人生を導く「9年サイクル」の流れ
準備・飛躍・完成を繰り返しながら、よりよい未来へ進むために
私は、多くの人の人生には、9年ごとのサイクルがあると考えています。
人によっては、1年や22年など、異なる周期を感じることもあるかもしれません。
けれども、多くの場合は、1から9までを一つの区切りとして、人生の流れが繰り返されていきます。
生まれた瞬間は、まだ数字を数え始める前の「0」です。
そこから、
1、2、3
4、5、6
7、8、9
という三つの期間を進んでいきます。
私は、1から3を「ステップの時期」、4から6を「ジャンプの時期」、7から9を「ホップの時期」と考えています。
それぞれの時期には、異なる役割と流れがあります。
今、自分がどの時期にいるのかを知ることで、無理に流れへ逆らわず、そのときに必要な行動を選びやすくなるのです。
小さなボートで理想の土地を目指す
人生を、一隻の小さなボートで川を下る旅として想像してみてください。
あなたは今、そのボートに乗っています。
これから川を下りながら、自分が理想とする土地を目指します。
ボートにあるのは、一本のオールだけです。
エンジンのような強い動力はありません。
自分の手でオールを動かしながら、川の流れを読んで進まなければなりません。
ただし、すべてを自分の力だけで進めるわけではありません。
川の流れは、宇宙から届くエネルギーのようなものです。
自分で漕ぐ力と、流れに乗る力。
その二つをうまく使いながら、人生の旅は進んでいきます。
1・2・3はステップの時期
旅の始まりは、川幅の狭い、穏やかな流れです。
水の勢いは強くありません。
ゆっくりとオールを漕ぎながら、少しずつ前へ進みます。
これが、1・2・3のステップの時期です。
川の周囲には、美しい景色が広がっています。
岸辺においしそうな果実を見つけたら、ボートを止めて取りに行ってもよいでしょう。
急ぐ必要はありません。
ゆっくり、ゆっくり。
景色を楽しみながら、慎重に進んでいきます。
ただし、川底には石がごろごろしています。
小さな流れだからと油断すると、ボートの底を傷つけてしまうかもしれません。
周囲をよく見ながら、少しずつ経験を積んでいくことが大切です。
休みながら学び、準備を整える
1・2・3は、休息しながら知識や経験を取り入れる時期です。
新しいことを学ぶ。
人と出会う。
技術を身につける。
自分の考え方を見直す。
これから必要になるものを、少しずつ自分の中に蓄えていきます。
この時期は、無理に大きな結果を出そうとしなくても構いません。
今取り組んでいる仕事や、これから始めようとしていることも、急いで完成させる必要はありません。
進みながら、
「少し違う気がする」
「このやり方ではないかもしれない」
と感じたら、一度立ち止まりましょう。
形を変える。
進む方向を少し調整する。
必要なら、最初からやり直す。
小さな修正を繰り返しながら、自分に合った形を探していく時期です。
最初の3年間が次の飛躍を決める
1・2・3の期間に、何を学び、何を準備したかによって、その後の3年間は大きく変わります。
この時期は、植物でいえば、土を耕し、種をまき、根を育てる時間です。
地上にはまだ大きな変化が見えなくても、土の中では次の成長に向けた準備が進んでいます。
結果が出ないからといって、焦る必要はありません。
人から見れば何もしていないように見えても、自分の中に知識や経験が積み重なっていれば、それは大切な準備です。
ただし、
「まだ準備の時期だから」
と言いながら、何もせずに過ごすのとは違います。
休みながらも、必要なことを学び、次の流れに備える。
それが、ステップの時期の過ごし方です。
4・5・6はジャンプの時期
しばらく進むと、川の両側に高い岩壁が現れます。
川幅は狭くなり、水の流れも急になります。
穏やかだった景色は一変し、ボートは強い流れに乗って、ものすごい速さで進み始めます。
4・5・6のジャンプの時期に入ったのです。
この時期には、全力でオールを漕ぐ必要があります。
前から岩が迫ってきます。
水しぶきが上がり、全身がずぶ濡れになることもあるでしょう。
ボートの側面が岩へこすれ、傷つくこともあるかもしれません。
それでも、よそ見をせず、目の前の流れに集中して進みます。
準備してきたものを大きく育てる
4・5・6は、1・2・3の時期に学び、準備してきたものを、大きく発展させる時期です。
勉強してきたことを仕事に生かす。
温めてきた計画を実行する。
出会った人との縁を広げる。
身につけた力を使って、新しい場所へ進む。
