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宮古島方言マガジン「くまから・かまから」
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くまから・かまから Vol.18

2021 4/22
メールマガジン
2001年12月20日2021年4月22日

みなさん、お待たせしました。今回は、やまとぅぴとぅから見た宮古を紹介します。5人の方から投稿いただきました。たんでぃがーたんでぃ。さて、宮古をどんな風に感じたのでしょうね。

目次

『やまとぅぴとぅぬカルチャーショック』

初めて宮古に行ったとき

ジャニス ジョップリンさん

  • 目が痛い!(まぶしい)
  • 低木ばかりの風景ってヘン
  • 人間、こんなに黒くなれるものか
  • 夜行性の島
    宮古では、家族団らんが終わったあとがこれからって時間なのですね。寒い地域では、夜はもっと冷えるので、12時過ぎたらタクシーも走っていません。私も、おとーり、飲みまくり、お店をはしごしまくりましたっけ。

見た事ない

きたやんさん

  • 道路に刈り草が!
    久松地区を車で走っていたら、道路上に刈り草が並んでいました。「なんとまぁ、公共道徳がなってないな!」なんて怒りながらキビ畑に落ちそうなぐらい草をよけて運転していました。ある時、そこに居合わせた人に「危ないじゃないですか」と文句を言っら「宮古には稲ワラがないから、この草で作るんですよ。だから遠慮なく踏んでください」と言われた。そんな知恵とは知らずに、うるさいくらいクラクションを鳴らした私は、恥ずかしいやら感心するやら。今でも子供に話して聞かせています。
  • 卒業祝いにヤギが!
    知人のご子息の卒業式の日、昼間、お祝いに訪ねたら、家の前の電柱にヤギが宙吊りになっていた。お祝いの挨拶をして帰り際「夜はごちそうだからおいでね」と誘いの言葉。いやな予感がしたけど、行ってみたら昼間見たヤギの料理だった。最高のもてなしを受けたのでしょうが、一週間ばかり胃の具合が悪かった。(でも家にいる間は、おいしそうな顔でいたつもり。ナイチャーには、苦痛でしたよ)

あれ?

まっくろくろすけさん

  • 食事がない!
    20年近く前になりますが、ちょうどお盆の頃泊まった民宿で、明日からお盆だから、食事はでませんよと言われた。客よりお盆が優先!?驚きました。
  • 泳いでいるのは?
    あんなにきれいな海なのに泳いでいるのは、観光客ばかり。地元の人に聞いたら、泳ぐのは陽が沈む頃だとか。

のーーんびり!

yumikaさん 

  • 家にカギをかけない
    「宮古ではどこもこんなもんよ」と聞いてびっくり。都会なら泥棒が入りまくりだよ?。
  • 若い人も年配の人も、夜になるとあちこちに座って、輪を作って飲んでいた。宮古まつりがあったからかしら?カママミネでも町のなかでも見かけましたよ。しまいにゃぁびゅういて(酔っ払って)自転車フラフラ、車もユラユラ。だいずうむっしな?♪(面白いね?)
  • 車がゆっくり走ること
    ほとんど40キロ前後で走っていた。それから、信号の変わる早さにもびっくりしましたよ。
  • お風呂
    風呂桶がなく、シャワーしかなくて、浴槽といえばタライみたいな小さなものがあるだけでした。

海でびっくり!街でびっくり!愛情たっぷり♪

うめぞうさん

  • 服を着たまま海に入って遊んで、そのまま帰る子供。
  • 高校入試の時、家族が付いていって昼休みに一緒にお弁当を食べる事。話には聞いていたけど、一昨年、高校の先生をしている知り合いに聞いたところ、「ほんとーです」との答え!実際見たわけじゃないけど、びっくり!
  • 知らない人間なのに無条件に優しくしてくれる事。下地線で売っている焼き芋が食べたくて立ち寄った時の事、一袋売りと聞いて「一人じゃ食べきれないので2本だけ売ってもらえませんか?」と聞いたところ、「2本だけは売れないよ?!あげるから?!」ってなんと3本もくれました。おばちゃんの優しさにやたら感激?♪

『編集後記』

みなさん、いろいろなお話、たんでぃがーたんでぃ。はぁ、うむっしだねー。(面白いねー)

ジャニス・ジョップリンさん、低木ばかりの風景ってヘンというお話、あまり今まで聞かなかったので、新鮮な驚きがありました。まーんてぃやー(本当にそうだね)根をどっしり張れるガジュマルも高くはないものね。

きたやんさん、刈り草は今ではなかなか見ーらいん(見られない)風景です。私がやらび(子供)の頃は、綱を自分の家で綯(な)っていたので、道路に草を干して車に踏んでもらってそれから綯っていたものです。綱を綯うなんて今のやらびは、できないでしょうね?。

まっくろくろすけさん、今は、お盆だから食事がでないということはないと思いますが、でもお盆にはあの世からご先祖さまが家に来るからね?、そっちの方も大切なんですよー。宮古では、き゜ざい゜(季節の祭事)を中心に動いていると言っても過言ではないでしょう。

yumikaさん、みゃーくふつが上手よ?。使ってくれると、ぷからすだねー。(うれしいねー)宮古では浴槽があってもほとんど使わず、シャワーだけという家庭が多いです。暑い島では、体を温めることより、汗を流すことが優先なのです。夏などは特に日に何回も入ります。そういえば「風呂に入った」とは言わず「水を浴びた」と言うなー。

うめぞうさん、高校入試の「家族でお弁当風景」今では有名ですねー。ニュースで取り上げられるようになって、え?これって珍しいことなの?と逆に驚いた宮古の人も多いはずよ。たぶん昔は、高校受験をする人が少なかったから家族総出でお弁当を持っていってエールを送ったのでしょう。それが、今でも続いているのかなーと思います。

皆さんの投稿、とても楽しく読ませていただきました。皆さんを通して宮古を改めて見ると、かなり個性的な島であることを再確認。当たり前ですが、唯一無二、ここにしかない島。「あたらす(愛しい)宮古島」です。

さて、くとぅすまい(今年も)ぬくず(残り)僅かとなりました。「くまから・かまから」まい(も)4月んぱずまり(に始まり)早8ヶ月。登録者も200名となりました。これもひとえに皆様の応援のうかぎてぃ(おかげと)心から感謝しています。たんでぃがーたんでぃ。2002年が、くまぬぴとぅ、かまぬぴとぅ んざーぬぴとぅまい ぞー とぅすん なずよーん にがいうらっちば。(ここの人、あちらの人、どこの人にも良い年となりますよう願っています)来年もよろしくお願いいたします。 

(くまから・かまから ライター 一同)

次号は、1月3日(木)の予定です。

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