くまから・かまから Vol.3

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連休の真っ最中ですが、皆さん、いかがお過ごしですかー?「くまから・かまから」は、休むことなく、第3弾をお送りしまーす。

方言が混ざると読みにくいですが、ゆっくり読んでいくと「なるほど」と思うことが多いと思いますよ。では、いってみましょ。

『未知との遭遇』

naichar-shima/著

?「んもーい(こんにちは)おばあ、おばあのお店に納豆いうのがあると 聞いてきたけどある?」

「あるよー。あんたも食べたことがないなー?だいず(すごく)おいし いってよー」

「じゃ、3個ちょうだい」

「かーちゃん、買ってきたよー」

「んじ、(どれ)食べてみよう」

「これをば、どんなにやって食べるか?」

「かきまぜて、ごはんの上にかけて食べるって」

「・・あば!(あれ!)これは腐っているんじゃないな??」

「まさかよー、んじぇみしてみー。あば!まーんてぃどぅ、ふさりゅうさいが!だいず。おばあに言って、替えてもらってこい」
(まさか、どれ見せてごらん。あら!ほんとに腐っているよ。大変!替えてもらっておいで。)

「おばあ、これ腐っているよー」

「ほんとーなー?んじ、あがんにゃ、だいずさいが。まーんてぃどぅふさりゅう。かつ坊、ごめんねー。うり、新しいのをもっていけー。お詫びにもう1個もっていっていいよー」
(ほんと?どれ、あれま、大変だ。ほんとに腐っている。かつ坊ごめんね。ほら、新しいのを持っていって)

「かーちゃん、替えてきたよー」

「今度は大丈夫かね?。開けてみー」

「あば、あば、あば!これも腐っているよ?、だいずじゃないな?」
(大変じゃないの?)

「おとー、どうするか?」

「のーしぬ、あんちぬふさりゅうむぬう、うーがらやー。ぴるますむぬ。かつ坊、うすぬ ふそーつん、いだしゅうき!」
(なんで、あんな腐ったものを売るのかなー。不思議だ。かつ坊、牛小屋でも掃除しておけ!)

「んげ!なんでこうなる!?」

かつ坊の家で納豆が食べられるようになったのは、それからだいぶ経ってからであった。

(この話は、実話に基づいています。)

『宮古のことわざ』

〔 かなす子ぅばあ 人ん使あし 〕

カナスフファゥバア
ピィトンツカアシ

かなす(愛しい)子なら、親元から離して社会の荒波を体験させる方がいい。その子の成長に大いに役立つ。 の意

んきゃーんじゅく 佐渡山政子/編 より

『学校がない ?幼稚園編??』

神童/著

やー(家)から約3分の幼稚園へ、神童K少年は、うや(親)の送り迎えで通い始めた。送り迎えといっても、やー(家)の玄関で「いってらっしゃい」と母に送られ、帰ってきたところをすかさず「お帰り」と言って迎えられるだけのことだった。

通い始めて気が付いたことだが、この幼稚園には、水道がなく、挙句の果てに便所もなかった。長じたK少年が食事の前とかに手を洗わないのも、こうした幼年期の教育環境によるものだと思われる。もちろん便所の後も洗わない。

園児たちは、便意をもよおした場合、休み時間の10分の間にやー(家)にダッシュで帰り、むどりくーだからーならん。(戻ってこなければならない)鉄人レースもかくやと思うほどの「カコク」な幼稚園である。

やー(家)の遠い園児などは、間に合わず、途中でもらすのでその後は、休みである。

つづく・・・。

(編集部注:初めて読む方は、ホームページのバックナンバーで前号をご覧下さい。ちなみに、この話は、1960年代頃と思われます。)

