給油事情は離島のガソリンスタンド事情の記事にもまとめています。
強風・悪天候の日の判断
来間大橋は悪天候や強風のときに通行止めになることがあります。とくに台風シーズンの7〜9月は注意が必要です。出発前に道路の通行情報と宮古島市の天気予報を見てから、行くか待つかを決めます。
雨の日は路面が滑りやすく、橋の上も集落の細道も速度を落として走ります。当日の予定を変えられるよう、ドライブ全体に時間の余裕を持たせておくと予定を変更しやすくなります。
来間島ドライブのよくある質問
来間大橋は有料ですか?
無料です。全長1,690mを、料金所も手続きもなく渡れます。
宮古空港から来間大橋までどのくらいかかりますか?
車でおよそ15〜20分です。与那覇前浜ビーチの方向へ進むと橋の入口に出ます。カーナビは「来間島」か「来間大橋」で案内されます。
来間島だけで観光は成り立ちますか?
竜宮城展望台と長間浜、集落のカフェを回るのに2〜3時間ほどかかります。橋の往復と与那覇前浜の時間を足すと、半日のコースになります。宮古島一周ルートの途中で立ち寄る場所としても向いています。
与那覇前浜ビーチは来間島側から行けますか?
与那覇前浜は本島側のビーチです。橋を渡る前に本島側の駐車場へ車を止めて立ち寄ります。来間島へ渡ってしまうと戻らないといけないので、渡る前に寄っておくと無駄がありません。
来間島でランチや休憩できる場所はありますか?
カフェや食堂が数軒あります。店数は多くなく、定休日や営業時間が変わることもあるため、訪問前に各店の最新情報で営業日と時間を確かめておくと安心です。
来間島へ行くとき、どんな天気に注意が必要ですか?
台風や強風の日は来間大橋が通行止めになることがあります。出発前に道路情報と気象情報を見てから予定を組みます。雨の日は路面が滑りやすく、橋の上も集落の細道も速度を落として走ります。
オープンカーで来間大橋を渡るとき、気をつけることはありますか?
橋の上は停車禁止です。横風が強い日は車体が横に流されることがあるので、速度を落として渡ります。荷物は橋に入る前に車内へ収め、幌の開け閉めは両端の駐車スペースで行うと安全です。