くまから・かまから Vol.2

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『学校がない ?幼稚園編?』

神童/著

平良市島尻村は、世帯数110戸、人口400人くらいの、それはそれはイミーチャヌ(小さい)村である。この村に生をうけた、K少年は、村人から「神童」と呼ばれ、類まれな、ボウチラヤラビ(くそがき)であった。もしこの村にきちんとした教育施設があったなら、主人公のK少年は将来、国政を担う大人物か、又は、村の自治会長くらいには、なっていただろう。

K少年がンマリター(生れた)当時、この村には、狩俣小学校ー宮島分校(学年は、小1から小3まで)があった。幼稚園はなかった。(その後開園)すくすくと育ったK少年は、村人の期待を一心に集め、競争率1.0倍の宮島分校 宮島幼稚園へと見事入園を果たしたのであった。

♪ぼくも、わたしも、みなよいこ おやのいいつけ よく きいて せんせ のおしえを よく まもる みやじまようちえんの よいこどもよ♪

↑ これは園歌である。

常人には考えられない、ウプ(大きい)志をムツター(持った)K少年が入園した宮島幼稚園は、宮島分校の敷地から離れること約148M、ヤードにして約165ヤード、7番アイアンか6番アイアンのハーフショットで届く距離であるな。ピンは奥だから、パキ゜シー(足で)キラーマイ(蹴っても)OKな所だ。うん。K少年の家から幼稚園までは、子供の足で歩いて3分のところだった

つづく・・・。

? K少年の物語は、これからもまだまだ続く・・乞うご期待!!?

『宮古のことわざ』

[ 女ぶりぁ一頃 海ぶりぁ命がぱだ ]

ミドンブリァピトゥパダ
インブリァンヌツガパダ

「命がぱだ」とは命がある限り、一生という意味。恋わずらいは熱病のようなものであるが、魚釣りに興味を覚えたら一生涯だ。それほどに海の魅力は大きい。の意

んきゃーんじゅく 佐渡山政子/編 より

『ミャークフツ講座 身体編』

naichar-shima /著

  • ヌブイ=首
  • ンミ=胸
  • ンーブ=へそ
  • ティ=手
  • ウイビ=指
  • クサンミ=背中
  • カタムス=肩
  • パキ゜=足
  • クーゥワ=ふくらはぎ
  • アドゥ=かかと
  • ピサ=足の裏

(例)パキ゜ヌドゥ ピサツフミ ドゥ ウー。(足がしびれているよー)

『金ちゃんヌードル』

Hatsumi.M /著

宮古でヌードルといえば、「金ちゃんヌードル」である。

「ハイ、ここで質問ね?。金ちゃんヌードルはどこで作られているかー?ハイ、マイバラ(前の家)の勝坊、あててごらん」

「オキナワで作られているサー」

「マチガイ、ハイ、アガズニャー(東の家)のきよみ」

「ミャークァアランナー?(宮古じゃないの?)」

「アガイ、ふたりともはずれ。これは徳島県で作られているってよー」

「なんで、徳島から沖縄まできているわけ?」

徳島製粉の田中さんという人の友人に沖縄の人がいたって。1972年、復帰した年に「金ちゃんヌードル」が沖縄でも売れないものかと海を越えてやってきたという パナスサー。(話だよ)

あの薄味のヌードルとカップと蓋がしっかりしまる頑丈な作りが受けたツァ畑にお湯だけ持っていけば、その場で食べられるというのも良かったらしい。確かに、ウチでも精糖時期には、畑で食べたなー。

シテカラニガ(それでもって)、東京では売っていないさーね。静岡県から西にしか出していないってよー。だから、私は、宮古に帰るたんびに、一箱持って東京に戻るわけさー。バンタガ(我家の)長男は、これが好きさーね。友達にあげる宮古からのおみやげも「金ちゃんヌードル」よー。ピンナムヌ。(変なの)

「ハイ、イーニャー(西の家)ののり坊、金ちゃんの塩味が出たってよーファイミール(食べてごらん)ノーシーリャー?(どう?)」

「ゾームヌ」(good!)

「金ちゃんヌードル塩味」好評発売中です。(徳島製粉の回し者かよー)

徳島製粉の田中様、ご協力ありがとうございました。

これからも沖縄とのご縁が続きますように・・。タンディガータンディ。

『編集後記』

宮古はトライアスロンも終わり、ホッと一息というところでしょうか。

読者の方から、「くまから・かまから」は「かまから・くまから」の方が普通の言い方ですが、このタイトルにしたのは、何か理由があるのですか?という質問がありました。

日本語では「あち・こち」、沖縄方言では「あま・くま」、宮古方言では「かま・くま」と普通は言うそうです。説得力のあるお言葉で、なるほどなーと思いました。

私は、「かまから・くまから」よりも「くまから・かまから」の方が言いやすかったので、そのようにしました。(安直ですねー)「くまからまい、かまからまい、情報発信」(こちらからも、あちらからも情報発信)という感じでしょうか。違和感をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、このままでいきたいと思いますので、ご了承ください。

さて、今回は、ノーシガヤターリャー?(どうでしたか?)ご意見、ご感想をぜひお寄せくださいねー。(辛口・甘口・塩味・しょうゆ味たまには、とんこつ味もいいねー。どんどんお寄せ下さい。)投稿もお待ちしています。投稿に関しての詳細を「くまから・かまから」のホームページ「もっと詳しく」の中に掲載しています。ご覧ください。ホームページの更新も時々していますので、タマンナ、ユリミール ヨー。

(たまには、寄ってみてね。)

次号は5月3日発行予定です。