それまで静かに積み重ねてきたものが、現実の中で動き始めます。
仕事が忙しくなったり、責任が増えたり、大きなチャンスが訪れたりすることもあるでしょう。
物事が速いスピードで進むため、迷っている時間は少なくなります。
準備してきた力を信じて、思い切って動く時期です。
飛躍の時期にはトラブルも起こりやすい
4・5・6は、人生が大きく動く時期です。
その一方で、スランプやトラブルも起こりやすくなります。
仕事が増えすぎる。
人間関係が複雑になる。
思っていたほど結果が出ない。
勢いよく進んだために、体や心が追いつかなくなる。
川の流れが速いほど、岩へぶつかる可能性も高くなります。
だからこそ、ただ勢いに任せるのではなく、自分の状態を確認しながら進む必要があります。
疲れたら休む。
傷ついたら癒す。
間違いに気づいたら、早めに方向を変える。
全力で進む時期であっても、自分を粗末にしてよいわけではありません。
自分の人生に本気で向き合い、自分自身を守りながら進んでください。
チャンスを生かせない理由
4・5・6の時期に、なかなか前へ進めなかったり、挫折や不調ばかりが続いたりすることもあります。
その場合は、前の1・2・3の時期に、十分な準備ができていなかった可能性があります。
学ぶべきことを学ばなかった。
必要な経験を積まなかった。
自分の考え方や生活を見直さなかった。
穏やかな川の流れの中で、景色を楽しみながら丁寧に進んでいたのではなく、何となくボートに乗ったまま流されていた。
そのような状態では、急流に入ったときに対応する力がありません。
目の前にチャンスが現れても、そのチャンスを生かす準備ができていないため、気づかないまま通り過ぎてしまいます。
うまくいかないときは責めるより見直す
ただし、準備が足りなかったからといって、自分を責め続ける必要はありません。
気づいた時点で、できることから始めればよいのです。
今の自分に足りないものは何か。
どの部分を学び直す必要があるのか。
一人では難しいなら、誰に助けを求めればよいのか。
急流の中でも、できる範囲で立て直すことはできます。
また、思うように進めない時期が、すべて準備不足とは限りません。
心や体の不調、家族の事情、社会の変化など、自分だけではどうにもできない理由もあります。
大切なのは、単純に自分を責めることではなく、今の状況を客観的に見て、次にできることを探すことです。
7・8・9はホップの時期
急だった川の流れが、少しずつ穏やかになってきました。
両側にそびえていた岩壁も低くなり、川幅が広がっていきます。
力いっぱいオールを漕がなくても、流れに乗って安全に進めるようになります。
目的地が近づいてきたようです。
ここからが、7・8・9のホップの時期です。
1・2・3で準備し、4・5・6で大きく動かしたことが、一つの形になる時期です。
川の流れにうまく乗ることができていれば、理想としていた土地が少しずつ見えてきます。
上陸する場所を見極める
目的地が見えてきたら、ボートを岸へ寄せ、上陸の準備を始めましょう。
ただし、最初に思い描いていた土地が、実際に近づいてみると少し違って見えることもあります。
遠くからは美しく見えたけれど、住むには合わない。
もっと自分に適した土地が、近くに見つかる。
そのような場合は、周囲をよく見渡し、上陸する場所を変えても構いません。
7・8・9は、これまでの道のりを振り返り、最後の軌道修正をする時期でもあります。
ここまで来たからといって、最初の計画に無理にこだわる必要はありません。
今の自分に合った場所を選び直すことも、大切な判断です。
欲張りすぎて上陸の時期を逃さない
理想の土地が見えているのに、
「もっと先に、さらに素晴らしい場所があるかもしれない」
「ここで決めるのは、まだ早いかもしれない」
「もう少し進めば、もっと大きな成功が手に入るかもしれない」
と考え、上陸せずに進み続ける人もいます。
けれども、欲張りすぎると、旅を終えるタイミングを失ってしまいます。
長い旅で傷んだボートは、いつ壊れるかわかりません。
流れの先には、滝があるかもしれません。
そのまま海へ出て、大きな波にさらわれることもあるでしょう。
どこかで、
「ここまでで十分」
「今は、この成果を受け取ろう」
と決めることが必要です。
目的地へ着いたら、いったんボートを降りてください。
完成したものを受け取る
7・8・9は、ここまで積み重ねてきたものを完成させ、受け取る時期です。
仕事を一つの形にする。
長く続けてきた計画を終える。
