第1章 – 魂は星のかけらの集合体
第2節 「気のせい」に隠された魂からのメッセージ
魂からのメッセージはわずか0.2秒
魂からのメッセージは、脳内のシナプス信号を通して、「ピピッ」と一瞬で届けられます。
その時間は、わずか0.2秒ほどです。
あまりにも短いため、私たちはその感覚を深く考えることなく、「気のせいかな」と流してしまうことがあります。
けれども、この一瞬の感覚こそが、魂から届けられた大切なメッセージなのです。
魂からのメッセージは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚といった五感を通して現れます。
たとえば、次のような感覚です。
「いつもと部屋の様子が違うような気がする」
「急に寒気がしたような気がする」
「誰もいないのに、ドアが開いた音が聞こえたような気がする」
「メロンがないのに、メロンの匂いがしたような気がする」
「いつもより少し苦く感じるような気がする」
このような「気がする」という感覚は、とても曖昧に思えるかもしれません。
まるで、お笑い芸人さんのネタのように聞こえる人もいるでしょう。
でも実は、この「ような気がする」という小さな違和感が、魂から送られているサインなのです。
「気のせい」で終わらせない
私たちは、説明のつかない感覚を受け取ったとき、つい「気のせいだろう」と考えてしまいます。
「誰かが帰ってきたと思ったけれど、気のせいだった」
「音がしたように感じたけれど、何もなかった」
「変な匂いがしたけれど、思い過ごしだろう」
一般的に「気のせい」とは、実際には起きていないことを、起きたように感じるという意味で使われます。
けれども私は、この「気のせい」がとても大切だと考えています。
なぜなら、「気のせいかな」と感じたときには、すでに魂からのメッセージを受け取っている可能性があるからです。
「音がしたけれど、まあいいか」
「何か匂ったけれど、気のせいだろう」
「なんとなく嫌な感じがするけれど、考えすぎかな」
このように、一瞬届いた感覚を何度も軽く扱っていると、魂からのメッセージに気づきにくくなっていきます。
反対に、小さな違和感を気に留める習慣をつけると、自分の直感や本音、ひらめきに敏感になっていきます。
0.2秒ほどの短い感覚がふわっと届いたときに、意識をグッと向ける。
その積み重ねが、魂の声を受け取る力を育てていくのです。
自分の感情を否定しない
魂からのメッセージを聞き逃さないためには、日頃から自分の正直な感情を無視しないことが大切です。
たとえば、誰かを見て「羨ましい」と感じたとします。
そのときに、「こんなことを思ってはいけない」「恥ずかしい感情だ」と否定する必要はありません。
「あ、今の私は羨ましいと感じているんだな」
そうやって、ただ素直に認めればいいのです。
怖いと感じたときも同じです。
無駄に怖がる必要はありませんが、怖くないふりをする必要もありません。
「今、私は怖いと感じたんだな」
そう受け止めるだけで十分です。
感情には良いも悪いもありません。
喜びも、悲しみも、怒りも、恐れも、すべて自分の内側から生まれた大切な反応です。
自分の感情を素直に受け止めることで、魂から届く繊細なメッセージにも気づきやすくなります。
違和感を覚えたら、一度立ち止まる
たとえば、部屋に入った瞬間に「なんだか嫌な感じがする」と思ったとします。
そのときに、「考えすぎだろう」とすぐに流さず、一度立ち止まってみてください。
そして、部屋の中に何か異常がないか、落ち着いて観察してみるのです。
物の位置が変わっていないか。
普段とは違う匂いがしないか。
窓やドアに違和感がないか。
部屋の空気がいつもと違わないか。
もし誰かが部屋に入っていたとしたら、その人の気配や匂い、物を動かした痕跡が残っているかもしれません。
目でははっきり確認できなくても、魂は五感を通して、そのわずかな変化を感じ取っているのです。
「虫の知らせ」も魂からのメッセージ
昔から「虫の知らせ」という言葉があります。
特に理由はないのに胸騒ぎがしたり、誰かのことが急に気になったり、予定を変えたくなったりする感覚のことです。
これも、魂からのメッセージの一つだと私は考えています。
虫の知らせを受け取ることができれば、「何か様子がおかしい」と立ち止まることができます。
その結果、危険を避けることができれば、「虫の知らせで助かった」と安堵することもあるでしょう。
昔の人たちは、本能的にこの感覚を理解していたのだと思います。