『ミャークフツ講座 人物編』

マツカニ/著

  • シュウ(おじいさん)
  • ンマ(おばあさん)
  • ウヤ(お父さん)
  • アンナ(お母さん)
  • ウプウヤ(親の実家のおじさん)
  • ウプアンナ(親の実家のおばさん)
  • アザ(兄さん)
  • アンガ(姉さん)
  • ヤラビ(一般的な子供)
  • フファ(自分、他人の子供)
  • ナスキシャ、ウトガ(一番下の子供)
  • ウィピトゥ(老人)
  • バカムヌ(若者)
  • ミドゥン(女)
  • ビキドゥン(男)
  • ドゥ、バン(自分)
  • ウワ(あなた)
  • イツフ(いとこ)
  • ドゥス(友達)
  • アグ(同級生)
  • ピトゥ(人)

(例)ウワタガ シュウ ヤ イツガミマイ バカムヌ ンドゥ ンーカー
(お宅のおじいちゃんは、いつまでも若者のようですね。)

『お便りコーナー』

東京在 山雀タヌキさんより

創刊号から見つけて楽しみに待っておりました。。。。。

ばや みやーくぬ学校ゆ いでぃてぃから内地ぬ学校かい行き、うりから37年まい たちなーん。
(私は、宮古の学校を出てから内地の学校へ行き、それから37年もたってしまいました)

んなまー 東京ぬ新宿んどうい。んきゃーんから みーっかー みゃーくまい うかーす つかむぬ。羽田から2時間半しーど つくむぬゅー。
(今は、東京の新宿にいます。昔からみたら、宮古もすごく近くなったものですね。羽田から2時間半で着くのだから)

あんすがど 中学、高校ぬ 同窓会ぬ案内ぬきしゃーまい くぬ せちがらいゆの中 うきなーん(みやーく)かいや なかなか いかるん。
(けれども、中学、高校の同窓会の案内が来ても、このせちがらい世の中沖縄(宮古)には、なかなか行けません)

ぷからすかいむぬん 兄弟ぬど みゃーく、 うきなー、内地んうりば、電話しー ぱなすばーんな みやーくふつゆ つかいうりば、 みやーくふつっば ばっすん。
(うれしいことに、兄弟が宮古、オキナワ、内地にいるから、電話で話す時は、宮古の方言を使って宮古の方言は忘れません)

みやーくんまい みやーくふつ 弁論大会ぬど あいてぃ きき うかーすぷからすむぬ。
(宮古にも宮古方言弁論大会などがあると聞き、大変うれしく思います。)

最後んど なりにゃーんすゆが んーなぬ くりからぬ 健闘ゆ にがあいうらっちゃー。ばぬんまい まーつっき しらいくとぬあいかー すーてぃ うむいうりば よろしくいら。
(最後になりましたが、皆様のこれからの健闘を願っています。私にも一緒にできることがありましたら、協力しますのでよろしくお願いします)

*山雀さん、ありがとうございました。山雀さんの方言はズミ!(最高)

『編集後記』

Hatsumi.M

今回は、たっぷりのミャークフツ(宮古島方言)が楽しめたと思いますがいかがでしたでしょうか。音声じゃないのが残念ですよね。

そういえば、ミャークフツ大会というのは、いつ頃開催されているのでしょうか。知っている方は、ぜひ、おしえてください。

宮古の友人が「すんきゃー、あまいどぅす」(死ぬほど、笑うよ)と話していました。私もミャークフツのあてぃ(すごく)上手な人の話を聞くと泣くほど笑うのですが、この「笑い」は何なんでしょうね。懐かしいからなのかぴったりの表現だからなのか・・。いつも不思議に思います。

ところで、納豆ですが、あなたは、食べ(られ)ますかー?私も、最初は、臭くて食べられなかったさーー。宮古で納豆が売られるようになったのは、ここ10年くらいのものだよね。今でも普段から食べてる人はそんなに多くないんじゃないかねー?

さて、今回から「お便りコーナー」を設けました。いただいた感想、励ましメールの中から、紹介していきたいと思っています。また、それとは別に、投稿作品もお待ちしていますので、ぜひ、お寄せ下さい。投稿作品については、ホームページの「もっと詳しく」のところをご覧下さい。難しく考えずに、お気楽にお出し下さーーい。

お待ちしています!!

皆様、楽しい連休を!!

次号は5月17日発行予定です。