人間関係の区切りをつける。
自分が歩いてきた道を振り返る。
次の段階へ持っていくものと、手放すものを整理する。
何かを始めることと同じくらい、終えることも大切です。
終わらせることで、初めて次の新しい流れを迎える準備ができます。
上陸した土地で、自分がここまで進んできたことを認めてください。
できなかったことだけではなく、できたことにも目を向けましょう。
ボートとオールを修理する
上陸したら、次の旅に備えて、ボートやオールのメンテナンスをします。
岩にぶつかってできた傷を直す。
弱くなった部分を補強する。
使い続けたオールを整える。
同じように、自分の心と体も休ませる必要があります。
睡眠をとる。
栄養をとる。
無理をしてきた体をいたわる。
緊張し続けた心をゆるめる。
会いたかった人に会う。
好きなことをして過ごす。
7・8・9は、成果を受け取るだけではなく、休息とメンテナンスの時期でもあります。
休むことは次のサイクルへの準備
旅を終えた直後に、すぐ次の川へボートを出す必要はありません。
一度しっかり休み、次の旅に必要な力を蓄えてください。
休息は、何もしない時間ではありません。
次の新しいサイクルを始めるための、大切な準備です。
ここで十分に休めば、次の1年目を迎えたときに、新しい気持ちでスタートできます。
反対に、休むべき時期にも走り続けていると、疲れや傷を抱えたまま次の旅へ出ることになります。
その状態では、小さな流れでもうまく進めなくなってしまいます。
体のメンテナンスを後回しにしない
7・8・9の時期には、心だけではなく、体の状態にも目を向けてください。
これまで忙しく動いていた間は、体の小さな不調に気づかなかったかもしれません。
仕事が落ち着き、緊張がゆるんだときに、疲れや痛みが一気に表れることもあります。
「今まで元気だったから大丈夫」
「忙しい時期を乗り越えたから、もう心配ない」
と考えず、一度きちんと自分の体を確認しましょう。
健康診断や必要な検査を受ける。
気になる症状があれば医療機関へ相談する。
生活習慣を見直す。
長く無理をしてきた部分を、丁寧に整える。
病気は早く見つけるほど、治療の選択肢も広がります。
次のサイクルを元気に迎えるためにも、体のメンテナンスを後回しにしないでください。
ステップ・ジャンプ・ホップを繰り返す
一般的には、
「ホップ・ステップ・ジャンプ」
という順番で表現します。
けれども、私が感じる人生の9年サイクルでは、
「ステップ・ジャンプ・ホップ」
という流れです。
まず、小さく一歩ずつ進みながら準備する。
次に、大きく飛躍する。
最後に、目的地へ軽やかに降り立ち、成果を受け取る。
そのため、1・2・3がステップ。
4・5・6がジャンプ。
7・8・9がホップなのです。
9年目が終われば、人生が終わるわけではありません。
次の新しい1年目が始まります。
また別の川を下り、新しい土地を目指す旅が始まるのです。
今の自分に必要なことを選ぶ
自分がどの時期にいるのかを知ることで、今するべきことが見えやすくなります。
ステップの時期なら、焦らず学び、準備する。
ジャンプの時期なら、準備してきた力を使って思い切り動く。
ホップの時期なら、成果を受け取り、手放すものを整理して休む。
準備の時期に、無理に大きな結果を出そうとしない。
飛躍の時期に、怖がって動きを止めない。
休む時期に、欲張って走り続けない。
その時期に合った過ごし方をすることで、宇宙の流れを味方につけやすくなります。
宇宙の流れと自分の力で未来へ進む
人生は、すべてが自分の思いどおりになるものではありません。
川の流れが急になることもあれば、思わぬ岩にぶつかることもあります。
理想の土地だと思っていた場所が、実際には違っていることもあるでしょう。
それでも、流れを読みながら、自分の手でオールを動かすことはできます。
休む時期には休む。
動く時期には動く。
進む方向が違うと感じたら修正する。
目的地に着いたら、きちんと上陸する。
そうして一つひとつのサイクルを重ねながら、私たちは少しずつ、よりよい未来へ進んでいくのです。
宇宙のエネルギーは、何もしなくても目的地まで連れていってくれるものではありません。
けれども、自分の力で進もうとする人の背中を押し、必要な流れを与えてくれるものだと思います。
今の自分がどの場所を進んでいるのかを見つめながら、その時期に必要な一歩を選んでいきましょう。
カウンセリング
Spiritual Counseling
~あなたの未来を鑑定して心から不安を開放します。~