科学的に説明することが難しかったとしても、命を守り、生きていくうえで欠かせない感覚として、大切に受け継いできたのです。
五感は、気づいていない情報も受け取っている
魂からのメッセージは、五感に届きます。
私たちは、意識して見ていなくても、何かを見ています。
意識して聞いていなくても、何かを聞いています。
嗅覚は空間に残る匂いを感じ取り、触覚は温度や空気の流れ、言葉では説明できない気配まで受け取ります。
つまり、頭では気づいていなくても、体や魂はすでに多くの情報を受け取っているのです。
その情報が、突然の寒気や胸騒ぎ、違和感、眠りにくさなどになって現れることがあります。
旅先で眠れなかった友人の話
これは、私の友人が体験した話です。
友人は仕事の出張で、何度も同じ街を訪れていました。
宿泊先も毎回同じホテルで、普段はどこでも眠れるタイプの人でした。
ところが、そのホテルに泊まると、なぜか毎回よく眠れなかったそうです。
息苦しい。
部屋が異常に暑く感じる。
体の上に重いものが乗っているように感じる。
ようやく眠れたと思っても、不思議な夢にうなされ、何度も目が覚めてしまう。
結局、ほとんど眠れないまま朝を迎えることが続いていました。
ほかのホテルや旅館では問題なく眠れていたため、友人は「自分の体調が原因ではないのではないか」と考えるようになりました。
そして、「このホテルには何かあるのではないか」と私に相談してきたのです。
魂は肉体を守ろうとしている
私が霊視をしたところ、そのホテルが建っている場所は、大昔にお墓として使われていた土地でした。
友人が感じていた息苦しさや体の重さ、悪夢や不眠は、魂からのメッセージだったのです。
私は友人に、こう伝えました。
「この部屋には、亡くなった人たちの念が残っているように感じるよ。だから苦しかったんだと思う。次からは、このホテルには泊まらないほうがいいよ」
その場所に残っている念が、友人の肉体や心に影響を与える可能性があったのでしょう。
友人の魂は、宿っている肉体を守ろうとしていました。
息苦しさや悪夢、体の重さなど、さまざまな感覚を使いながら、「ここは危ないよ」と必死に伝えていたのです。
友人はそのメッセージを無視せず、私に相談してくれました。
けれども、もし「気のせいかな」と流し続けていたら、さらに体調を崩していた可能性もあります。
旅先で急に眠れなくなったり、息苦しさや悪夢が続いたりしたときには、単なる思い過ごしと決めつけないことも大切です。
もちろん、体調不良が考えられる場合には、医療機関に相談することも必要です。
そのうえで、自分の五感が伝えている違和感にも耳を傾けてみてください。
旅先で違和感を覚えたときの浄化方法
ホテルや旅館で魂からのメッセージを受け取ったとしても、すぐに部屋を移動できないこともあります。
そのようなときには、自分が心地よいと感じる方法で、空間を整えてみるとよいでしょう。
私は普段、「オーラソーマ」の「セラピスベイ」を持ち歩いています。
宿泊先で見たくないものを見てしまったときや、部屋の空気が重いと感じたときには、空間を浄化するつもりでスプレーします。
水晶を置いたり、塩を盛ったりすることもあります。
ただし、旅行のたびに水晶や塩を持ち歩くのは大変ですよね。
そのような場合は、自分の五感が「気持ちいい」と感じるものを使ってみてください。
五感が喜ぶことを取り入れる
魂が五感を通してメッセージを伝えてくるのであれば、こちらも五感を使って応えてあげればいいのです。
好きな香りのアロマを使う。
お気に入りの枕カバーを持っていく。
心が落ち着く音楽を流す。
部屋の明かりを心地よい明るさに調整する。
窓を開けられる場合は、空気を入れ替える。
こうした小さな工夫でも、空間の感じ方は変わっていきます。
私はレモングラスの香りがするスプレータイプの消毒液を持ち歩き、部屋の空間に軽く吹きかけることもあります。
好きな香りに包まれると、気持ちが落ち着き、部屋の空気も変わったように感じられます。
大切なのは、何を使うかではありません。
自分の目、耳、鼻、舌、肌が「心地よい」「安心する」と感じることを取り入れることです。
魂からのメッセージを受け取ったときには、「気のせい」と否定するのではなく、一度立ち止まって、その感覚に意識を向けてみてください。
その一瞬の違和感が、あなたを守り、よりよい方向へ導く大切な道しるべかもしれません。
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