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レンタカーのレッカー搬送とは、宮古島で動かなくなったときの費用と流れ

自走できる車をレッカーで運ぶことは、まずありません。タイヤが裂けてスペアもない、セルを回してもエンジンがかからない、事故で足回りが歪んで前に進まない。そこまでいって、はじめて車をけん引して工場へ運ぶレッカーの出番になります。

宮古島でこのレッカーが厄介になる理由は、距離と補償の二つです。JAFの無料けん引は20kmまで。本島の市街地で止まれば、無料の20km以内に収まることが多いですが、伊良部大橋を渡った先で動かなくなると、本島の工場まで40km近く搬送することもあります。超過した分を実費で払うのか、それとも補償でまかなえるのかは、JAF会員かどうかと、借りたプランの中身で決まります。

レッカー搬送の仕組みと、自走できない状態になったときの流れ

レッカーとは、走行できなくなった車をけん引して整備工場まで運ぶ作業を指します。セルが回らずエンジンが起動しない、タイヤが破損してスペアにも替えられない、事故で走行不能になった。このような場合にレッカーを手配します。

裏を返せば、パンクやバッテリー上がりの大半はレッカーまで至りません。スペアタイヤや修理キットで直る、ブースターケーブルでエンジンがかかる。その場で自走できる状態に戻せれば、けん引する必要はないからです。動かせないと判断されて、ようやくレッカーが呼ばれます。

JAFのレッカー費用、20kmまでの範囲と超過分の加算

JAF会員の場合

JAFのロードサービスは、けん引20kmまでが会員無料です。20kmを超えると、1kmあたり830円が加算されます。

平良の市街地を起点にすると、島の南端まではおおむね15〜20km、伊良部島の奥まで25〜35kmほど。無料の20kmは本島の中部から南部ならほぼ収まりますが、伊良部島まで足を延ばすと余裕がなくなってきます。

JAF非会員の場合

非会員は、20kmまでのけん引で27,700円〜が目安です。夜間や道路状況で変動し、深夜帯には割増も乗ります。20kmを超えた分は会員と同じく、1kmあたり830円です。

この料金は2024年4月の改定で引き上げられました。年に何度か運転する人なら、入会金2,000円+年会費4,000円と、いざというときの実費とを天秤にかけてみる価値があります。

レンタカー会社経由で手配する場合

大手チェーンは、自社か提携業者のロードサービスを持っています。ワイド補償(安心パック等の上位プラン)に入っていれば、レッカー費用までカバーされることが多いです。契約書の補償欄に「ロードサービス」や「搬送費用」の記載があるか、借りた当日に一度目を通しておくと安心です。

レンタカー会社によっては、自社でロードサービスを手配せず、JAFや民間業者への連絡が必要になる場合があります。その場合は、借りる前に、JAFに連絡するのか、どの民間業者に連絡するのかを確認しておく必要があります。

宮古島の距離感と搬送に注意が必要なエリア

本島市街地から遠い場所での発生

宮古本島の外周はおよそ100kmです。伊良部島など周辺の離島も含めて回ると、走行距離は150km近くになります。最北の池間島方面は市街地から約20km、南東端の東平安名崎は25〜30kmほど離れています。

無料の20kmにぎりぎり収まる距離ですが、搬送先の工場が市街地のどちら寄りかで、実際の数字は前後します。超過分を自己負担する可能性があるため、補償プランに搬送費用が含まれるかを確認してください。

伊良部島・下地島側で動かなくなった場合

観光で多くの人が渡る伊良部島・下地島は、全長3.5kmほどの伊良部大橋で本島とつながっています。この橋を越えたエリアで自走不能になると、搬送距離は一気に伸びます。

下地島の西端あたりで止まった場合、本島の工場まで橋を渡って搬送することになり、搬送距離は約40kmに達することもあります。無料範囲の20kmを大きく超えるため、超過分を払うのか補償でまかなうのかは、やはりプランの中身が分かれ目です。

