消滅危機言語・宮古方言の継承と未来 ドキュメンタリー上映&研究者トークイベント開催
ユネスコ指定の消滅危機言語である宮古方言(みゃーくふつ)の保存・継承に取り組む研究最前線を、ドキュメンタリー映画の上映とトークセッションを通じて紹介します。
学校教育における方言継承の実践例や、言語文化の保護に向けた取り組みについて、第一人者である藤田氏が解説します。
プログラム
- ドキュメンタリー映画『みゃ〜くふつの未来』上映
- 研究者トーク&質疑応答
講師紹介:藤田 ラウンド 幸世 氏
東京都出身。言語教育・社会言語学研究者。
(大東文化大学 外国語学部 日本語学科 特任准教授)
2012年に久松小学校を訪問したことがきっかけで、ユネスコが指摘する日本の消滅危惧言語8言語の一つ、宮古語と日本語の組み合わせのバイリンガル教育の研究を開始。
今回のドキュメンタリー映画は2015年から2017年までの2年間に久松、島尻、池までの調査時の映像を編集し、2019年に完成。2016年には民話とことわざのホームページ「宮古島伝承の旅」、2019年以降には定期的に英語で学術論文や学術書を著し、2022年にさどやませいこ氏と『んきゃーんじゅくカルタ』を出版、2023年に宮古語久松方言のオンライン辞書などを作成。
現在は宮古島市立北中学校で「みゃーくふつ(宮古語)」を習う活動を行い、国語の先生と給食場の栄養士さんたちと共に宮古語再活性化に取り組む。
- 【日時】
- 2025年2月15日(土)
16:00~18:00 - 【会場】
- 宮古島市未来創造センター内
宮古島市立図書館ブラウジングコーナー - 【入場】
- 無料・予約不要
- 【主催】
- 宮古島市立図書館