さらに、ロードサービス自体も本島から橋を渡って向かいます。到着までの30分から1時間ほどの待ち時間は、見込んでおく必要があります。

ウミ

伊良部島や下地島で止まると、本島側とは事情が変わる。レッカーも橋を渡って迎えに行くから、着くまで時間がかかるんだ。それにあの一本道は横風と潮気をまともに浴びるから、車体の下側に塩もつきやすい。待つあいだは車道に出ず、ガードレールの内側に入っていろ。橋の上で動けなくなったなら、なおさら外をうろつくな。

夜間・営業時間外のレッカー対応

大手チェーンは24時間の緊急窓口

多くの大手レンタカー会社は、24時間つながる緊急連絡先を用意しています。夜間でも状況を伝えれば、ロードサービスを手配してもらえます。番号は契約書か予約確認メールに載っているので、借りた当日にスマホへ控えておきます。

JAFは24時間365日

JAFのロードサービスは年中無休、24時間です。スマホのJAFアプリならGPS位置を自動で送れるため、橋の上や街灯のない夜道など、自分の居場所をうまく言葉にできない場面で役立ちます。

地元系の小規模店は夜間の連絡先を先に確認

地元系の小さな店では、夜間に緊急連絡先がつながらないこともあります。「夜はどこへ掛けるか」を借りた時点で聞いておくか、JAFの連絡先を手元に残しておくと落ち着いて動けます。宮古島には24時間対応を掲げる民間業者も複数あり、NRS琉球 宮古営業所はその一つです。任意保険に入っていれば、保険対応で自己負担が出ないケースも少なくありません。

故障時の連絡順序や初動の動き方は故障時の連絡先と初動対応で詳しく扱っています。ロードサービス全体の仕組みを知りたいときは宮古島のレンタカーのロードサービスとはもあわせてどうぞ。

補償とレッカー費用の関係

レッカー搬送を誰が負担するかは、入っている補償プランで変わります。

補償の状態 レッカー費用の扱い
基本保険のみ(CDW等なし) 自己負担が発生する場合あり
CDW(免責補償)加入 レッカー費用はカバー対象外が多い
ワイド補償(安心パック等)加入 搬送費用までカバーされるケースが多い

CDWは修理費の自己負担額(免責額)を下げる補償で、車を運ぶ費用そのものは対象外になることがほとんどです。レッカー代まで含めたいなら、ワイド補償や「ロードサービス付き」と明記されたプランを選ぶことになります。

CDWとワイド補償、NOCの関係を知るには、NOCの仕組みと金額目安が参考になります。補償の追加料金そのものはプランや車種クラスで上下するので、金額の内訳はそちらで確かめてください。

借りた当日に済ませる確認

  • レンタカー会社の緊急連絡先を、その場でスマホに登録する
  • 契約した補償にロードサービス(搬送費用)が含まれるか、契約書の補償欄で確かめる
  • 伊良部島・下地島へ渡る日は、搬送距離が長くなりうると見込んでおく

レッカー搬送に関するよくある質問

Q. パンクでタイヤ交換できない場合もレッカー搬送になりますか?

スペアタイヤがなく、パンク修理キットでも走行可能な状態に戻せない場合は、レッカー搬送になります。レンタカー会社から「修理キットを自己判断で使わないように」と案内されていることが多く、独断で使うと費用を請求される場合があります。スペアの有無は、借りたその場で荷室を開けて見ておくと安心です。

Q. 橋の上で動かなくなった場合はどうなりますか?

伊良部大橋・来間大橋・池間大橋は、いずれも橋上での駐停車が禁止されています。動けなくなったら道路端へ寄せ、ハザードを点灯させて、レンタカー会社と警察にすぐ連絡します。車道には出ず、安全な場所で待つのが基本です。

Q. レッカー費用はいつ請求されますか?

多くは返却後の精算です。補償プランで自己負担額が変わるので、返却時にその場で確定することもあれば、後日請求になることもあります。契約書の補償欄を借りた時点で確認しておけば、精算のタイミングや請求額の根拠を後から確認しやすくなります。

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